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64 さよならのひとつまえ
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たち…じ…で…ごしてても
…くほどお…いのこと…さなかったんだな…
…
…も…きだよ…
…
いや…でも…すこし…だったかな
…そんな…に…じてくれたなんて…
…もお…が…きだよ…
…から…きずり…して…く…
…は…この…を…でたいと…っていたのに…
…あんなに…かったのに…
いまは…こんなにも…いんだ
これからもっと…くなってしまう
…の…し…と…は…を…く…
…れたい…ってしまえば…が…をあげてしまう…
…は…さずとも…は…げずとも…かに…いていた…
いいのか…
…
…きだ…お…に…いたい…
…は…
…これからも…
…ずっと…
…いたいよ…あいたい…
…
ひもいや
…しめさか…
…でいますか
おひさしぶりです…
…えてますか…
もし…もう…いたいなんていったら…えにきてくれますか…
そっか…じゃあ…じだな…
…も…さえあれば…と…って…てた…
…の…と…に…まって…と…へ…
…これからは…と…になるけれど…が…きなことに…わりはなく…
…そ…だな…
…ただ…てるだけってことのが…かった…
…はは…か…い…すと…ね…な…って…っちまう…
…けどあの…も…きだったよ…
…それぞれ…なことをしながらも…を…じられる…
…はじめのうちは…な…としてしか…わなかった…
…を…した…から…に…それだけではない…に…きはじめて…
…これから…んなこと…りたい…
…む…は…うけど…うからこそ…を…い…を…くのか…
…が…きることはない…
…って…そうかな…わかんね…
…ただ…ほら…こんなこと…えるわけね…よな…って…っても…ち…がられるだけだよな…って…ってたから…うに…えなくて…
…だから…に…えられればそれでいい…
…もう…うこともなく…そのうち…い…に…わるものと…っていた…
…い…だけに…しなくて…いいんだな…
…すきだよ…
…と…ばれることは…いけれど…この…で…ばれると…な…きになって…が…くなる…
…きだよ…
…しいはずなのに…にするたび…がつまる…
…がいいのか…わかんね…けど…いたいっての…だけじゃね…んなら
いを…げるだけではなく…けとめたい…
…うまく…にならぬまま…とともに…が…ってゆき…さな…を…に…とした…
…は…は…
…れ…
…つか…じゃね…といつまでもお…の…いてたくなっちまいそ…だし
…また…な…おやすみ…
…もう…ごうとした…き…の…は…の…に…まれた…
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─ それから ─
三年間、どうもお世話になりました!
[寮母や食堂のおばさん達に見送られ、バスは駅へと走り出した。 車内では、皆と何を話したろう。 三年などあっという間だったようで、それなのに、話すことは尽きず、駅が見えてくると、少し残念そうに眉を下げた。]
(40) nordwolf 2014/04/05(Sat) 13時頃
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[駅前には、両親と姉が、車で迎えに来てくれていた。 皆と、いつかの再会を約束して別れ、車に乗り込み、まずは親戚たちの集まる本家へ向かった。
本家での、卒業祝兼プロ育成入り祝いは、殆ど自分を肴とした酒盛り状態だったが、それでもこうして祝ってくれる身内がたくさんいるというのは、有り難いし、とても嬉しいことだった。 一日も早く、一人前のプロとしてマスクを被れるようにならなくてはと、決意を新たにした。
その翌日は、寮へ移るための準備に大わらわだった。 母と姉にぎゃいぎゃい言われながら、新しい服を買い、お祝いにもらった新しいスポーツバッグに荷物を積める。 そして夜は、家族だけての時間を過ごした。 母が、好物の海老フライと青椒肉絲を作ってくれた。
そして、実家での最後の夜、父と、将来の夢について語り合った。]
(41) nordwolf 2014/04/05(Sat) 13時半頃
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……そりゃもちろん、やるからには、シトラスを優勝に導けるような選手になりてーよ。 メジャーとか、先過ぎてちょっとわかんねーけど、そんくらいの意気込みで頑張る。
あとさ、ちょっと夢ってーか、なんてかさ…… よく野球とかサッカーとかの選手の伝記みたいな漫画あるじゃん。 あれをさ、描いてもらえるくらいな選手になりてーなーって!
[はにかみながら伝えたそんな夢に、父は、静かな笑みで頷いてくれた。*]
(42) nordwolf 2014/04/05(Sat) 13時半頃
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─ 最後の寮食 ─
ありすはお茶なー、他はー?
[コインを投入し、ボタンを押せば、がこがことお茶が落下してくる。 人数分の飲み物を買い終えて、また食堂内へ戻ると、白辻と、イイ笑顔の食堂のおばちゃんが迎えてくれた。 シジミ汁とともに。]
なん……だって……?
[最後にこれかと、固まった。]
(56) nordwolf 2014/04/05(Sat) 16時半頃
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[さて、食事中も、なかなか手をつけようとしなかったシジミ汁だが。 最後の最後にお残しするというのも気が退ける。]
くっ……、いただきます!
[覚悟を決めて、ごくり、冷めたシジミ汁を口へ運んで……]
……泥っぽくは、ねぇ。けど……
[渋い顔をしつつも、なんとか飲むことはできそうだ。 しかしやはり、好む味ではない。 克服までの道程は、まだ遠い。*]
(57) nordwolf 2014/04/05(Sat) 16時半頃
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─ 実家を離れる朝 ─
じゃ、明日、寮に着いたら電話する。
[駅まで送ってくれた両親に別れをつげて、特急に乗り、一路都心へと向かった。 大体のものはもう寮に送ってしまったから、スポーツバッグの中は、1日分の下着、タオル、乳から譲り受けた古いノートパソコン、財布や小物、そしてスケッチブックが一冊だけ。
移動中は、元野球部員仲間とツブヤイターで遊んでいた。
「#1000RTされたら10年後の俺はメジャーリーガー」 とかふざけたら、ノリのいい部員連中に一斉にRTされ、現在124RT。]
(58) nordwolf 2014/04/05(Sat) 17時頃
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[都心部に着いたのは、昼を回った頃だった。 列車内で母からもらったおにぎりを食べはしたが、まだ育ち盛り継続中の腹は、それだけでは到底足りず、それに十文字のバイトもまだ終わっていないだろうと、とりあえず近くにあったロッチリアで時間を潰すことにした。]
三段エビバーガーセット。
[比較的空いているこの時間なら、1時間くらいのんびりしていても文句は言われないだろう。]
(59) nordwolf 2014/04/05(Sat) 17時頃
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…
…
…ついたぞ…
…
…ついた…
…ってとこの…で…ってる
…どこだ…
…した…がいいならすぐ…くんで…くれ
…
…
…ついたぞ…
…
…いな…もうすぐ…わるとこ…
あ…まできてるのか…
…は…の…り…えた…だけど…らないだろうから…の…がいいかな…
そっち…ってもいいけどこの…からのがうちには…いな…
あと…くらいで…がる…
…
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─ 七重洲口のロッチリア ─
食いにくいなコレ。
[三段エビバーガーは、美味いが、かなり食べにくかった。 結局少し行儀悪いと思いつつ、真ん中のエビカツ一枚を引き抜き、そのままで食べた。
メジャーへのRTは、更に35RT増えていた。 なにがしたいんだおまえらは。]
(67) nordwolf 2014/04/05(Sat) 22時半頃
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…
…
…ついたぞ…
…
おつかれ…
うまく…つかまえたから…く…いた
…は…かるけど…は…かんね…かも
もし…かりそうなら…し…してみる
…
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[メールを送信し、路線図を確認する。 しかし、毛細血管か何かかとツッコミを入れたくなるほどの複雑な路線図に、自力で調べることは即断念。駅員に訊くことにした。 環状線一本で、30分ほどで着くと聞いて、安堵した。 ついでに、何時に来るのか聞いてみたら、5〜10分間隔くらいで走ってると言われ、驚いた。
ともあれ、小一時間後くらいには、沼袋駅に到着した。 サンセット通りはどこだろうと、案内板を見てみたが、東口と西口にあるデパートの名称が逆なことに、首を傾げている真っ最中。*]
(68) nordwolf 2014/04/05(Sat) 22時半頃
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…
…を…します
うさぎ…うとか…いてないぞ…
かわいいな…は…
あっち…ったら…しばらく…になるけど
…はじめるかも…ありすも…に
…もやってたら…えて
…
…
…
うん…ありがと
…くらいあげるよ
って…っても…るか
…が…きなようにして…いいよ
…したいって…うなら…
…る…あれば…する
…
…
…ついたぞ…
…
そうか…いな…たせてしまうことになって
…から…て…をまっすぐ…くと
…に…るはずだからそこの…きな…り…
…になるなよ
…
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─ 一方その頃 ─
[まだ時間に余裕があると、自力探索に出たのが間違いの元だった。 いくら春休みとはいえ、何故平日日中からこんなに人が多いのかと不思議に思いながら、サンセット通りを目指し歩いていたはずが、気付けば、ばかでかいアニメの看板が掲げられたビルの前に来ていた。 それにしても、驚くほどに女子が多い。]
……本屋?
[ちらりと覗き込んでみたが、なんとなく、普通の本屋とも雰囲気が違う。 どうしよう、駅まで戻ろうにも道が分からない。 心細さから、壁際に逃げておろおろしていたら、電話が来た。]
ッ、わ!
[小さく驚きの声をあげたら、女子高生の視線がこっちへ向いた。]
(96) nordwolf 2014/04/06(Sun) 01時半頃
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…
…れしたから…れ…った…
…
…
…ま…ちゃんって…ぶとこっち…く…
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