21 ─明日も、薔薇の木の下で。
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2013/08/08(Thu) 14時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2013/08/08(Thu) 14時半頃
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あ、
[ラドルファスが走ってきたことに目を丸くして それから、音の大きさを思って納得する。
硝子の破片で切れた右手を包まれて、痛みに少し顔をしかめた]
……痛い、ですね。
[同意して頷く。 どうしていいかわからないためか、そんなとぼけた返事が出た]
(175) 2013/08/08(Thu) 15時頃
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[心配そうな顔を、少しの間見る。 走ってきてくれたことが嬉しい、はずなのに]
……お話、していたのでは、ありません、か?
[グレッグと。 その人物を思うだけで、なんだか泣きそうになる。
彼がサミュエルと仲がいいのは知っていたし だから、彼らがどうなろうと、仕方のないことだと、思う。
だからこそ、どうしようもない気分で]
っ…ぅ………、 ひ、とり、でも 大丈夫、です、から
[ふるり。 俯いて首を振るも、心配する手を拒否して振りほどくことはなかった]
(177) 2013/08/08(Thu) 15時半頃
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ぅー……、
[小さく唸りながら、首を振る。 手を引かれれば抵抗は出来なかったけど
そういえば、サミュエルは医務室係だったか。 思うと、余計に行きたくなくて
せめて何度か立ち止まっては、引きずられてみたりしていた]
(182) 2013/08/08(Thu) 16時頃
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[鮮血がスカーフを染めていく。 すぱっと切れていたから、ラドルファスが言いたいことも分かるのだけど
今は、彼に会いたくない]
……私の部屋、に 救急箱、置いています。
[彼が自分を嫌うのなら、きっと帰ってはこないだろう。 ラドルファスの心配と自分の感情の妥協案を提案して ラドルファスがどうしようと、心配する彼を邪険には出来ず、おとなしく付いていった]
(185) 2013/08/08(Thu) 16時半頃
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[血染めのスカーフを外され、自分の手を改めて見る。 つくづく、バカなことをしたものだ。 すっと朱の線が引かれた手は、頼りなく貧弱で]
ん……?
[ラドルファスが身を屈める。 じくじくした痛みを伴う、柔らかな感触がそっと触れた]
……ラド、さん?
[唇に朱をのせた彼に、こてり首を傾ぐ。 指を伸ばして、唇をなぞるように赤を拭おうとしたが、余計に広がっただけだった。
傷口を眺める彼の顔を覗き込むも、その夢見るような顔から心意は読み取れず]
(193) 2013/08/08(Thu) 17時頃
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[赤がラドルファスの唇から自分の指にも感染する。 シーツや服で拭うのも洗濯のことを考えれば躊躇われ 口元へ指を持っていくと、つ、と自分の指を舐めた。 そのまま口内へ指を入れ、軽く吸う。
鉄と、甘いシロップの味]
あか?
[また首を傾ぐ。ラドさん語は難解だ。
じぃ、彼の顔を見つめる。
彼の静かな息の音が聞こえる距離、酔ったような彼の目とかち合った]
んん……寝ぼけてる、ですか?
[子供を甘やかすように、額に口付けたのは、人恋しさもあったのだと思う]
(198) 2013/08/08(Thu) 17時半頃
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……いたい、
[押し倒されて数秒、無言で痛みに耐えたあと、やっとそう口にした。 痛みに潤む目で、苦情を訴える]
すごく、いたい……
[ラドさん語は難解だが、ラドさんの行動はもっと難解だ。 怪我をしてないほうの手で、もふもふと髪を撫でる。 ついでに、指でおでこを弾いておいた]
(206) 2013/08/08(Thu) 18時頃
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つい?
[きょと、と首を傾ぐ。つい、なんだというのだろう。 だけどそれを訊く前に、なんだか彼が泣きそうになっていて 苦笑して、起き上がるとまた髪を撫でる]
……怒ってません、よ?
[もふなで。
もふもふと髪を撫でる合間、何気なくラドルファスのおでこに触るとこぶが出来ていた]
後で冷やす、しましょう、ね。 ……ん、
[消毒をされ、沁みて少し眉をしかめる]
……ぅ、
[とても痛い]
(209) 2013/08/08(Thu) 18時半頃
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まだ…を…たしてくれないの…
…
…をひとりにできない
…に…りの…へ…けばいいでしょう…
でも…っ
…
…を…してくれないの…
…でも…を…れたくないんだ
…
…そう…
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[意外と手際よく治療される手をちらりみて、少しだけため息。 包帯を巻かれてる途中、ちらと同室者のベッドを見て]
……ラドさん、一回だけハグしてみても、いいですか?
[訊きながら、むぎゅうと何やら微妙な顔をしていた彼の頭を抱いてみる。問答無用。
柔らかな髪を撫で、子供みたいに高い体温を感受してみて 熱りを求めて、もう一度ぎゅっとしてみたけど
違うんだよ、なあ。やっぱり]
……私はいま、寂しいのです。
[もふなで。 気は済んでないけど、暫くしたら解放してあげた]
(213) 2013/08/08(Thu) 18時半頃
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んー……
[上目遣いをする彼に、少し微笑んで]
……ダメ。
[おでこにちゅうをしてやった]
でも、いっしょにいてください。
(217) 2013/08/08(Thu) 19時頃
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だって、ラドさんは、サミュさんでは、ありませんので。
[おでこ同士を優しく合わせ、少し泣きそうな顔]
……ラドさん、私、サミュさんに嫌われてしまいまし、た。
私が、わるい人、だから。
[髪を優しく指に遊ばせながら、そんな愚痴をぽつり。 子供体温を抱き寄せて、彼に出来たこぶをさする]
……こんな悪い人でもそばにいてくれるのならば、慰めてください。
[ぎゅっと抱きしめて、珍しくそんな我儘]
(218) 2013/08/08(Thu) 19時頃
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[背中を撫でられて、もふりと肩口に顔半分を埋める]
ん……それは、騙されています。 私は、罪ばかり、ですよ。
[安心しきったその顔を歪ませてやるすべを知ってるくらいには。
抱き締めるふりをして、軽く首に負荷をかけてみる。 完全に八つ当たりのそれは、彼がもがくならすぐにやめてあげるけど]
……冷やしますか。
[弱く確実に気道を圧迫しながら、よしよしとおでこを撫でた]
(220) 2013/08/08(Thu) 20時頃
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ラドさん?
[予想に反しておとなしい彼の額を撫でる。 顔が赤いのは、苦しいだけじゃないだろうと容易に分かって
ほんのすこし、口元を歪めた]
……ラドさん。逃げないとひどいことします、よ?
[主に八つ当たりで。 もうしているじゃないかって?まあ、もっとひどいことするよってことで。
首を絞めるのを緩めて、息を吐いたときにまた絞める。 そうしながら、今度は頬にキスをした]
(225) 2013/08/08(Thu) 20時半頃
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[彼が頭を打たないように気を付けながら、そっと彼の身体をシーツに押し付ける。 首を左手で弱く弱く絞めながら、ふと近付いた唇を見て、目を細める。 ぺろ、と子犬のように血のついた唇を舐めた]
…朝ごはん、パンケーキ、でした?
[甘い。
右手は変わらず、頭を撫でながら 膝を優しく彼の股の上に乗せた]
よかった、ですね。おいしかった、ですか?
[穏やかに訊きながら、ぎゅうと痛みを与えるために膝に体重をかけた]
(229) 2013/08/08(Thu) 21時頃
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痛い?
[だろうなあ。俺も痛かったし]
じゃあ、痛くなくなるおまじない、してあげます、ね。
[言って 今度は、優しく膝で擦りあげる。
昔、同級生にされた嫌がらせがフラッシュバックして なんで、同じことを彼にしているのか、自問自答。
笑顔が、少しだけ歪んだ]
(230) 2013/08/08(Thu) 21時頃
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い…が…れる…
…は…を…するのに…の…を…き…うのね
…の…それは…の…い…
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[あどけない笑顔。 甘ったるい声。 煽られるのは、罪悪感とサディズム。
嗜虐心のまま、もっと鳴かせようと 膝を押し付け、強制的な刺激を与える]
怖くありません、よ。
[くつ、と漏れる嫌な笑み。 首を圧迫する手を強めて、穏やかにいう。 薔薇の香りが、頭を埋める]
どんな気分ですか?
[快楽へと突き落とすために強く押し付けられる膝に反して、よしよしと頭を撫でる包帯の巻かれた手。 未熟な性を無理矢理暴く行為のなか、その手だけが場違いに平穏だった]
(241) 2013/08/08(Thu) 22時頃
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が…んだ…は…まらない…
…こんなに…が…をみてあげたのに…
…むかつくわ…
…すごく…すごく…むかつくわ…
…こうなったら…
…はまだ…に…がないから…
…しか…ないけれど…
…あの…の…に…
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[首を絞めていた手を離す。 すがる手が愛らしくて、苛立ちに眉をしかめた。 怪我させてでも、逃げればいい。 いまされていることは、本当に理不尽なことなのだから。
過去、自分ができなかったことを押し付けてることには気が付かない。
ズボンをくつろげ、右手をそっと服のなかに侵入させる。 そうしてその膨らんだつぼみのような、熱を持った欲の先端に爪を立てた]
わからない? ……これは、気持ちいいと、いうのですよ。
[開放へと導くために、やすりがけるように下から上へと手を動かした。 卑猥な水音をわざと響かせる。
自分の頭に広がり始めた頭痛と胃の痛みは、まるで警告のようだった]
(251) 2013/08/08(Thu) 22時半頃
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これ…のことを…されたら…るわ…
…あの…をなめすぎていたようね…
…ならば…も…でいくわ…
…を…こしなさい…
は…を…つ
…それは…の…が…われない…いせと…わんばかりに
…の…りは…を…わせて…わせて…
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[手を汚す、生暖かい液体。 服から手を抜いて、それを見て
段々と、視線が落ちていく]
……ごめん、なさい
[顔色が、青くなっていく。 なにか、とんでもないことをいま、したのだと その怯えた視線に、悲鳴に、力の抜けた四肢に、自覚してしまって]
いや、でしたね。怖かった、でしたね。 ごめん、なさい。ごめんなさい。
[魔が差したのだ、とは言えなかった。 それは、完全な加害の意思を持った行動だと、自分で分かっていたから]
ごめんなさい……
[先程までなんとも思わなかった怯えた目が、いまはどうしようもなく恐ろしかった]
(269) 2013/08/08(Thu) 23時頃
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の…りに…はさざめいた…
…
…
…く…ちてしまいなさい
…それは…り…てるような…そして…い…り…
だ…の…きにはさせない…
…じゃないの…
…に…せれば…だって…せになれるのに…
…せ…っ…られた…で…する…を…くことが…
…は…できない
…なんですって…
…に…を…させてもらうよ
…どういうこと…
…は…にくちづけたい…
でもそうしたら…は…に…く…
それで…は…を…むんだ…
…そのために…のことを…したのね…
よ…そんなのは…
…が…かうの…
…にはもう…どうにもできないわ…
…の…は…られるみたいだけど…
…その…にも…けてしまうかもしれない…
…どうしたらいいの…どうしたら…
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[なんで? なにが?なんで? なんでこんなことを?
短い問いがぐるぐる頭を廻って、胃が収縮して吐き気まで襲ってきた]
……私が、私の、ラドさんは、悪くないのに、私が、機嫌よくなくて、ダメだから、ラドさんに、暴力を
[単なる八つ当たりなのだと、伝えたいのに支離滅裂な言葉しか出なくて 母の国の言葉で、何事かをいう。 こちらの国の言葉に直すと、神よ、といったところか]
……っ、う もうしません、もうしません、ごめんなさい、もうしません、ごめんなさい
[聞こえてきたピアノの音は、いまは心を乱すことしかなかった]
(284) 2013/08/08(Thu) 23時半頃
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