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28 わかば荘の奇々怪々な非日常
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[思った通り談話室は賑やかだった。 扉の前、越智の後ろに立つ私が扉を開ける事は無い]
賑やかですね。相変わらず。
[そんな事を言いながら。 部屋の中、越智に声を掛けた円>>13に、にっこりほほ笑んだ]
(21) pannda 2013/09/07(Sat) 20時半頃
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[談話室には殆どの住人が集まっていて 管理人さんの鶴の一声の力を改めて感じるのです。
如何ぞ好きに持って行って下さい、と大口を広げたビニール袋。そこから覗く駄菓子は様々で、放って置かれず、初見先生>>19が手に取るのを横目に気付き、嬉しくて口許が綻んだ。 ひとの手に、また次のひとの手に、お菓子が縁を運んでゆくのを。]
う、植頭さんも、お茶請けを持って来られたのですか?
[こちらに声を掛けてくれた、柔らかい雰囲気を湛えたひと。 越智の後ろの、植頭>>21に視線を向けて、 手許のものに気付き、声を返すのです。]
は、はい。 み、皆さんご一緒で、とっても賑やか、です!
(22) mo_om 2013/09/07(Sat) 21時頃
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[来た時は人見知りが激しく、溶け込めるだろうかと 心配していた少女は甲斐甲斐しく皆の世話をしていた>>22 それを喜ばしく思いながら、指された手土産を彼女に渡す]
ええ。 ティラミスとクッキーです。 でもお金の関係で、後7人分ずつしかないのですよ。 私はもう食べたので、難しいかもしれませんが わけて食べて下さい。
[物凄い難問を彼女に手渡した]
(23) pannda 2013/09/07(Sat) 21時頃
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[人見知りは深く根を張っていて、容易に除けるものではなくて。 ただ、苦手なことは、嫌いなことじゃあなかっただけ。 あたしは他人が、ひとが嫌いなわけじゃあないのです。
植頭>>23から差し出された箱を受け取ったのは、条件反射。 ふわりと香るティラミスの、チョコレートの香り。 表情が輝くのも束の間―――…]
な、なな!
[ざ、と談話室の人数を確認する。 今日は、住人の数よりも、ひとの数が多い。 真っ先に自分を数から引いて、ええと、それでも。]
お、お、お任せください! 植頭さんも、その、有難うございます。
[お菓子は素直に嬉しくて、ぺこり、深く頭を下げました。]
(24) mo_om 2013/09/07(Sat) 21時半頃
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マドカは、どうやって分けようか考え込んでいる。ぷすぷすぽん。
mo_om 2013/09/07(Sat) 21時半頃
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…… 後で 少し。 時間ください。
[>>18初見の言葉に嫌な予感が消えない。 皆がいる前で言えないような趣味なんて男は持ってない。 少なくとも自覚的には。
ここで言えないようなってどんな趣味を持っていると思われているのか、問いただすのもやや勇気が必要だった。]
(25) kokoara 2013/09/07(Sat) 21時半頃
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…… 越智、か。
[>>13立花の声に、男はああ、とイメージを繋げていった。 見てしまったもの。 初見と新居の話。 繋がってしまえば、疑問を挟む余地も残らない。
当人から言葉があるだろうか。 これまで着ていた女の格好をやめた心境はどんなものだろうと思うも、言葉で以って急かすことはなく、ただ視線を向けた。]
(26) kokoara 2013/09/07(Sat) 21時半頃
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[越智と一緒にやってきた植頭が、>>23>>24数が限られているらしいお菓子の登場に、男の目が輝い]
…………
[たのをなかったことにしようと逸らした。 こういう場合、優先権は年下にある。 その次は女性。 男は甘いものでなくともおいしくて腹が膨れればいいわけで、だから下がって大人しく珈琲を飲んでいる。]
(27) kokoara 2013/09/07(Sat) 21時半頃
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[どうやらお菓子の配分は難題の様だった。 ぎくしゃくと受取り、唸る円>>24にしまったかなと 首を傾げて私も人数を数える中]
…………。
[輝かせた目を逸らした宝生>>27を見つけてしまった]
あ、円さん。 彼にティラミスを上げて下さいね。 彼には後でお願い事をしないといけないので、 今のうちに賄賂を送っておきたいのです。
[何の事は無い、ミィを抱かせて欲しいだけなのだが。 もう彼を何処かで怯えている私は消えていて。 和やかに彼を見れる事に気付いていた]
(28) pannda 2013/09/07(Sat) 22時頃
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[人となるべく関わらないのは、彼にとって自己防衛の一つでもあった。人と関われば思うことが増える。それは人と人の間にあるべきことであって以下略。 しかし自らが人であることを認めた彼に、その労力は不要だ。それでも一定の距離を取ってしまうのは恥ずかしさやら、気遅れやら、色んな感情の混じり合った結果だった。 人の気配を感じながら、話す声に耳を傾けて。今はそれだけで十分だと思っている彼の視界に、>>19指に挟まれた四角いものが現れた。甘くて、美味しくて、四角い。キャラメルだ。]
………………ん、
[初見の顔は見えない。しかし勧められるものを断ることもできない。気付けば今日は随分沢山のものを貰っている気がする。 両手でミルクのコップを握ったまま口を開けて、手づからキャラメルに食いつく。包装紙に包まれたままかどうかは、確認していなかった。]
(29) nico 2013/09/07(Sat) 22時頃
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[数え間違えさえなければ、今、この場に居るのは11人。 植頭の分を抜いて10、自分を抜いて9、まだ足りない。
ぐうるぐうる、数字が踊る頭のなかで、]
宝生さんの分、ですね!
[きら、と目敏い宝生>>27の視線は見逃したが 植頭>>28は気づいたようで、言われた通り、頷きました。 お願い事、何だろう、賄賂なんて単語を選ばれたものだから、好奇心が傾くのですが。植頭の目を物問いたげに見るだけで、聞けずに。]
あ。 植頭さん、あ、あたし閃きました! 半分に切り分ければ良い、のですよ、!
[ぴこん! と、豆電球、漫画ならば輝きました。]
(30) mo_om 2013/09/07(Sat) 22時半頃
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[そして、身を翻して、談話室のミニキッチン。
さくさく・ぱんださんを脇に挟んで 管理人さんに淹れてもらった珈琲カップは両手の中で 団欒の輪を離れて、小走りに滑り込みます。
長くも大きくもない腕と掌で、持てる精一杯。 落とさないように気を付けて、空いたスペースに置いて。料理が得意なわけでなくても、ナイフくらいは扱えるので、ティラミスを半分に切り分けて。]
クッキー、は、わ、割れませんね………
[時々唸りながらも、最善を、頭をぐうるぐる。]
(31) mo_om 2013/09/07(Sat) 22時半頃
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[>>10さくさく・ぱんだを差し出され 手を突っ込むと、遠慮なしにつかみとる。]
立花…、美味い。いいやつ。
[頬を膨らませ、モゴモゴと食べていると、 >>14和服の男に声をかけられた。]
初見さん。どうも。
[一応、歳上っぽく見えるひとには敬語を使う。 でも、初見は俺より歳上には見えるが、 見た目年齢不詳だ。]
その服、渋いっすね。
(@0) ぽか 2013/09/07(Sat) 22時半頃
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[ぐるぐる考える円の姿>>30は助け船を出したくなる 愛らしさだったが、これも彼女には試練の1つとぐっと我慢]
そうですね。 いいアイディアです。 お願いしますよ。
[閃いたと輝いた顔にはうんうん、と頷いて 取り敢えず隅にでも座っておけばいいだろうと 邪魔にならない様に部屋の端に丸椅子を持って移動した]
(32) pannda 2013/09/07(Sat) 23時半頃
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[部屋の端から全体を見ると先日までは見れなかった光景ばかり。
引っ越してきたばかりのジャニスに心許した様に見える 病沢の様子に、宝生と…見たことの無い若者。 初見や福原、恐らく新居や白栖もそうなのだろうか]
皆さん仲良いですね。
[何となくそう纏めたくなる雰囲気だった]
(33) pannda 2013/09/07(Sat) 23時半頃
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[>>33またも初めましての男が、 美味そうな匂いをさせて入ってきたのを さくさく・ぱんだを食べながら眺めていた。
この家は、皆いい人そうで、 なんだか居心地がいい。
自分のせいで、男の持ってきたお菓子が足りないと 悩んでいるらしいことなど考えず 実にのんびりとおやつを食べ続けている。]
(ぼりぼりぼりぼりぼり…)
(@1) ぽか 2013/09/07(Sat) 23時半頃
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―談話室―
[なごやかに流れる時間。 甘いお菓子と甘い珈琲と一緒に楽しむ。 周りの会話を聞くとはなしに聞くばかりで、 静かに、“さくさく・ぱんだ”をサクサクと。
窓の外。ウッドテラスの向こう。 庭の樹の下で、肥った三毛猫が眠っている。 女の亡霊に解放された身体をくったり伸ばして。
庭へ出てみると、 湿っぽい黴臭い風はもう失せていて。 かわりに残暑のしっとりとした風が。]
……おいで。
[すっかりおとなしい三毛猫を呼び寄せ。 のそのそ近寄ってきた猫の小さな額を撫でた。]
(34) onecat69 2013/09/08(Sun) 00時頃
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ん? 嗚呼、構わないよ。 私も君に本を届けたかったんだ。
[ 宝生君>>25の言葉に頷きを返したが、はてさて何か用事でもあったのだろうか。私は心の内で首を傾げながらも、この場で言及することは避けた。何か大人の事情があるのかもしれないし、はたまた子どものような照れがあるのかもしれない。それを知ることができるのは宝生君だけであるからして、私はただ彼の意思を尊重するまでだ。]
……ん?
[ そうして話をしてまた手元に視線を落とすと、丁度病沢君>>29がキャラメルを口で受け取るところだった。包装はそのままだったから、銀紙がついていたと思うのだが、ただ咥えただけだろうか。私の位置からは、彼の表情まで覗き見ることは出来ない。 それにしても病沢君は猫のようだ。猫と言うものは渡来品で、天皇も溺愛したと言われている生き物だ。清少納言の『枕草子』には、帝の猫に飛びついてしまい痛い目を見る犬の姿が記されていたりする。結局何が言いたいかと言えば、私の目にも猫のような病沢君は大変愛らしく思えたということだ。空になった掌を返して、病沢君の頭へと伸ばした。]
(35) toimoi 2013/09/08(Sun) 00時頃
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― 204号室 ―
[ジャニスを視界に映した時、 温かい手が背に添えられたように感じた。
まるで、空気の振動を伴わない声>>2:258が、 肌に直接伝わったかのように。
次に感じたのは暖かい風。
そよりと金糸を揺らしていたそれが、 突然大風となり、今度は金糸を乱した。
声>>2:@43のした方へと翠を止めたなら、 頭に何かが触れる感触。
103号室で感じたあの、空気の壁が押し付けられるような……。]
(36) ぶんちゃん 2013/09/08(Sun) 00時半頃
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本当に、来てくれた……のね。 お姫様なんて……。
[すっと目を細め、 ふふ、と頬を染めて、はにかんだような顔に。
未だ見ることは叶わないが、
その声の方向へと翠を向けたなら、 偶然にも此方へと手を伸ばしている、 隣に立つ国谷の瞳へと視線が止まる>>2:248。]
(37) ぶんちゃん 2013/09/08(Sun) 00時半頃
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[その瞬間と時を同じくして、 震えを起こした女の声>>2:#8>>2:#9聴こえた。
国谷の方を向いていたからか。
或いは、向いていたとしても、 その姿>>2:#7を見ることは出来なかったかもしれないけれど……。
声で分かる。 穏やかで、温かい声音で。
「ごめんね」という言葉によって、 蘇った記憶の中の母と重なり、
また一つ、ぽろりと珠が頬を転がり落ちた。]
(38) ぶんちゃん 2013/09/08(Sun) 00時半頃
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[縋るように手を伸ばし、 頭に触れるそれへと、自らの意志で触れようとする。
掌の中にその空気抵抗のようなものを感じたなら、
触れた先から、色を吸い上げて染まっていく布のように、 透明で、空気と一体化していた彼が、 人の姿へと染められていくのを見た。
「見る」ことも思い出した。 それが良いことなのか、悪いことなのかは分からない。
けれどそれよりも今は、]
赤、好きなんですか……?
[その人に逢えた、それが嬉しい。]
(39) ぶんちゃん 2013/09/08(Sun) 00時半頃
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[>>35食いついてそのまま口に入れたキャラメルは甘くなかった。というより、舌に触れる感触は食べ物ですらない。 一度コップを床に置いて指先でキャラメルを掴み出し、銀紙を捲る。この恥ずかしい一連の行動が誰の目にも映っていないことを、彼はひっそりと願いながら、再びキャラメルを口に放り入れた。 甘くて、美味しい。そこにミルクを足す。美味しい。]
…………………。
[何度も染色を重ねて痛んだ髪に初見の手が伸びてくる。敢えて人工的に痛めたそれもまた、彼が人であることを放棄していた証のようなものだった。 誰かに撫でてもらえる。褒めてもらえる。彼にとって当たり前ではなかった感触を覚え込もうとでもするかのように、視線を落として掌を受け入れる。温かい。]
(40) nico 2013/09/08(Sun) 00時半頃
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フッ、約束しただろ?
[>>37 言葉を口にして数秒。 白栖の頭を撫でていた手の動きが止まる。 しゃがみ込み、顔を近づけると目を輝かせて翠の瞳を覗き込んだ]
俺の声が、分かるのか?
[見つめてくる瞳が自分を見てくれている。 そう感じ取れることが幸せで、鼓動の音が高鳴った。 >>39 自らの手に触れる白栖の手指が細く、心地好い]
いいや
[問い掛けに首を横に振る]
君の翠が、一番好きだよ
[>>38 頬を伝う雫を指で掬い、微笑みを向けた]
(@2) rusyi 2013/09/08(Sun) 01時頃
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[ 普段誰かの頭を撫でることがないため、触れた感触をどう表現すればいいのか分からない。強いて言うなら、病沢君>>40の毛並みもとい髪は、原稿に追われて何日も缶詰になった後しっかりと洗った、私の髪に似ているだろうか。嗚呼、文字を扱う者として、何と貧相な比喩だろう。もっと見聞を広めなくてはならない。手始めに、今度学生の髪を触らせてもらおうか。]
……通報される気がするな。
[ こうして自重できるのが大人だ。が、自重しないのもまた選択である。病沢君からどこか安心した雰囲気を感じるのは、私の都合のいい頭が見せる幻想だろうか。目元が緩むのを感じながら、私は病沢君の頭を撫で続ける。 せっかく綺麗な色をしているのに、あまり指通りがいいようには思えない。今度女子学生たちに髪の調子を良くするものでも聞いてみようかと考え、彼女たちの驚く顔が安易に想像出来て、私は小さく笑みを零した。]
他に欲しい物はあるかい?
[ 病沢君が椅子に腰かけないことが僅かに気にかかったが、彼がそうしたいのならそれも構わないだろう。『小公女』のおじさんにでもなった気分で、私は彼に優しく問いかけた。]
(41) toimoi 2013/09/08(Sun) 01時頃
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[>>41通報。それが何を意味するのか、彼には理解できない。 ただ初見の心地良い手の感触を受けながら我知らず機嫌が良くなっていたのか、気付けばいつもより早いペースでミルクのコップが空になっていた。
問われたことに首を横に振ろうとして、しかしそれでは初見の手の動きの邪魔になってしまうことに気付き。ミルクで潤った喉を軽く擦ってから、薄い唇を開いた。]
…………みんな が、いて くれたら それで。
[他に欲しいものはない。 問われたのが目先のことでも、彼にとっての返答は同じだ。ポケットの中には、フエラムネとチュッパチャップス。 叩かなくても増えた縁。 空になったコップを横に置き、細い指はフエラムネの包装を剥がす。ジャニスや宝生がしていたようにそれを唇に咥えて息を吹きかければ、ぴゅう、と軽やかな音がした。]
(42) nico 2013/09/08(Sun) 01時半頃
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うん、……聴こえます。 字で見るのとはやっぱり、違う……。
字が書かれてくのを見るのもドキドキしたけど、 声は聴いてから、ドキドキします、ね……。
[ふわり、また風が吹いた>>@2。 人の形を為す前の温かな空気が、顔前に近付き前髪を揺らす。
国谷の身体が人に染まりきったなら、 生身の人間と違わないその顔が近くにあって、少しだけ動揺と照れが。
「君の翠が」と頬を拭われて、 泣いて火照っていた目元が更に熱を帯びて。]
国谷さんって、キザですね。 ふふ、 ……でも、嬉しい。
(43) ぶんちゃん 2013/09/08(Sun) 02時頃
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[ 病沢君>>42の言葉に、一瞬彼を撫でていた手が止まる。それはとても細やかで、けれど贅沢な願い。その望みは決して永遠ではないことに、彼は気づいているだろうか。若さ故の純粋さが生む痛みに懐かしさが込み上げて、私は笑みを深める。再び髪を梳きながら、ゆっくりと口を開いた。]
ならば、今を大切にしなさい。 積み上げる思い出が、一枚の頁になるように。
[ 説教臭かっただろうか。まあいい。年齢のせいにしてしまおう。病沢君が何やらごそごそと作業をしている姿に目を留め、次いで聞こえてきた軽やかな音に瞬きをする。]
嗚呼、夏の音だね。 透き通っていて、とても綺麗だ。
[ まるで君の心のようだとは、さすがに胸の内に留めておくことにした。水晶のような彼の心に、わかば荘の思い出が染み渡ることを祈って、私はただ静かに珈琲を飲む。先程よりずっと甘く感じたのは、きっと彼のおかげだ。]
(44) toimoi 2013/09/08(Sun) 02時頃
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[見えてしまったなら、 普通の人間との見分けがつかない程で…… 彼が霊体であることが嘘のよう。
きゅぅと締め付けられる胸は、嬉しさだけではなくて。
約束通り現われてくれたヒーロー、 その頬に、手を伸ばし添えようとした。]
国谷さん、 あたしも……あなたを助けたいんです。
[何が出来るかは分からないけれど、 このままではいけない、そう思って。
遠いところへ行ってしまうのかもしれない。 二度と逢えないかもしれない。
けれど、あの声の女性のようになって欲しくなかったから。]
(45) ぶんちゃん 2013/09/08(Sun) 02時頃
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キザな男は嫌いか?
[>>43 嫌いならば少しは正す努力をしよう。 しかし、伝えるのは全て真実なのだ。 くすりと笑みを浮かべる国谷が動けば、温かな風がそよいだ]
俺は君の瞳に見つめられただけで、ドキドキしてしまうよ
[>>45 頬に触れる細い指に手を重ね、続く言葉に首を傾げる]
俺は助けてもらうことは、何もないよ
俺はただ君を守りたい 君の綺麗な翠の瞳にいつまでも見つめてもらいたい
[頭を撫でる手を下ろし、白栖の頬に触れようと手を伸ばした]
これから、ずっと、永遠に――
(@3) rusyi 2013/09/08(Sun) 02時半頃
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