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78 わかば荘の薔薇色の日常
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──…、…ぅ
[上手く言葉さえ出てこない。 ぱくぱく唇を動かして、そのままベッドに運ばれてしまった。]
…ま 待っ
[出て行くような達久の背に振り絞って声をかける。 常温になった桃のゼリーが渡された、けど。]
た まご 、がゆ…。
[食べるなら、あれが、いい。 なんて、わがまま。]
(577) 2014/06/29(Sun) 00時頃
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いい、いらな――
[い、と、また麻央の好意>>572を拒否しそうになった。 自分の中では、麻央が何かをしなくてもいい場面だと、負担を減らすためにと思ってのことなのだが、好意を受け取らないのと、意味が違うとも思って。]
――……、 綺麗なもの、なら、なんでも。
[考えて、出した結論はとても抽象的。]
(578) 2014/06/29(Sun) 00時半頃
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[わかば荘では、酒にまつわる失態を見せた事は無い。 酒は外で飲み、だいたいが飲んだ後は部屋へは帰らない。 とくにそう定めたわけではないが、 その場その場で最善を選んでいると自ずとそうなる。
差し出されたビール缶と藤堂の顔を交互に見て。]
ん……
[右手に箸。左手に皿。 飲ませてくれねーのかと冗談半分無言で訴えた。]
(579) 2014/06/29(Sun) 00時半頃
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[>>567嫌みなく笑う進の肩を、こちらもけらけら笑いながら軽く叩く。 どうやらその物言いが気に入ったらしい。ツボが不明だ。 おまけに火のそばで人をどつくのは危険だとは、頭が回らないらしい。
>>576なにかおすすめヨロ、とやっと見つけたグラスを藤堂へ差し出して。 さて、新たな肉をと思っていたとき。 >>565不意に目の前に差し出された、肉]
……あ?
[あまりにも不可解な行動の真意を問いたくて、差し出す男の顔を見れば >>575可愛い弟分の頭を撫で出す姿に、駄目だ離れろと咄嗟に思った。
というか、手首を掴んでべりっと引き剥がすために手も出た]
(580) 2014/06/29(Sun) 00時半頃
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を…で…かれた…がした…
…つけんじゃね…ぞ…
…してしまうのは…い…
…き…を…せたくないのはよく…かるが…
…いいってことだ…
…えろ…えられるから…すんな…
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[そして、手の中のグラス>>575は、遊さんのと合わさって、きんと高い音をさせる。 甘くて美味しい、をそのまま信じて、口をつけた。 香りは確かに甘い、ような。 恐る恐るといった調子でいたら、ふいに頭の上に手が乗る。 撫でる手に誘われて、勇気を出して、一口目をぐ、っと。]
――っ!
[飲んで、飲み下して、喉が灼けるよう。 げほげほと何度か強く咽せ込んだ。]
(581) 2014/06/29(Sun) 00時半頃
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[御薦めを希望する麻央>>580に、山田錦をついでやる。 肉を食べる様子をみていれば、翔平からの無言の訴えがあり。
翔平>>579とその手元を見やり。 もう一度翔平の顔をみる]
……なんだ、わがままなやつが多いなあ。
[素直とも言うがやれやれと肩をすくめて。
一瞬からかってやろうかとか、そんなことがよぎったが、そんなからかい癖のせいで困らせてしまったやつのことを思い返し]
ほら、これでのめるか。
[口元に缶ビールを差し出した]
(582) 2014/06/29(Sun) 00時半頃
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ッ …──?
[來夏の頭に触れていた手が 横から伸びて来た手>>580に引き剥がされる。
まったく想像していなくて、これには少し驚いた。
ソナーのようにそちこちに伸びていた意識が 草芽の前髪の下辺りに集約される。]
(583) 2014/06/29(Sun) 00時半頃
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ん?んん。 両方食え。
[まだ何か、と振り返って続く言葉に破顔した。
卵粥な、残ってる筈だがさて。 すぐ戻ると残して、部屋を出ると バーベキューの匂いが二階まで届くようだ]
まだ肉残ってんのかなー。
[しれっとした顔で、談話室からウッドデッキを覗く]
(584) 2014/06/29(Sun) 00時半頃
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ゃー…徳仁くんが飲ましてくれる方が 美味くなりそうな気がして…だ。
[わがままなんかじゃありませんと、シレッと。
口元のビール缶へ唇寄せて、藤堂に傾けて貰って一口。 よく冷えたビールは肉の脂の残る舌に良い刺激をくれる。 しゅわっとした苦味が美味い。
二口目は、皿の上に箸を置いて空けた右手で、 ちゃんと缶を受け取ってから。 美味い。]
(585) 2014/06/29(Sun) 00時半頃
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[すぐに談話室に引き返したのは、ひとえにデッキ組の酒盛りが、魅力的だったからだ そこそこ腹も膨れたし、色々あって元気も出たし、そんなすぐに酔うことはないだろうが油断はできない
使った道具や調味料を片付けて、海老は美味いんだけど後の生臭さだけは気になるなあなんて考えた後 何とはなしに冷蔵庫を開ける]
…信也くん…大丈夫やろか
[残されたままの粥。戻ってこない天露と平井。まだ何か言い争っているのか、それとも安静にしているのか。後者だといいのだけど]
(586) 2014/06/29(Sun) 00時半頃
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つけ…んっ…
…されて…と…が…る…
よるけれどそれは…に…で…っているとかではなくて…
それと…はたぶん…だけど…
…の…は…つけてしまったかもしれない…
ごめん…なさい…
…つ…ひさ…
…れてしまう…に…れる…で…んだけど…
…い…なんていってごめんなさい…
…してくれたの…ってごめんなさい…
…てないでくれてありがとう…
…えさせてくれてありがとう…
どれを…えばいいのかわからなくて…
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俺が飲ませる飲ませないは関係なかろうて。
ちなみに飲ませてくれと頼まれた場合、定番なのは口移しだろうか?
[結局からかう口調で問いかけつつ、普通に缶を傾けて一口。 それを美味そうに飲む様子を見ながら、缶を受け渡して]
けが人はあまりのみすぎないようにな。
[翔平>>585を心配する言葉を投げかけながら、自分のグラスに口をつける]
(587) 2014/06/29(Sun) 00時半頃
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…おっ…か…ぇ…り
…にいっておいでといったから…
…いまさらだけど…り…した…
…やっぱり…い…れ…ない…
…はず…かし…かった…
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…っわ、達久さん!?
[今日は不意打ちづくしの日なのか。ちょうど冷蔵庫を締めたところでひょっこり平井が顔を出して、思わず大声を上げてしまった]
あの、信也さん大丈夫ですか? あと、すんません。102号室で無理矢理寝かせたの、俺なんです…信也さんは、ちゃんと部屋に戻ろうとしたんすよ
[心配していたことと、謝らないとと思っていたことを続けて口にして 流れで、あの部屋での会話を聞いていたことまで告白してしまったことにはまだ気づかず]
(588) 2014/06/29(Sun) 00時半頃
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[噎せる來夏にも どしたと聞く藤堂にも反応出来ず 草芽に腕を確保されたまま、狐目に探る色を纏う。
周りには、この草芽の突飛な行動も いつもの喧嘩まがいのやり取りの 延長線上に見えているかもしれない。]
(589) 2014/06/29(Sun) 00時半頃
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[何度か咽せ込んで、ようやく落ち着いて。 それでも頭を上げれば くらり、と浮遊感が残る。 確かに甘みは感じたし、ビールのような苦いアルコールの味はしない。 だけど火がつくように熱くて、とてもグラスを半分、一気になって飲める気がしない。]
は、――
[酒臭い息を吐いて、とりあえず酒より肉の方に手を出そうと、改めて網に向かう。]
(590) 2014/06/29(Sun) 00時半頃
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ありがと…と…
ちょっと…ってね…
…
…ああ…へぇ…
はじめてだ…ありがと…
あっちでもらうね…
…
…めてばっかいないで…
ちゃんと…も…いなよ…
…
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[背中に小さく言葉をかけて。 見えた破顔に、一気に熱が頭まで上ってきて。
これたぶん、オレ、今日死ぬんだと思う。
部屋を出て、二階から気配が消えるまで、息を止めて。 布団に潜り込んで、ぎゅうっと丸く縮こまって。
…結局、また泣いていた。 涙で全部、涸れてしまうかもしれない**]
(591) 2014/06/29(Sun) 00時半頃
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[肉にかぶりつく。 滲み出る肉汁も、かたさも申し分なく、普段コンビニ飯で済ませている南方には十分すぎる贅沢だ。 問題は、いまいち食欲のないこと。 あぶらっぽい食事にあわせて飲み物代わりにするには、泡盛は少しさくさくとは飲み難い。それでも美味しかったので、つるりと平らげてしまった次は、元々の目的の、フランクが持ってきたらしいビールを飲みながら肉や海老を食う。 次にはそろそろ、せっかく飲み放題だというのだから、山田錦や上善如水でタダ酒が出来るなら、それは有り難く堪能しておくべきに思える。]
(592) 2014/06/29(Sun) 00時半頃
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おう、その粥食うっていうから取りに来たんだ。
[冷蔵庫を覗いていた宇佐美の声につられてびくっとしつつ 中身を指さして回収完了、コンロに乗せてかるく温めなおす]
なんか熱っぽいからまだ寝かしてある。 お前冷えぺたとか持ってるか?
あー、なんだ。そうだったのか。
[ん、なんでその事を知っているんだろう、とは思ったけれど まーいっか]
(593) 2014/06/29(Sun) 00時半頃
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[>>578綺麗なものってなんだ。ダイヤ? などと、また相手を困らせそうな思考は、口に出ることはなかった]
あ、えっと……
[>>583咄嗟に掴んでしまった遊の手首を持ったまま、今の自分の行動に説明が付けられずに視線をおたつかせる。 といっても、分厚い前髪の下では見えはしないだろうが。 掴んでいる手が、ひやりと冷たくて、なぜだかそこから侵食されるような心地になる。
数秒の停止は、徹津が噎せる音で魔法が解けた]
わ、わるい。
[ぱっと手を離して、なんとまさかの謝罪という明日は赤い雪が降りそうなくらい珍しいことをして。
噎せる徹津の背中を擦りながら、物凄くばつの悪い顔をしていた]
(594) 2014/06/29(Sun) 00時半頃
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[二、三、野菜と肉を見繕って。 壁際にふらり、離れて、ゆるゆると座り込む。 咽せたせいで一気にアルコールが回って、足元が危うかった。]
、ん
[なのに、座ってしまうと不思議と浮遊感は落ち着いてしまうもので。 肉と、グラスと。どちらも持ったままだったから、壁に持たれて一人、ほんのちびちびと口をつけるような酒盛りをはじめる。]
(595) 2014/06/29(Sun) 00時半頃
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ああ、食欲出たんすか?…良かった
[粥を持ってきてほしい、という約束を。間接的に果たせそうなことにほっとする。少々海老やにんにく臭いけれど、コンロだって綺麗にしていたし]
冷えぺたは…ないすね。氷ならあるんすけど
[ここにもだが自室に、酒用のが
先ほどの剣幕に、何を考えているんだとゲンコツ1発くらい貰う覚悟でいたので、予想外にあっさりした反応にほっとして]
俺、買ってきましょうか? もう飯ほぼ食い終わったんで
[平井にはまだ天露についていて欲しい。他の面子はまだ楽しい食事をしていて。だったら自分しかいないかと]
(596) 2014/06/29(Sun) 01時頃
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手酌の酒よりひとの酌で飲みたい派…って事で。
[酒の席めいた揶揄の混じる藤堂の口ぶりに、 やっぱり一口目のほうが美味かった…なんて加えて。 それでも、まあ、自分で缶傾ける三口目も美味い。]
……徳仁くんの定番は、そーなん覚えとくわ。 温いビール味のちゅー…美味いけど。
一本でやめとく。
[否定と工程綯い交ぜに、こちらも冗談半分に。 まだたっぷり中身の残る缶を軽く揺らして見せた。 ちゃぷん。]
(597) 2014/06/29(Sun) 01時頃
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