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78 わかば荘の薔薇色の日常
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[間中が呟いた言葉は彼なりの答えに聞こえ、>>2:683 返答に、ほっとして、咳をひとつした。 「いいな」と、肯定するような、羨むような小さな声の後]
もし全部要るなら。 後は。
――それこそ他人を泣かすくらい、 圧倒的でないと。
[間中が床に片手をついて身を乗り出している。 間中の頭に、あつい手を乗せた。]
(6) gekonra 2014/07/03(Thu) 00時半頃
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それとお…が…けるかどうかは…の…なんじゃない…
…は…の…から…れ…に…がった…
…りた…や…を…ったまま…だるさと…の…に…けかける…
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[>>4 間中が、闇の中、目を凝らしている。 床に転がったまま顔を見上げた。 この距離なら、苦笑いをした南方の表情も、見えるだろうか。]
――。 ……。
[もう一度聞かせろというから、正直に――]
あんまり。
[面白い、という言葉を、否定した。]
(7) gekonra 2014/07/03(Thu) 01時頃
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[時刻は殆ど深夜だ。 熱をもった手の下で、短く柔い髪が、間中の頭が、しっかりと頷いていた。>>15]
(21) gekonra 2014/07/03(Thu) 02時半頃
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[文章の感想を正直に伝えた。 さっぱりとした間中の笑顔があった。>>16 次いで、ぽつ、と、短く礼を言われた。>>17 額を冷えた手指で撫でられた。 じっとしていろと言われたようだった。 寝転んだままの南方の体を跨ぎ、 間中はノートパソコンに向かっている。]
(22) gekonra 2014/07/03(Thu) 02時半頃
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[眠ってしまいそうなぼんやりした目で、白い光を眺めている。 モニターに表示された文字から、間中がしたことを理解した。 ほんのちょっとの操作だった。 それで酪農家の青年の物語は、すっかり、無かったことになったらしい。 行儀のいい過程の物語も。青年が見た嵐の後の風景も。]
…………あーあ。
[笑い混じりに呆れたようにそう言って、布団に転がったまま、目を閉じた。 眠気が押し寄せてくるのに任せ、今朝のお返しに、このまま眠ってしまおうと決める。]
(23) gekonra 2014/07/03(Thu) 02時半頃
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……次の期限きめねえと。 ないとおわんねーよ。
[小さく笑ってから、夏用の掛け布団を頭まで被った。]
(24) gekonra 2014/07/03(Thu) 02時半頃
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は…にするから…わなかったが…
…き…そう…になったものの…も…けなかったのだ…
…あんまり…で…ちのめされたのは…
…も…いだ…
…も…も…
…も…
その…に…で…った…があまりに…しくて…
…づいたらぼろ…きしていたのが…
…にはぐらかした…の…だ…
ちなみにその…は…という…で…ったのだが…わかば…の…は…して…るまい…
は…に…を…ない…
または…に…えていない…
…の…を…ていた…
…の…だった…
なに…つとして…しさを…じない…の…りと…
…で…く…れた…い…
よく…れば…れのこびりついている…の…
…く…られた…の…っぽい…
ごく…の…だ…に…しいためか…は…だった…
…しい…を…して…の…を…いている…
…に…ったのは…しく…ではなく…の…らぬ…だ…
その…が…の…なのか…は…く…を…べない…
…になってかなりじっくり…しようとするのだが…てんでだめだ…
どうがんばっても…からない…
それは…では…り…ない…
その…きで…であることがわかり…が…めた…
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[体が痛い。 かたい床で眠った時の痛みと、寝汗と、足の痺れを感じた。 布団のにおいだ――ここが自宅ではない事を思い出す。 目蓋をあける。]
――……
[間中の顔が見えた途端、夢の内容を全部忘れた。 ポケットに入りっぱなしになっていた携帯を引っ張りだし、時間を確認する。 やっぱりいつもの時間に目がさめていた。休みなのに。 不満気にため息をついて、携帯を置く。]
(34) gekonra 2014/07/03(Thu) 15時頃
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ぁふ……
[欠伸をした。 暫し眠った間中の顔を暇つぶしのように眺めていたが、寝ている人間を見ていたら、起きているのがあほらしくなってきた。 しびれた足をさらに圧迫しないように、横になったまま、体を少し動かして、もう一度目を閉じる。]
(35) gekonra 2014/07/03(Thu) 15時頃
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[それから寝付く間に、息をするのが随分楽になっている事に気付く。今は風邪による頭痛も偏頭痛も鳴りを潜めている。 寝起き特有のだるさはあるが、火照りも寒気もなかった。
――なんだ。 今日休む必要は、多分なかった。
高熱の後、風邪はすっかり治っていた。 南方は、休日らしく、二度寝を楽しむことに決める。**]
(36) gekonra 2014/07/03(Thu) 15時頃
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― 朝……昼? 201号室 ―
[南方を二度寝から目覚めさせたのは、台所から聞こえる物音だった。>>33 因みに間中が南方の首へ触れた時の体温は、仮に計ったとすれば、36度7分でありやや高めなものの既に風邪の範疇にはないと判断出来たかもしれないが、計らなくとも風邪は治る。良かったね。]
(37) gekonra 2014/07/03(Thu) 15時半頃
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[間中の姿を見ないまま、寝返りをうつ。 横になったまま顔を顰めて伸びをして、壁に手をぶつけた。 物音から、その辺にいるだろう事が分かったので、挨拶をした。]
うんんん…… おはようございます……
……あぁ……
[まだ寝転んだまま、ぽつりという]
寝過ぎたな……
(38) gekonra 2014/07/03(Thu) 15時半頃
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[間中の裸足が顔の横を通過していくのを南方は視線で追う。 もう少し視線をずらすと、間中の持つカップの底も見えた。 机にカップが乗る硬質な音を聞いた。 間中が、傍に座るまで、見える範囲の部屋の主の仕草を追った。 ――今は顔を覗きこまれている。]
ないない。 ていうか一回起きたし……
[間中に寝坊を笑われている。 口元に手の甲を置いて欠伸をする。]
おきるかぁ……。
[手を床について、半身起こすようにしてから、あぐらをかいた。 暑かったので昨夜羽織った間中のカーディガンを脱いで畳み、布団の上へ置く。]
(40) gekonra 2014/07/03(Thu) 15時半頃
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へっ
[なにか残念がっているので鼻で笑った。>>41]
間中サン寝てたし二度寝しちゃった。 ……あぁ違う。遊ね。
[クッションを譲られたので素直に受け取り、座る。 カップが差し出されて「あぁすいません」と礼を言い、ひとくち飲んだ。 味というより、水分とカフェインにありがたみを感じる。]
(43) gekonra 2014/07/03(Thu) 16時頃
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[カップから視線をあげると>>41 咳で枯れた喉の名残と、菌と戦い続けた鼻の名残だけ残した声で返事をする。]
おー……平気。 すげー調子よくなった。
[おかげ様でと言おうかと思ったが、気遣いも受けたが同時に無理もした自覚があり、やめる。]
熱出た時はなんか早いんだよね。
(44) gekonra 2014/07/03(Thu) 16時頃
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