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21 ─明日も、薔薇の木の下で。
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ねぇ…
…に…める…けをして…
…に…らわれるように…けるから…
…みんなで…きたいの…
…だから…
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[フィリップに手を握ってもらい ふわっと笑いながら]
…ありがとうございます
[軽くきゅっと握り返す ついていられるのは自分が眠りに就くまで]
(…急用でも?)
[昨日と予定が変わっているようで 何だろうと疑問に思いながらも訊くのは憚られ
空いた手で髪を梳いてもらうのが心地よく いつしかうとうとと眠りに就いた]
(326) 2013/08/05(Mon) 23時頃
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だったら…えてあげて
…に…を…る…を
いいえ…は…っている…
…れている…の…が…
だから…い…させて
…い…が…く…ちる…へと…う…
…り…ない…
…
ほしい…
…がきっと…っている…
…を…ばし…を…め…を…かせるために…りないものを
…いと…う…の…が…ちるのを…っている…
もっと
もっと
…む…
…して…ゆるして…
…
…たして…いっぱいに…
…
…なぁに…その…
…があなたと…じだと…った…
ちがうっ
…うそつき…
…
…じなら…しさを…めてくれると…ったんだね…
…でも…の…は…なの…
…はあなたと…じ…をしているのに…
する…の…に…が…れ…ぶ…
…
だって…から…り…も…りでも…
…の…もりがあれば…を…させてくれる…がいる…り
…
…りって…した…がないから…って…からない…
だから…
…
|
[この部屋も薔薇の香りに満ちている 眠りに落ちる前、そう思ったが
自分に触れてる手の心地よさの前では 意味のないことのような気がして
その手がずっと離れなければいいのに 叶わないと知りつつも、願わずにはいられなかった]
(337) 2013/08/05(Mon) 23時半頃
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[うつらうつらと眠りながら見た夢は
薔薇咲き乱れる中庭 赤い血よりも紅い花を咲かせる木の下で 囁き合う誰か
その顔は――まだ見えない]
(346) 2013/08/05(Mon) 23時半頃
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ほら…も…じだったでしょう…
…が…いのはわかる…
…だったら…めてあげたら…
…が…に…めているものは…わかっているんでしょう…
…だ…は…しいのは…だから
…じゃあこのまま…っておくの…
それは…
…あなたは…を…れられればいい…
…は…が…しい…
…ならばあなたがとる…は…
ごめん…
…あなたの…みは…に…った…
あぁ…そうだね
…でもそれは…め…
あぁ…そうだね
…を…に…れるまでの…わり…
あぁ…そうだね…
…
ねぇ…
…の…は…ね…
…ずいぶん…きつけてみたのだけど…
…これが…かしら…
…だったら…ごめんなさいね…
…の…にたちたかったの…
|
[目が覚めた時には、やはりひとり]
(…今朝と同じか)
[違いといえば ここがフィリップの部屋であるというだけ リュシュカすらも今はサミュエルの元
まだ、薔薇の残り香が漂う部屋で ひとりで声を殺して泣いた]
(367) 2013/08/06(Tue) 00時半頃
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…どうしよう?
[ひとしきり泣いて、それでもまだ涙が出そうだが 泣いてばかりでは拉致があかないのは明白で
このまま、フィリップを待つべきか それとも、自分の部屋に戻るか、他の誰かに会うのがいいか
泣くのをどうにか抑えて考える]
(368) 2013/08/06(Tue) 01時頃
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もう…の…は…かないことにしたよ
…あら…どうして…
…
…は…を…にかければ…が…むんだ…
…わかっていて…かりにいったくせに…
…はもう…も…つけたくない
…そう…わかったわ…
…でもこれだけは…えておいて…
…の…いは…いを…めたくちづけでうつるのよ…
…ではまた…あなたが…を…とする…まで…
…を…えて…きればいいわ…
すみません…やりすぎました…
…の…として…ります…
ごめんなさい…
…こういう…の…い…は…ってると…うのですけど…
それに…してのお…りは…で…けますので…
|
そういえば… サミュエル先輩がピアノ弾いてない?
[ふと、それに気づいた 先ほど自分が訪れた時にも一旦留守にしていた この薔薇の香り以外に何か寮内で起こっているのか?]
…音楽室にいってみよう
[もし、彼がそこに戻っていれば 何かを聞きだせるだろうし そうでなければ――ピアノの弾いて時間を潰せばいい
『音楽室に行ってきます』
そう書き置きを残して、フィリップの部屋を出た]
(371) 2013/08/06(Tue) 01時頃
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[再び絵本は忘れられたままで]
(373) 2013/08/06(Tue) 01時頃
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…
…にしてない…
これをやってはいけないはないと…う…
…はいかんとやら…だと…えば…はっきり…うから…
…しんで…こう…
ありがとうございます…
そう…ってもらえると…が…くなります…
…な…は…かけお…いします…ですよ…
はい…しみたいと…います…
…さんも…しんでください…
では…
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― 音楽室 ―
…サミュエル先輩?
[音楽室には誰もおらず 声をかけてはみても、その姿は現れず]
(…やっぱり、何かあったの?)
[薔薇の香りはどこか不安を掻き立てる]
どうしようかな…
[それを紛らわすために、楽譜を漁る ベートーヴェンの熱情のソナタでもと思ったが 先ほどのことを思うと躊躇われ 結局選んでしまったのはショパンの楽譜]
(…あ、ちょっと間違えたかも)
(394) 2013/08/06(Tue) 08時半頃
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[しかし、引っ込めるのも癪である そのまま、譜面台に乗せてページを開いた
ノクターンop9-1変ロ短調の出だしを弾き始める 緩やかな、降り止まぬ雨のようにまとわりつく どこか甘くて憂鬱なメロディ やがて転調し、さらに甘さを増していく
寮内を漂う薔薇の香りのように それは胸を苦しめる
寂しい、哀しい、切ない、そばにいたい
その想いに応えるかのように背後から羽ばたきの気配 肩に止まる重みと爪の感触は――多分、リュシュカ
だけども、鍵盤の上で動かす手を止めたくない そのまま最後まで弾き続ける]
(395) 2013/08/06(Tue) 08時半頃
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[最後の和音まで余韻を残して弾き終わる
背後にひとの気配を感じで振り返ると サミュエルが覗き込んでいて 驚きと恥ずかしさで赤くなる]
サミュエル…先輩っ!
[真近で聴かれるのは、やっぱり恥ずかしい しかも、無防備に自分を晒した音だった
先ほどよりも遥かに恥ずかしい
泣きたくなったが、泣く訳にもいかず 笑顔とも泣き顔ともつかない表情で*固まった*]
(398) 2013/08/06(Tue) 09時頃
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はすべて…った…
…いつかあなたは…を…する…
…それまでは…の…で…きなさい…
…あなたの…しみは…の…しみなのだから…
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[抵抗する間もなくサミュエルに抱きしめられる]
…サミュ…おにいちゃん?
[ボンボンを食べた後の時にも こうして抱きしめてくれたのを思い出し 思わず、呟いた
あれはいくつの頃だったか
自分も身体は大きくなったはずなのに 彼の方がやっぱり、わずかに大人に近くて]
(…ずるいよ…いつまで経っても追いつかない)
[抱きしめたまま、自分の頭や背中に触れる 大きな手が妬ましかった]
(419) 2013/08/06(Tue) 12時半頃
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…どうして?
[その疑問は 自分を包み込む温かさの前では無力で
『人恋しく、なっちゃた』
という言葉が さらに抵抗感を消してしまう]
(…寂しい…どうして、俺を置いていくの?)
[それがこどもの身勝手なわがままなのだろう そう思えば思うほど、抑えきれなくなり
――サミュエルを抱きしめ返していた]
(421) 2013/08/06(Tue) 13時頃
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[薔薇の香りが強くなったと思った直後 軽いノックが聞こえ 肩からリュシュカが飛び去った
『フィー』
その向かう先には 彼のご主人様フィリップがいた]
…フィリップ先輩?
[この香りは彼が齎したものなのか? そう思えるほど、強くなっていて くらりとめまいに襲われる]
(424) 2013/08/06(Tue) 13時半頃
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[素っ気ない、けれども棘あるひと言は まるでナイフのように突き刺さり ぼんやりしていた感覚が霧散する]
…フィリップ先輩!
[しかし、それは彼の耳には届かなかったのか 扉は閉ざされ、リュシュカと共に姿を消した]
(425) 2013/08/06(Tue) 14時頃
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おにいちゃん…サミュエル先輩… お願い、正気に戻ってよ!
[彼の腕の中でジタバタもがいて どうにか身体を引き剥がし 惚けた顔にパーンと平手打ちをすると サミュエルはいつもの彼に戻っただろうか?
多分、その目に映る自分はこどものような*泣き顔*]
(426) 2013/08/06(Tue) 14時頃
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