人狼議事


28 わかば荘の奇々怪々な非日常

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…あ…り…が…とう…






【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

[>>127植頭の言葉は、難しい。

誰かを信じるということは
自分を信じることでもあると言う。

己を信じるということを
まだそこまで真剣に考えたことのない裕には
実感を伴わない本の上の言葉のようにも聞こえる。

けれど、まるで可愛らしいもののように
妖怪を語る植頭の発想を、裕は好きだと思った。
そんな感性を持つ植頭が、可愛らしいと思った。

植頭の助言を、覚えておこうと思った。]

 ───はい。

[真っ直ぐな瞳で植頭の目を見つめ、頷く。]

(142) 2013/09/05(Thu) 23時半頃







【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

 ……ぁ

[>>135苦笑する植頭の言葉が、刺さる。

植頭の顔から視線を外し、俯いた。]

 ……わたしは、

[ぼくは───]

(145) 2013/09/05(Thu) 23時半頃


…そういう…は…するな…


【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

[視線を上げて──ぎくりと身体を強張らせる。]


 ……───〜


[植頭の背後。
ベッドの向こう。

窓から見えるベランダに、三色の毛色を持つ、猫がいた。]

(148) 2013/09/05(Thu) 23時半頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

[>>#1>>#2頭の中に声が聞こえる。
這入りこむ。

聞こえるはずのない女の声が、
直接脳を揺さぶるように語りかけて来る。]

 わ、 わたし───


       わたしの、たいせつな、もの

[なくしたくない、もの。

ふるふると首を振って声を振り払おうとするけれど
ひやりと肌に張り付くように、
纏わり付いて離れようとはしない。]

(151) 2013/09/05(Thu) 23時半頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

[窓の外を見つめて硬直したまま、
裕の顔が目に見えて青褪めてゆく。]

 ……だ、だめ

[壊される。
壊れてしまう。

今の、この、穏やかな生活が。
夢の様な時間が。]

(155) 2013/09/06(Fri) 00時頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

 壊さない、で

[三毛猫はふっくらとしたマズルの端を上げて
にやりと笑った──ように、見えた。

嬉しそうに笑う気配を感じる。

壊すべきものを見つけた、と。
ほくそ笑むような、気配。]

(160) 2013/09/06(Fri) 00時頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

[>>157植頭の手が肩に触れて揺さぶられるのも、
目の前でふられる掌も、裕の目には見えていないかのよう。

頭の中には女の声が聞こえている。

 「 み ぃ ―――― つ け た …… 。」]




 ──────ッッ!!

(162) 2013/09/06(Fri) 00時頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

[びくんと肩が揺れ、瞳孔が開く。
怯えの表情を浮かべていた裕の顔から
感情が抜け落ちて、虚ろなものへと変わる。]

(163) 2013/09/06(Fri) 00時頃


【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

[弱った心は隙間だらけの空間と同じ。

確たる形を持たぬ女の霊は、
出来た隙間からあっさりと裕の内側に入り込む。

衣類を変えるような気軽さで、
三毛猫から裕へと、操る身体を変える。]

(168) 2013/09/06(Fri) 00時頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

[裕の手が、自らの栗色の髪に掛かる。


        やめて、と止める声が、心の奥。


その声を聞いて、女はくすくすと笑う。
虚ろだった裕の顔が、歪に笑み歪む。]

(170) 2013/09/06(Fri) 00時頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

 
             植頭、さん。
      守ってあげないといけないお嬢さんって、


          ────誰のこと?


[嗜虐的でさえある笑みに唇を歪めた裕の手が
艶やかな細い毛束を集めたウィッグを引き、
ずるり、と。ずれたウィッグの下から、
黒色の、短い髪が表れた。]

(172) 2013/09/06(Fri) 00時頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

 ──あら。
 この格好でもまだ女の子に見えるのね。

[裕の身体を操る女の霊は、
姿見に映った黒髪にワンピース姿の容姿を一瞥して
くす、と笑う。]

 化粧して、女の服を着て、仕草を真似て──

 これで“男”だなんて、
 信じられる?

 ねぇ、植頭さん。

 ぼく、ねぇ、女装が好きな変態なんですよ?

[立ち上がり、踵を軸にくるりとその場で一回転。
ちょこんとスカートの端を摘んで膝を折り、

嘲るように、嗤った。]

(179) 2013/09/06(Fri) 00時半頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

[驚き、軽蔑する視線を期待していた。
ここにいられなくなってしまえばいいと。

けれど、植頭の反応は女の予想を裏切るもの。

一瞬で笑みを消し、
被せられた栗色の髪を乱暴に払い除けた。

植頭から離れ、カラリと窓を開ける。

そこにもう三毛猫はいない。
見えるのは、緑の屋根と、ハーブの柔らかい茂みと
広がる空の青さだけ。]

(182) 2013/09/06(Fri) 00時半頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

[壊れないなら壊してしまおう。

ここは皆の壊したくない場所、
らしいから。

怪我人が出れば。
上手く行って、死者でも出れば。

わかば荘は、元通りとはいかなくなるだろう。]


 偽善者。
 偽善者の集まりね、ここは。


[吐き捨てるように言って、ベランダに手を掛ける。]

(187) 2013/09/06(Fri) 00時半頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

[見えるのは視界いっぱいの青。



視界の端に、
分厚い瓶底眼鏡の男が見えた気がした。]

(191) 2013/09/06(Fri) 00時半頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

[>>192植頭に手を掴まれて、
片手をベランダに掛けたまま振り返ってきっと睨む。]


       離せ…………


[可憐な唇から、低く地を這うような声が溢れた。]

(202) 2013/09/06(Fri) 01時頃

ポーチュラカは、植頭を入れてから、部屋に鍵は掛けていない。

2013/09/06(Fri) 01時頃


【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

 

 は


        な

             せ

(213) 2013/09/06(Fri) 01時半頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

 
 わたしは──、
 

(214) 2013/09/06(Fri) 01時半頃

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