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108 Persona外典−影の海・月の影−
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[>>448流したつもりなのに、 戦いの場には不釣合いな、どこか悠長な眼差しと共に 律は重ねて言葉の続きを求めてくる。
燃え散る焔の花びらを映した穏やかな瞳を向けられて、小さく息を呑む。 あの泣き虫だった幼馴染は、いつから、こんな優しい眼差しをあかりに向けるようになったのだろう。
泣くことも弱音を吐くことも出来ぬまま、 黙り込むだけだった強情な少女を優しく促すような、そんな双眸に]
たすけて。――怖いよ。
[胸の奥につかえていた言葉が零れ落ちた]
(468) 2015/02/20(Fri) 02時頃
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[>>478 たすけて――と、口にはしたものの、 どうして良いのか分からないまま、あかりは立ち尽くす。
だから、今だけは過酷な現実から目を背けても良いのだと、 弱さを肯定する律の言葉に促され、静かに目を閉じた。
壊れ物でも扱うかのように、 優しくあかりの手を取る律の指先は奇妙に冷たくて]
――掌の冷たい人は、心が温かいらしいよ。
[昔、何処かで聞いた話を口にした]
(484) 2015/02/20(Fri) 03時頃
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[焔が切り開く道を二人は走る。 あかりはただ手を引かれるまま、行き先は律に委ねる。
世界は異界と化していて、 今も仲間たちは戦っているはずなのに、 二人だけの逃避行に、何故か心が弾むのを抑えられずにいた。 虚空の赤い月を背に浮かぶ、 少女の形をした闇はもう嗤うことなどないままに。
黄金色の瞳で静かに地上の二人を見つめていた**]
(485) 2015/02/20(Fri) 03時頃
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が…わったら…きっと…
たくさんの…の…が…ちるのだろうね…
…に…まれた…と…
…んだ…の…を…どれだけ…ることが…るのか…
それは…するだに…しい…のだけれど…
その…に…
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