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93 Once upon a time...
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/10/14(Tue) 21時半頃
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[>>75死体のそばに転がる、土の人形へ 灰色を少し注いだ。 きっと、本人は気づいていなかったのだと、 不可思議に染色された、不気味な人形を 持ち主に届けてやらねばと思う一方で 男の脚はそれ以上動かなかった。
ひどく匂いが籠っていた。]
――、いつまでも、こうしてらんないから。 あとで二人を動かすよ。 ……ゥン。団長のとこで、いんじゃない。 ゥン。あとでね……あとで……。
(79) 2014/10/14(Tue) 21時半頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/10/14(Tue) 21時半頃
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/10/14(Tue) 21時半頃
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―― 大テント:関係者入口 ――
[「ちょっと出る。」その言葉を告げれば 倉庫内を離れる男を止めるものはいなかった。
それでも大テントを離れていかないのは あとで“運搬”をするためだ。]
……、 [両手を顔の前に合わせ、 唇に人差し指をくっつけた。 両の親指で顎を支える。 朝の空気の清浄さが、少し、恨めしかった。]
(85) 2014/10/14(Tue) 22時頃
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[>>81遠目に、 テント群のひとつへ消えていく金糸を見た。 死体の現場へ急ぐ一群が ちらほらと視界に入る中で、観客にもならずにいる姿。
彼は知っているのだろうか、 とポーズを変えないままに思う。 ――悲しくない、とまた言うのだろうか、と瞬きの下。 寂しいのも一緒だと、また。]
[化粧はなく、肌色のまま。 それでもきっと交わす言葉では その本質まで共有は出来ないのだろう。]
(87) 2014/10/14(Tue) 22時半頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/10/14(Tue) 22時半頃
は…が…べたよ
…
…も…べたかった…
…ねぇ…ごめん…べちゃって
してほしくなかった…
…それとも…が…したかった…
…
…ねぇ…
…はいつだって…で…なんだ
…らぬ…に…われたくないなら
…その…に…わなきゃ
して…ほしくなかっ…た…
…
…われたくないなら…う…
…
どうして…
…
…われたく…なかったの…に…われるの…
…
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/10/15(Wed) 02時頃
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―― 大テント:入り口付近 外―― [男は息を吐いた。
倉庫にある死体は 別れを告げる人が途切れるまで、そのまま安置される。]
やァだなぁ。
[感情よりも吐息が多く含まれる言葉。 唇を離れ、人差し指にあたり、地面に転がる。 ドロップ。 ジャグリングでもないから落ちてくものに注意する視線はない。]
(154) 2014/10/15(Wed) 04時半頃
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[そう――視線がない。 観客はいない、舞台でもない。 サーカスの基盤にひびが入る。
それに。 と、音もなく唇は付け足した。]
クラウンてのはさァ、……
[道化方てのはさあ。 酔っ払いが管をまくように、もう一度繰り返して それからやおら立ち上がった。 “運搬”の担架が運ばれてきたのを、視界の端に捕えて。]
(155) 2014/10/15(Wed) 04時半頃
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[倉庫から死体は運び出された。 毀れないように、漏れ出さないように、 執拗に包まれた死体は布の内側に肉片と内臓を保持して、 担架に乗せられて運ばれた。 運ばれて、 一つ目の死体となった例のテントの中に横たえられた。
道化方の男は二つとも運び、担架から降ろし、 冷えた柔らかい感覚を指の間まで感じ、 全て終わった後にテントの陰で少し吐いた。]
(156) 2014/10/15(Wed) 04時半頃
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えぇ? なんで?
[口を拭い、多少気疲れした様子で男は尋ねた。 猛獣使いが探してたよ。それだけを告げられたからだ。 伝えてきた団員も理由を知らなかったが、 状況については口にした。
エフェドラとザック。 そのセットで探してたよ。 一場面しか知らない団員も、*それしか言わない*]
、ふゥン。そーなんだ。なんだろね。 犯人探しかな。 まあ、会えばいいんだけど。
(157) 2014/10/15(Wed) 04時半頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/10/15(Wed) 04時半頃
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[>>161>>162>>163 男は一連の話の間、 猛獣使いの言葉が終わるまで、 口を挟まず聞いていた。 途中途中、眉が跳ねる、視線が転がる、 そんな怪訝を表す仕草はしつつも無言でいて。]
ふゥン。 ……騙されたんじゃないの。婆さんに。
[閉め切っていた口を開くのは、 仕草に表した感情を引き継ぐ言葉。
丸い目に半ばかかった瞼、灰色は余所を向く。]
(166) 2014/10/15(Wed) 17時半頃
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そういうフェアリーテイルはリング上でやってほしいし、 俺に策なんかなんにもないよ。
[居心地の悪そうに肩を揺らし 視線は猛獣使いへ戻った。 眼前、彼の、頭を下げる姿。 眉間に皺が入る。]
でも ……、猛獣使いが、こういうの、しちゃ駄目だよ。 舐められちゃうんでしょ。
[猛獣に。 いるとするなら、人狼に。 聞きかじりの調教知識を半分まとい、 もう半分は、また聞きかじりのフェアリーテイル。]
(168) 2014/10/15(Wed) 17時半頃
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[頭を上げろ。と指が示す。 仕方ないなとの表情を隠さず、けれど、 道化は舞台外のワルツに乗ることにした。
演奏者も誰かわからない、 誰がアクターなのかもしれない。 だけどクラウンは観客ではいられない。]
(169) 2014/10/15(Wed) 17時半頃
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さっきも言ったけど、策なんかないよ。 これから作ることは出来るけど。
ブローリンの、――そのクリスタル。 それが本物で、人狼、とやらが見つけられるとして。
夜が明けてブローリンが死んでたら エフィーかアントニー。そいつらを殺す。 ……まあ、アントニーだけかな。エフィーの様子を見るに。
[言葉にしなかった論理など、 ブローリン自身が掬い取れるに違いない。 不可思議な水晶の事を告げた相手 ――その中でもまだ生きていて、判別されてないもの。 けれど一方、それくらいしか手がかりもないのだ。]
(170) 2014/10/15(Wed) 17時半頃
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[アントニーとエフェドラ。 その両名は猛獣使いと特に近しいと、道化は思っていた。 だから道化は拳を作り、猛獣使いの胸を叩く。]
簡単には死ねなくなったね。 ……ま、死んだ後のことが心配なら 先にアントニーやエフィーを占って 潔白を証明してやりゃあいい。
そう簡単には死なないって言うなら、……――
(171) 2014/10/15(Wed) 17時半頃
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[数人の顔が浮かび上がる。 ころされたら、いやだよ。手を振る。 だから、悲しくないよ。舞台裏に漏れた光。 歪なスポットライトに照らされた笑顔。]
……ニコラス かな。 まァ、わかんないよ。勘だね。 こっちの選択肢は 有用な使い方じゃないのは確か。
[根拠もなく名を上げて、 そして、常になく真面目に長話をこなしたことに 道化方の男は少し口を尖らせた。 クラウンらしくない。]
(172) 2014/10/15(Wed) 17時半頃
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――……、 人狼がどうとか、嘘くさいし そんなちゃちな水晶に全部、任せらんないし
俺は俺で、ニコラスと話してみようかなあ。
[だからお好きなように。 流した視線は、猛獣使いにそう告げた*]
(173) 2014/10/15(Wed) 17時半頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/10/15(Wed) 17時半頃
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/10/15(Wed) 22時頃
…は…おれが…う…だけど…だめだ…
…が…しにくる…おれたちを…
わかってる…しにくる…づいてる…
…
どうする…
…
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