28 わかば荘の奇々怪々な非日常
情報
プロローグ
1日目
2日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
[ポットを片手で押さえているから、必然的に触れる手はひとつ。
彼は、"同じだけを返せない"と口にしましたが。 この目で見たもの。 ゼリーを皆に振舞ったり、病沢を気に掛けてくれたり、他にも沢山、沢山。この目で見たものを、あたしは、信じるのです。指先の体温を、不器用に笑う表情を、信じるのです。]
はい。
[眉を下げたまま、口許が綻ぶ。 今出来る精一杯の笑みは、ジャニスと似て、不器用。]
はい。 ちゃんと、知っているのです。
[絡まる指、彼の方が年上で、背丈も異なって でもどこか縋るようで、自然と此方からも絡めて。 少し声が震えてしまったのは、大目に見て頂きたいのですが。]
(122) mo_om 2013/09/09(Mon) 03時頃
|
は…の…
…んでいた…の…の…の…ち…り…の…
…びに…ろうとした…どもたちに…が…って…かせたのは…き…めにされた…の…
…かわいそう…
…
|
[贅沢は言わない。 半分でも、三分の一でも、届きますように。
願って絡めた指先から、血が通う。 とくとくと伝わる鼓動は、鼠のそれのように速くて、戸惑うけれど。ありがとう、とそう返してくれたから、胸の奥に刺さった小骨がぽろりと取れて。目の前が水で煙ってしまいそう。]
い、いえ、あたしは。 なにも。
ジャニスさんがご自分をそう、お、仰るのは、厭なのでして。
[先ほどよりも更に、声が震えてしまった。 我慢しようとすると咽喉が痞える。本当に、情けない。]
(125) mo_om 2013/09/09(Mon) 03時半頃
|
|
[ジャニスの不器用な笑顔が、涙で歪む。 両手が塞がっているので、肩に目を寄せ、ぐいぐい拭って。
よし 今度こそ
気合いを入れて、何時ものように、頬を締まり無く弛めた。]
だから、優しくされてしまうのです、よ 、 !?
[後半は、不意に手を引かれた所為で崩れた。 油断していた爪先が宙に浮くのに、あ、と咄嗟にポットを引き寄せて。割れてしまわないように、咄嗟の判断。―――とは言え、触れたのは床ではなくて、腕のなか。 耳元に注がれた声。指先から、足先から、染まる。赤く。 胸に刺さった傷跡から、溢れてしまいそう。]
そ、それは、
(126) mo_om 2013/09/09(Mon) 03時半頃
|
マドカは、上手いころ???しつつ、今度こそご飯、ぱたぱた**
mo_om 2013/09/09(Mon) 20時半頃
|
[腕の中で過ごした時間は、幾ばかりだったでしょう。 かちこちと時計の針が傾く毎に 自覚が風船のように膨らんで、今にも割れてしまう。]
あ、あ、あああああ お茶をお淹れ、します!
[目の中は、珈琲を巡るミルクの渦と同じ。
ポットを抱き抱えたまま、しどろもどろ、如何にかお伝え致しまして。名残惜しい指先を離して、叶えばケトルをお借り出来ないかと、お願いを致しました。 ――…顔が熱い! 顔が熱い! 内心がだだ漏れの態で、それでも出来得る限り、懸命に。 危なっかしい指は、けれど火傷をしないのです。 おまじないが掛かっているのです。]
(160) mo_om 2013/09/09(Mon) 23時頃
|
|
[淹れるお茶は二人分。 ジャニスさんの、お気に入りの茶葉で
あともう少し、分けて頂けますか。
小さく、小さく、伝えた我が儘。 苦しい、我が儘。 分けて頂いた茶葉を、あたしが口に出来る日は来ないでしょうが。閑散とした部屋、その意味を、あたしなりに理解した証。 ――…あの綺麗な手を、必要としているひとが、いる。 仕事とはそういうものだと、理解しているのです。
密やかにこの日から、増えた日課がひとつ。 目覚めたら鏡の前で笑顔の練習。笑って見送れるように**]
(161) mo_om 2013/09/09(Mon) 23時頃
|
|
――― いつか ―――
[運動靴が、ちょっと高いヒールになって。 ご当地Tシャツは、もう少しこ洒落たシャツに、動き易いパンツスタイル。髪は、あの頃より少し伸びた。]
あ、 し、白栖ちゃん!
走らないと、落ち着かなくて…
[服装は変わっても、日課と背丈は変わりません。 勉強に打ち込みながら、前よりも談話室を訪れることの増えた 白栖>>116に悪戯が見付かったような心地で、はにかんだ。
相変わらず、管理人さんは静かに此処に居て 留まるひと、去るひと、時々ふらりと猫のように戻るひと。 庭先から夏の湿った風が舞い込んで、いつかを、思い出す。]
(162) mo_om 2013/09/09(Mon) 23時頃
|
|
[春が来て、夏が過ぎて、秋が訪れ、冬を過ごして。
あたしの住処は変わらずに、205号室。 交通の便の悪さは、起床時間に大変響きますが。 それは例えば丘の下に向かう坂道で、屋根の上を見上げて、談話室で、廊下で、どこかで。わかば荘を離れてしまったひとに、ひとたちに、此処に留まるひとに、ひとたちに。]
おかえりなさい。
[あとは、そう、*笑って*]
(163) mo_om 2013/09/09(Mon) 23時頃
|
|
―――104号室でのこと―――
[腕を離れたあとも、肌を染める熱は変わらなくて。 日課の為に外を駆け回ることが多いから 紅潮なんて、普段はそれほど目立たない肌色の筈なのに。 指先まで熱くて、赤くて、厭になる。]
う、うう、淹れて下さいって、ジャニスさんが、
[言ったんですよ………、と語尾は尻窄み。 微妙に噛み合わない会話にぎくしゃくとして、 テーブルもない部屋で、段ボールを挟んで紅茶を啜る。 澄んだ香り、夏の匂い。咽喉を、胸を温める味 が 中々咽喉を通らなくて。底が見えて、勿体無いと思う辺りで、ようやく肩の力が抜けまして。
そして、我が儘に返されたのは、小さな茶葉の缶と、カード>>176 紙に煌く一番星に、へにゃりと、嬉しい気持ちが伝染。]
(208) mo_om 2013/09/10(Tue) 00時半頃
|
|
素敵なカード、ですね。 ……タロットは、か、欠けてはいけないと聞きますが。
有難う、ございます。
[薄っすら温かい気さえする、一枚のカードをそっと、握り締めて。 差し出された際に触れた掌に、指をそっと重ねます。 見上げる面差しはもう"大丈夫じゃない"と言ったあの時の、弱弱しい笑みでないことを、願って。唇の開閉は一度、これがあたしの躊躇う間。]
お仕事で、その、お辛いことも、あるでしょうけれど。 ジャニスさんが、笑っていられますように。 あたし、この手も、笑っているお顔も、すきです。
[綺麗だと、飾れないことばはそのまま舌に。外に。]
(209) mo_om 2013/09/10(Tue) 00時半頃
|
|
[そうして、あたしの手に残ったのは茶葉と、カード。 大事に大事に抱えて、ととと、短い距離を駆けて。 ぎこちない、聞き慣れない、私を呼ぶ声に。ぱ、と振り向きますと、想像以上に距離が近い。被さる影と、背中の扉、けれど恐くはないのは、彼が彼だから。
ふわりと、頭に、羽根が触れたよな、感触。 見上げる表情は矢張り、弱いあの笑みではなくて、照れ臭そう。]
あたしばかり、頂いてます。 今日は、本当に。
[眉を下げて、半ば泣き笑いのような表情は 遠からず訪れた、彼を見送るときと同じ表情でした。 あたしは結局綺麗に笑えなくて、でも、"いってらっしゃい"と確かに、伝えるのです。縁を、此処に残しておくために**]
(210) mo_om 2013/09/10(Tue) 00時半頃
|
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る