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78 わかば荘の薔薇色の日常
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……達久、起きたと?
[中から伸びのする声が聞こえた(>>216) 入っていいものか、それとも。 片手に食べかけのゼリー、片手に匙。
いつもなら、今までなら。 開けてくれるのを、ただ待っていたけれど。]
よ、かったら 開けてくれん、ちゃろか…?
[声は弱いが、そう呟く。]
(225) 2014/07/01(Tue) 00時頃
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─ 104号室前 ─
[閉じたドアに鍵を掛けて、鍵をポケットにしまう。 談話室に顔は出さず、階段に向かう。
自室で着替えて出掛ける準備をするためだ。
來夏はもう起きているだろうか。 昨日渡し損ねたエクレアを部屋に持って行こうか。]
(226) 2014/07/01(Tue) 00時頃
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[>>207道菅が檀に呼びかける声が聞こえる。 適切なツッコミだと思う。 そう、そんなにはちみつをかけちゃいけない、 進くんはかける量を間違えちゃいけない。 夢と現実がもうごちゃごちゃになっていた。
>>222約束通りに来た律儀な男に部屋の中から 返事はなかった。窓を開けて行き倒れたように 畳の上で二度寝する姿が部屋の中にある。]
(227) 2014/07/01(Tue) 00時頃
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ぁ……薫ちゃんに会ったら、 助けてって、伝えて。
[勇者の言葉にヒントを得て、新たなクエストを依頼。 宇佐美を難なく抱き上げられそうな檀の腕を思い出し。 名案だと思わねぇ?て、徹津の顔を覗きこんで、笑う。
そしてもうひとつ大切なクエストを発生させる。]
それと…、俺、唐揚げ食いたい。
[…クエストというか、 ちゃっかりお使いまで頼むのだった。]
(228) 2014/07/01(Tue) 00時頃
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[茂みの向こうを見つめてぼんやり過去を思い出していたから 油断していた。]
うおっっ!?
[背後から飛んで来た大声>>207に、 判りやすいほど肩を大きく跳ねさせて錆付いたロボットの様に ギギギと言う擬音を背中に浮かべて振り返る。]
おはよう。花火ではしゃいでたが、随分早いな。
[無難な言葉を探して絞り出す。 土の上にはミルクと猫のおやつの入った小皿二つ。 見られまいと不自然な体勢で手を挙げた。]
(229) 2014/07/01(Tue) 00時頃
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…
…っこちた…と…うるさい…の…び…で…
…に…が…めた…
…てぇええええええ…
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[信也へと、管理人の男がどう返事をしたかは後に追記するとして──。 (>>176)信也が出て行くと、フランクはウッドデッキに出て、サァサァと落ちて来る針のような雨を見上げて、烟草を一本吸った。**]
(230) 2014/07/01(Tue) 00時頃
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― 206号室 ―
[やはり返事はない。 何時ものこととはいえ、ひねれば開くドアに、無防備だな、と思う。
奥へと入って行けば畳のうえに行き倒れが見える]
いや、せめて布団で寝てろよ。
[聞こえてるかどうかはわからないがついつっこみをいれて。 徹の傍らにちかより、畳のうえにひざをつく。
眠っているその顔を見下ろし。 教えてと言われたことをそのまま口にするのはいくらなんでもひどいだろうから、うまく言い換えられるように言葉をこねくり回している。
とはいえ寝顔を眺めているわけにも行かず]
徹、ほれ、もう昼近いぞ。
[肩に触れてゆすってみる]
(231) 2014/07/01(Tue) 00時頃
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んあ。
[名前を呼ばれてそういえば信也が来るのだと思い出す]
入っていーぞ。
[寝起き感丸出しの顔だが、まあいいだろう。 久しぶりに夢も見ないほどの二度寝だったから まだやや頭はぼんやりしているところ]
(232) 2014/07/01(Tue) 00時頃
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――わかった。
[自分よりは、瑛士を抱き上げられそうだ。そうだ、じゃない。抱き上げられる。翔平の笑顔に、そうだろうなと思う。 ちょうどそのタイミングか、該当の人物に思い切り呼びかける、声>>207。]
……いる、のかな。
[そこにいるようなら、声を掛けてから行こう。ついでに、自分も用があることを伝えたい。]
唐揚げ、了解。
[非力な勇者は、別ミッションの発動に全力を注ぐことに決めた。]
(233) 2014/07/01(Tue) 00時頃
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ありがとな。ライカ。
[勇者よ、そなたなら出来る…―― みたいな達観した眼差しを心掛けた目つきで 徹津が行くならその背を見送ろう。
そろそろ俺はまず服を着た方が良いと気付くのは、 くしっ…とクシャミひとつ零してから。
雨の日、少しだけやっぱり、肌寒い。*]
(234) 2014/07/01(Tue) 00時頃
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イテェ!!!!!
いや、痛くない!!!!! こんなところで負ける俺じゃねぇ!!!!!
[1人で喚きながら、あまりの痛さにわめきまわる。 どうやら、スイカ割りの体勢で腕を振って落っこちて、 手首を軽くヤラカシタ。
ヒリヒリ、する。]
いや、痛くないぞ!!!! 断じて、痛くない!!!!
[悔しくて、どうすればいいのか分らなくて、 とりあえず家を飛び出す。
何も考えずに走った。 行くあてもなく、わかば荘をジタバタ――――]
(235) 2014/07/01(Tue) 00時頃
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─105号─
……、……。
[片手にしていた匙を、一度口に咥えて左手でドアノブをまわす。 ガチャリと小さく音がすれば、寝起きの顔を見つけ出して(>>232) 一歩部屋に入ってから、咥えていた匙を左手に戻した。]
お前… しゃんと、寝れたん?
[それとももっと後にしたほうがよかっただろうか。]
………あ、の。
[今朝の話はどこまで覚えているだろう。 むしろ何を、どう、話せばいいだろう。]
(236) 2014/07/01(Tue) 00時頃
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――庭へ――
檀さん、
[軋みながら振り向いている檀さんに、その横から声をかける形になった。 その手に小皿があっても、昨日から猫を気にしていたのは知っているので、気にしない。 三毛猫を探しているのだと、すぐわかる。]
ビス、よぶ?
[呼べるかどうかは運次第。]
(237) 2014/07/01(Tue) 00時頃
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―206号室― [二度寝は至福。 けれども堪能しきる前に肩を揺さぶられる。 愚図るように小さく唸って、寝がえりを打つ、痛い。 布団のやわらかな感触がない、薄く目を開けて。]
―――…、…徳仁?
[ぼやけた視界の向こう側に、人影。 裸眼だと表情は見えない、起き抜けの意識で 判別できるのは声とぼんやりした人影の髪の色でだ。]
……、…まだ眠い、 ごめん。 窓…閉めて、畳…濡れる。
[自分が開けた窓を指して、 行き倒れた姿は布団へと這っていく。 すぐに起き上がるつもりはないという無意識下の意志表示で。]
(238) 2014/07/01(Tue) 00時頃
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[遊が目を覚ましたのは、 天露が管理人への告解を行った時間よりはずっと後で、 104号室の窓から庭を覗いた時には、 巨躯を縮こまらせる檀>>199はもう庭から消えていたし、 道菅の大声>>207も、響いた時にはまだ夢の中だった。
昼にほど近い、遅い時間。 たまたま誰ともすれ違わずに二階まで来て、 自室までぺたぺたと、冷たい床を踏んで歩いた。]
(239) 2014/07/01(Tue) 00時頃
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[人が増えた>>237事に、 自分でも昨夜とは打って変わって挙動不審と 判るほどあたふたしたが。]
……ビス?
[もう一度徹津から出た菓子の名前に、 漸く猫の名前だと気付いた。
視線をあちこちに彷徨わせた挙句。]
頼む。
[小皿二つ差し出した。]
(240) 2014/07/01(Tue) 00時頃
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……なんで食べかけで歩いてんだ?
[部屋に入ってきた信也>>236を見て真っ先に気になるのはそこ。
もう一度ベッドの上でぐ、と伸びると窓をもう一度見る]
寝すぎてよくわかんねー。 今何時だ?
[とりあえず顔を洗う、いや迎える前に洗うべきだったか。 信也がいるのも気にせず、というよりほっといて洗面台へ。 昨日つるつるだったヒゲが少し伸びている、嬉しい。 くああとあくびを繰り返しながら冷水で顔を洗うと 少しは意識がはっきりしてきた]
そんで、なんだっけか。
…………あー。
(241) 2014/07/01(Tue) 00時頃
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― 206号室 ―
起こしにきたが、無理そうだなあ……
[おきれるときはすんなりおきる徹の様子>>238に苦笑をこぼす。 開けっ放しの窓を気にする様子に、窓ガラスに手を伸ばして。 きちんと閉めてから振り返れば、布団へと這いよる姿が]
――ん、まだもう少しあとのほうが良さそうだな。
まあ、昼飯が終るころぐらいに来るよ、それまで寝とけ。
[布団に寝転ぶのに手をかして、布団の上へと寝転ぶ様子を見やり。 掛け布団かタオルケットか、上にかけるものを探して。 徹へとかけてからぽん、と頭を撫でた]
(242) 2014/07/01(Tue) 00時頃
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[何かを抱えて、何処かぼんやりとしている檀>>229の姿。 聞こえなかっただろうかと――――… す、と、再度、息を吸い上げたところ。
近所迷惑第二弾!
が、放たれる前に、庭先から声が返った。 ベランダから、俺はひらひらと手を振るのであります。]
そんなところで何してんですかねん。 雨、降ってんでしょお。 いや、何か目え冴えて。
[何時もは正午辺りで階段を降りる時分だもんで 項を軽く、決まり悪げに引っ掻き、笑う。 手元のものをそうしてしげしげ目を凝らすわけだが。]
(243) 2014/07/01(Tue) 00時頃
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[ミルクとか小皿とか、二階の俺にゃあ見えんわけだ。 だが、油の切れたぜんまい仕掛けの、檀さん。
怪しい………
なんて具合は、覚えちまうわけだ。 そして、見下ろす庭先、二人目の姿。 徹津>>237]
ビス?
[時折、庭先や空き部屋に迷い込んでる三毛猫。 名前を知らないもんだから、拾った声に、首を傾いだ。]
(244) 2014/07/01(Tue) 00時半頃
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ん、
[頼まれて>>240、傘を一旦、畳む。大きい物を掲げて怯えさせないが、鉄則。 小皿が差し出されたのは、そこに置いておいてと、不要を伝え。]
ビス。いる?
[姿勢を可能な限り低くして、庭をぐるりと。 探し人――もとい、猫、は 1.茂みの奥に身を潜めていた/2.デッキのベンチ下で雨宿りをしていた/3.見つからなかった 1]
(245) 2014/07/01(Tue) 00時半頃
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フランクは、烟草をくゆらせ、庭の隅っこで何かしてる薫を眺めている。
2014/07/01(Tue) 00時半頃
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[>>242窓を閉める音に伝えたありがとうという言葉は 噛み殺した欠伸で届けられたか、どうか。 人肌の抜けた布団に戻るとひんやり心地よい。 小さな重みを感じてケットが掛けられたのだとわかる、 部屋を再び離れるような藤堂の声と、頭に触れる手に 引き止めるようにケットから抜け出した手を伸ばして]
……いいよ。 そんなに…掛からない。
[目は閉ざしたまま、起き抜けの掠れた声で告げ]
…それとも、 まだ… 考えれてない…?
[言葉が指したのは朝、藤堂へと言い残した言葉。 薄らと目を開ける。 頭に手を置く藤堂の表情は、やはりわからなかった。]
(246) 2014/07/01(Tue) 00時半頃
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[徹津に小皿を差し出す前、進から至極当然の質問>>243が 飛んで来て、良い返答が無いか考えていた。 攻太なら、修行だと言い切って納得されそうだが、 修行に来たわけではない。]
いや、あ、うん…猫が、 猫が雨に濡れていたら可哀想だと思ってな。
[上から進、背後から徹津と逃げ場がないまま諦めて 小皿を徹津に差し出して付け足しにはなるが 正直な部分を白状した。]
(247) 2014/07/01(Tue) 00時半頃
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――自室・101号室――
[ごちゃごちゃ賑やかな部屋から服を探り出して、 適当に寛いだ格好になるよう着衣を。
脱衣所に戻ってみるが宇佐美はまだ夢の中。 ちりちり…髪を摘んで、撫でてみても夢は醒めず。 せめて悪くない夢が見られるよう 隣に座って枕代わりに足を貸してやろうかと。
寝心地、そんな良くはないだろうけど。]
………変な感じ、
[この家…わかば荘で、誰かの睡眠に寄り添う事は、 これまでの月日の中にはなかった。
宇佐美の寝顔につられたように、くあ…と欠伸。*]
(248) 2014/07/01(Tue) 00時半頃
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見っけ。 ――さむい?
[問いかけながら、居場所の真上に傘をかざす。雨を防いで、茂みを出やすくする。 庭隅の茂みに、しゃがみ込む。こいこい、と軽く手招くと、のっそり顔を出した。]
ん、よく来た。 尻尾大丈夫か。昨日、痛かったろ。 腹減ってるか? 檀さんが何か、用意してんだって。
[手招いた猫は、するりと膝の上、そのまま肩に。 縦にかかえ抱いて、背を撫でる。 相手の返事もないのに話しかけ続けるのは、普段を知る二人に、猫相手ならよく喋る――と思われても仕方がない。]
(249) 2014/07/01(Tue) 00時半頃
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……半分しか、食えんかった、ちゃ。
[上手い言い訳も思いつかず。 半分剥がした『shin』と書かれたゼリーの蓋が揺れる。]
昼、ぐらいやろうね。
[時計の場所を知っているわけでもない。 なんとなくの体感で話したが、正確な時間まではわからない。 随分長く、フランクさんと喋っていたのだろう。
ほったらかされて、部屋の入り口に立ち尽くしたまま。 あくびの声だけを耳にして。]
話……して、きたっちゃん。 …朝のこと ……覚えとお、の?
[不安げに、声が揺れる。]
(250) 2014/07/01(Tue) 00時半頃
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