64 さよならのひとつまえ
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……ほんとにな。 俺のスペースの34%くらいはナルの荷物じゃないかな。
[嵩張るものの累々を思い浮かべ、息をつく。>>493 揃って巻き込もうとする二人に、ええい離せと大袈裟に手を振った。>>497>>499]
荷物譲ったからって俺のじゃないだろ。 どうせなら片づけよう同盟作れよ、まだそっちのがマシだし。 っていうか、ヒロも真顔でそれ…もしかして疲れてるのか?
[いつだったか図書室で壊れたスピーカーのように繰り返していた170cm以上は話しかけんな同盟を聞いた時と同じぞっとするものが背筋を這う。いやあの時はちょっとしたミステリーに遭遇した気分だったから今のがマシか。 何にしろ、小鳥のように可愛らしく首を傾ぐ仕草から、言動のおかしさに自分で気づいていない分性質が悪い。]
(508) 2014/03/23(Sun) 00時半頃
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ああァん? なんだお前もう目ぇ潰れてんじゃねぇか? つーか俺様は断じて綺麗なんて繊細な形容詞似合わねぇから そーゆーのはな、ミッキーとかに言ってやれ
柄でもねぇ
[朔太郎の綺麗という言葉が、相手の髪の質や、そういう美的な視点からの物言いだと分かってはいても、足癖も悪く乱暴で粗野な自分には似合わな過ぎて、反射で否定が出る。 ふ、と息を吐いて。空を見上げる]
つらくないなら、いいんじゃね、好きなだけ見てれば 見えなくなるのがつらいなら……
お前がどうしたいかによるな
[視線を朔太郎に戻す]
どうしたい いや、どうなりたい? って訊いた方がいいんかな まァ考えるだけで、別に俺に応えなくてもいいよ
(509) 2014/03/23(Sun) 00時半頃
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ったく。 俺は荷物詰める段ボール箱の追加をらいらちゃんとこからもらってきてやるから。 二人とも、いいとこで戻って片づけしなよ。
[呆れながら、食堂の席を立ちあがって後にしようと。 まだ居たなら樹央にもじゃあなと声を掛け。 >>500入れ代わりに食堂に入ってくる利一を見つけたなら、軽く手を振って挨拶を返した。*]
(510) 2014/03/23(Sun) 00時半頃
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[がっつりと肉系のものを買うつもりだったのに、ボタンは気がつけば体に優しいおうどんを選択していた。気分というのは本人の気にも知れぬまま食にも反映されるものらしい。]
ん〜…ちょっと元気ねーの。 俺が馬鹿やっちまったから。
[声を掛けてきた成斗には覇気のないままそう返す。成斗と接点を持つ切欠はなんだったか、付き合う事になった何番目かの彼女が成斗の手芸の評判を聞いて、依頼の仲介役になったことがはじまりだったと思う。 高身長強面顔なのに、今一番に声を掛けてくれたように気遣いのできる男だ。自分とは大違いだ。]
……ああ、 古本市の会場って、ここ?
(511) 2014/03/23(Sun) 00時半頃
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― 談話室 ―
うん、最後。 卒業した僕らのことを貼ったままだと、なんか。さ。 ……残っちゃうような気もするし。
[成斗>>325に返事をしながら、談話室内で貼っていた場所へ視線を向ける。 壁は日に焼け、新聞の位置のみ元の色を残している。]
でもさ、僕が将来記者になったらまた見れるよ! 世界中何処にいても、僕には会える! 期待しててよねー。
[へへ、と笑って顔の横でピースする。 将来の夢からピースまではワンセット。 いつもそう言っていたけれど、今回は最後に「だから最後じゃないよ」と笑顔も追加した。]
(512) 2014/03/23(Sun) 00時半頃
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[ぱしゃぱしゃと撮った写真のデータを確認して、笑みが零れた。]
まずいなら、僕は良いよー。
[成斗>>327へとへらっとして。]
赤ければ良いってわけじゃないよー。 でも成斗の頭、苺とかりんごみたいじゃん?
[あげられた名前に、うーん、そうかも?と顔を思い出す。 頭が良ければ旨いのだろうか。 そんなことを考えていれば、わしわしと撫でられた。]
うっわ! なんだよー背が高いからって嫌がらせかよー。
[口では文句を言いながらも、楽しげな笑みを浮かべたまま素直に撫でられている。 こうやって撫でられるのももう何度もないことだ。]
(513) 2014/03/23(Sun) 00時半頃
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[>>503頭を差し出されたのが背丈を実感させたため、少しばかり癪にさわり 腹いせにわしゃりわしゃりと赤い毛をかき回してやる。
理不尽な行為に勤しむ背後、何やら陰鬱な声が聞こえ、僕は成斗の声とともにそちらへ視線を向ける。 やれこれはどうしたことか。いろんな意味で有名な色男がどよりと濁った空気を纏っているのを視認した。
僕は他人がどうしていようが、取り立てて興味もないのだと自身に言い聞かせつつ。 手元の紙で作られたパックを急に処理したくなったので立ち上がる]
……ええ、ここです。なにかお探しですか。
[立ち上がったら、そのタイミングで声をかけられた>>511 座り直す]
(514) 2014/03/23(Sun) 00時半頃
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[環>>472にも頭をぐりぐりされ、ひゃーと声を上げて騒ぐ。 楽しくて仕方がないといった声色で。]
たまちゃんがいけめんだったら、皆いけめんだってば。 つーか、たまちゃん、かーちゃんみたい。 イケメンじゃなくて、イクメン? あれ、僕育児される?
[いつものごとくじゃれあう。 あと僅かの生活を惜しむように。]
(515) 2014/03/23(Sun) 00時半頃
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へ?僕の写真? 僕は写す専門だから、写真はないなー。
[言われてみれば、自分が写った写真は殆どない。 改めて気付いたように、成斗>>329へと首を傾げる。]
んー。探してみるけど、成斗が写った写真の方が多いと思うからまとめておくよ。 まかせてー。
[ぐっと拳を作ってみせ。
暫くそうしてじゃれ、談話室に増えた相手にも話しかけながら写真を撮った。 邪魔をする前にとそっと談話室を離れ、またふらりと寮内を徘徊していた。**]
(516) 2014/03/23(Sun) 00時半頃
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おはよう、で、いい……のか?
[定良>>507に気の抜けた問いかけをすると、スマホ画面を見せられた。]
……?
[白い×印が見えた。 また首を傾げると、定良が鼻先を突っついていた。]
ん……、 ぅぁ?
[真似て、自分の鼻を触ってみたら、何か貼り付いていた。 ベリッと剥がすと、×印の湿布だった。
スースーの原因はこれかぁーーー!! くわっと目を見開いて、湿布を見た。 それから、定良を見た。]
(517) 2014/03/23(Sun) 00時半頃
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[入れ違いになった利政にゆるゆると手を振って見送ると、食券を交換してうどんを手に入れる。ずるずるとうどんを啜り始めながら、少し遠い位置の古本小鳥谷屋の声に見えない本のラインナップを知ろうとしたのか首を伸ばす。]
…俺、本読まねえもん。 漫画とか雑誌なら読めるけど。
[そういった本は持ってなさそうなイメージだと眉を下げて。]
どういう本が面白いの?
[聞くのは、読書家の小鳥谷のお薦めを。]
(518) 2014/03/23(Sun) 00時半頃
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潰れてまっせぇ〜ん。 ミキオッティもむつりんも、なるたんもトッシーも可愛いけどぉ。
…アリスちゃんは綺麗だよ?
[柄でもないのはすぐに足蹴にするし乱暴だしとか、そんなことなのだろうけれど。 に、と口角を上げて笑った。]
どうしたいか、どうなりたい、か。 ……難しいこと言うなあ。
そだ。 アリスちゃんは、なんかやり残したことってある?
[どうしたいかと、どうなりたいかは、イコールで結ばれることはない。 難しいと呟いてから、話を少しだけすり替えた。 答えは出ているけれど、口には出せないものなのだと。]
(519) 2014/03/23(Sun) 00時半頃
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おはようでいいんじゃない? 起きた時の挨拶はおはようだよ、間違ってないよ
[大丈夫大丈夫、と繰り返して。 その指先がバツ印に伸びれば、スマートフォンを元に戻す。
ぺりぺりと、剥がれていくのを見ながら、笑いを堪えるように肩を揺らす。 こちらを睨む時には、我慢は限界だった。]
……おきッ、 くく、……起きない、モノだね? あんまり良く寝てるから、……くくく
[ぶふ、と、吹き出す口元を手のひらで覆いながら、目を細める。
想像よりも良いリアクションだったので、ちょっと、変なところにツボりました。]
(520) 2014/03/23(Sun) 00時半頃
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[>>519幾ら言っても直らないちゃん付け。重ねてくり返される綺麗という言葉。笑みが返ってくればそれ以上の反論は出て来ず、苦笑と共に溜息で流した。 難しいと続けられた声には、それ以上の追及はせずに肩を竦めた]
俺様にやり残したことなんてある訳ねぇだろ 部屋の片付けだって終わってらァ あとは捨てるだけだ
全部、何もかも
[棄てる覚悟を固めるだけなんだ、心の中で繰り返す。 やり残したことなんてない。それは半分本当で、半分は不透明。朔太郎にこんなことを言っておきながら、自分の心の整理は巧く出来ていないなんて。 苦笑の表情のまま、立ち上がる]
さァて、さくたろは腹減ってるんだろ 俺様はもう食った後だからなァ、引き止めて悪かったな
(521) 2014/03/23(Sun) 01時頃
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疲れてはおりません。むしろ、仏像を彫る職人のごとき平常心です。
[>>508人は、それをトランス状態と呼ぶ。
呆れた顔で立ち上がる彼へ、紙袋と本を渡して。 >>518こちらを伺う彼の姿が見えるが、ろくろ首でもない限りこちらの姿は見えまい。椅子と本々ごと移動する]
……ふむ、なかなか難しいリクエストですね。
[そうして、問われた言葉へと首を捻ることとなった。 暫し思考の海をかき回し、紙袋をごそりとして]
読みやすいかと思いはします。
[老人ホームの老人たちが銀行強盗を企てる本を机に置いて]
読んだのち、あなたに元気が戻ると良いのですが。
[彼の顔をちらと見てみた]
(522) 2014/03/23(Sun) 01時頃
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宗介お前のしわざか! おかげで鼻通りすっげー良くなったわー!
[>>520×印の湿布をひらひら振って抗議というか、軽い嫌味を投げておく。]
どうせ貼るんだったら、こっちに普通の絆創膏くれよ。
[示したのは、瘡蓋がついてもう治りかけている、左頬のかすり傷。 先週、部に最後に顔を出したついでにと、軽くバットなど振って、ゴロ打のついでにふざけてスライディングをした結果の産物なのだが、これもおそらくあと数日で、きれいになくなるのだろうか。
ちょっとだけ惜しい気がして、ぽり……と瘡蓋の上を掻いた。]
(523) 2014/03/23(Sun) 01時頃
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― 廊下 ―
[いつの間にか足元に置かれていた全集の詰められた重い袋も、しぶしぶ抱えながら。]
あーそっか。 ……もう新しいのを作ってもらえないかな。
[同室の成斗の手芸で一番気に入っているのはスヌードだった。>>497 雑誌を眺めながら好きな色がなくて悩んでいた時、編めると聞いて思わず頼んでしまったもの。 おまけにこういう編み方がいいとか注文して編んでもらったそれは、あっちに着いた時寒くないようにと退寮時に手で持っていく為に、自室にまだ残してある。]
(524) 2014/03/23(Sun) 01時頃
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