78 わかば荘の薔薇色の日常
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[南方の手から鉛筆を、奪うではなくそっと取り上げ、 キャンバスを支えるイーゼルの端に置いた。
ゆっくりと息を吐き、 撫でていた手を離すと、南方の背後に回り込んだ。]
(631) hana 2014/07/07(Mon) 00時頃
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[冷たい、温度のない、 小枝のような遊の指が、南方の瞼を覆い 視界に映る、かつてモデルが立っていた空間も、 遊が座っていた椅子も、白いキャンバスも、イーゼルも。
全て──全てを、闇に覆い隠した。]
もう、描かなくていいから──
[抑揚のない遊の声が、暗示を掛けるように、 視界を塞いで、引き寄せた南方の後頭部に、ゆっくりと囁いた。]
(632) hana 2014/07/07(Mon) 00時頃
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−とある日のこと−
あ。
[いつかのように、またソファで寝ている白猫を見つけた。 管理人にアメリカ産オレンジを持っていこうとしていた足は、少し止まる。
暫しの思考の迷いの後、足音を忍ばせて近づいて。 ソファの彼と目線を合わせるように、すとんと腰を下ろす]
……寝てんの。
[問いかけたのは、前回のことがあるから。 もういたずらしようとして起きられるどっきりは味わいたくない。
まあ、問いかけたところで、寝てようが起きてようがはいそうですというわけもないのだが]
(633) kaisanbutu 2014/07/07(Mon) 00時頃
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……。
[昼間のまどろむ光に照らされて、睫が透けて見える。 色素の薄い髪は、クーラーの風に揺れて]
……なあ、寝てんの。
[もう一度問いかけながら、オレンジを床に置く。 ごろん、とフローリングを案外硬い音が転がった。
みずみずしいそれから、柑橘の匂いがする]
(634) kaisanbutu 2014/07/07(Mon) 00時頃
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[タコの出来た手から、鉛筆がとりはらわれた。 なぜだか不思議と、ほっとしていた。
アイボリー色の、なにも色ののらないキャンバスは、 これはこれで、美しかった。**]
(635) gekonra 2014/07/07(Mon) 00時頃
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