28 わかば荘の奇々怪々な非日常
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― 202号室 ―
[ 私は二件の用事を終え部屋に戻ると、一旦宝生君へ渡す予定の書籍を本棚へ戻す。机に置いていると時々資料と交ざって行方不明になるから、ここに置いておくのが一番安全なのだ。今回ばかりは福原君や国谷君に協力してもらったから出来得る限り敵の侵攻は食い止めたいところだが、それもいつまで保つやら。しかし福原君の援軍が到着するのは半年後だと言う。私が教鞭を振っている子らと近しい年齢の彼女に説教されるのは、どうも面目が立たない。少し頑張るとしよう。]
そういえば、
[ 仕舞った本から指を滑らせて、私は真新しい本へと手を伸ばす。ファンタジー物には疎くて、普段世話になっている書店員に尋ねると随分と不思議な顔をされたものだ。]
(18) 2013/09/05(Thu) 01時半頃
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[ ひとつの出会いにひとつの本を。そうして私は、わかば荘に誰かがやって来る度に、本を一冊買い求めた。私が今立っている本棚にある書籍たちは、そうして集められたものだ。料理本から純文学、果ては画集まで、私が抱いた第一印象を形に表したもの。印象が本人と異なる場合もあるが、この本に関しては彼女がファンタジー物も読むと言っていたから、そう違わなかったのだろう。金の髪と翠の瞳を持つ彼女を思い浮かべて、私は本を抜き出した。]
まだ読んでいなかったな。 はてさて、ファンタジーとはどんなものか。
[ やけに可愛らしい表紙を撫でて、私は行儀悪く床へと俯せに寝転がる。肘をついて最初のページを開くとすぐに、私は本の世界へと旅立った。]
(19) 2013/09/05(Thu) 01時半頃
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発明家 源蔵は、メモを貼った。
2013/09/05(Thu) 01時半頃
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そして二人は末永く幸せに暮らしました―――…ふむ、どちらかと言えば、お伽話のようだったな。
[ 店員から勧められたものではなく、表紙に惹かれて買ってしまったから、内容がどんなものかは把握していなかった。金の髪に翠の瞳を持つお姫様が、彼女によく似ていたから。理由はただ、それだけだ。]
しかしどうやら、あまり似ていなかったかもしれない。
[ 白栖君のことを詳しく知っている訳ではないが、きっと彼女はこのような仮初の大団円を選びはしないのではないか。そう思った。]
まあ、騎士がどう思っていたか、書かれていた訳ではないが。
[ だから私が恋物語だと解釈するのは、少々突飛かもしれない。騎士はただ、二人の幸せを望んでいたのかもしれないからだ。けれど私には、姫の隣にいる騎士の姿が、昔の自分に重なってしまうらしい。頑固で図太い神経を持つ私の唯一柔らかい場所をつつかれて、ごろりと仰向けになると眼鏡を外し、腕で瞳を覆った。]
(36) 2013/09/05(Thu) 02時半頃
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[ そんな時ふと、控えめなノックと白栖君>>34の声が聞こえた。私は眼鏡をかけ起き上がると、手近な机に先程まで読んでいた本を乗せる。横になって乱れた髪はそのままに、部屋の戸を開いた。]
やあ、白栖君、いらっしゃい。 私にかい? 何が出来るとも知れないが……嗚呼、立ち話も何だ、どうぞ。
[ 唐突な彼女の訪問に僅かに戸惑いが浮かぶも、若い者の話を聞くのも古参の役目だろう。ずれた眼鏡を直しながら、淡い色合いの髪と瞳を見つめる。色味は似ているが、やはり彼女は前しか見ない、戦うお姫様とは趣が違って見えた。私は満足したように頷くと、彼女を室内へと促す。彼女はどうしただろうか。]
それで、どんな話だい?
[ 彼女が受け入れたなら茶でも用意しながら、拒んだなら立ったまま向かい合って、私は彼女の言葉を待つ。ふと『蜘蛛の糸』の御釈迦様の気分になったのは、はて、どうしてだろうか**]
(39) 2013/09/05(Thu) 03時頃
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発明家 源蔵は、メモを貼った。
2013/09/05(Thu) 03時頃
発明家 源蔵は、メモを貼った。
2013/09/05(Thu) 03時頃
発明家 源蔵は、メモを貼った。
2013/09/05(Thu) 16時頃
ただね…
…かを…じると…うのは…その…を…じる…を…じる…です…
…いっぱなしだと…も…じられなくなるから…
それだけは…を…けた…がいいですよ…
…
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[ 白栖君>>112が部屋に入るのを確認して、私は室内へと視線を向ける。二度似たような音>>113が耳に入り一瞬だけ視線を向けると、どうも白栖君の様子がおかしい。はて、何か問題でもあっただろうか。こちらから声をかけようとしたところで、眠っていたという言葉>>114が聞こえ、目を瞬かせる。白栖君は超能力者か何かだろうか。そこまで考えたところで、彼女の視線が頭上へ向かっているのに気づき、私は誤魔化すように頭を撫でつけた。]
いや、構わないよ。 ……時間はある。ゆっくり、話しなさい。
[ 否定も肯定もせず、口の中で言葉を組み立てているような白栖君へと声をかけ、私は緑茶の用意をする。何とも今日は、湯呑が活躍する日だ。薬缶で湯を沸かし、急須を蒸らし、湯呑に若草色の花が咲いた頃、彼女が話し出したのだったか。 幽霊と言う言葉、数時間前の私なら、それは勘違いの為せる業だと一笑に付していたかもしれない。けれど実際に見聞きしたという事実が、私の考えを一転させていた。白栖君の前に湯呑を置くと、茶柱が揺れている。ふむ、悪くない。]
(133) 2013/09/05(Thu) 23時頃
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あまり、こういった現象について言い切るのは、私は是としないのだけれど……。 感じ方は人それぞれだからね。それを邪魔しちゃならない。 ……けれど君は、答えを欲しているようだから。
[ 真剣な瞳>>114が私を捉える。普段はどちらかというとおどおどしているような印象を受けたが、それよりずっといい。翠の瞳が日の光に反射して、まるで宝石のようだと思った。ず、と音を立てて茶を啜る。]
どうも私はそういう幽霊の類が見えるらしい。 先程も一人の青年と共に茶を楽しんだところだよ。 だから「いる」というのが、私が君に贈る答えかな。
[ そこで私は湯呑を置くと、眼鏡を指の背で押し上げる。あまり交流があると言う訳でもない私に尋ねに来るとは、どういうことなのだろう。やはり少し、興味が湧く。]
私からも質問をいいかな。 君はそれを知って、どうしたいんだい?
(134) 2013/09/05(Thu) 23時頃
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発明家 源蔵は、メモを貼った。
2013/09/05(Thu) 23時頃
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