28 わかば荘の奇々怪々な非日常
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ん、だから、エリちゃんと二人、ね。
[自分をちゃんとカウントなさい、と立花に言い含める。 オムライスはジャニスへ、スープボウルは病沢へ。 それからあとふたつ、といえば誰のことを指すか自明だろうと。 キッチンを往復して戻り、空いたスペースに腰を下ろす。]
ま、人間のアタシ達はゆっくりご飯にでもしましょ。
[アタシ達はさっき食べちゃったけどね、と言い足しつつ、病沢の顔色を窺う。 白く血色の薄いのは気にかかるが、温かいものでも取れば少しは落ち着くだろうと、スープボウルを差し出した。]
(12) 2013/09/05(Thu) 01時半頃
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……なんか、可愛いわね。
[三角座りが移動する>>20。ソファから、ジャニスの隣。 じっと目を見られる。その動きの一つ、短い返事。大人しい愛らしさに、思わずぽつりと漏れる。 そしてまさしくその隣でオムライスについての感想が聞こえれば、笑みとともに頷いた。]
あら、お褒めいただきありがとう。 さっきマドちゃんにも言ったけど、気が向いたらうちの店にも来て。 まだ、場所教えてなかった気がするけど。
[ジャニスがここにきてまだ、8日。短い付き合いでは語りきれない事が多すぎる。 勤務先についても、そう。]
(25) 2013/09/05(Thu) 02時頃
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[どうも話が読めていなかったが、病沢自身が人か人でないか、という話だったようだ。]
おあがりなさい。 アナタが人じゃないなんて、そんな馬鹿な話があるもんですか。 どんなに、どんなにアナタ自身がそう思っても、アタシ達はどうしようもないくらいに人間だから。
人間だって思って生きていくほうが、すごく楽よ。 きっとね。
[事情は知らない。今のところは、気になるけれど知ろうとは思わない。 目の前にいる彼は人間だ。そう自分は認識しているし、目に見えて、話もできて、スープを飲んでいる。 「人じゃない」かもしれないと、考えることもできる。 泣いたらしい跡も、申し訳ないが見た。 充分すぎるほどだ。]
作れるように? やってみれば、案外出来るものよ。
[一念発起顔を上げた立花には、何のアドバイスにもならないアドバイスを。]
(37) 2013/09/05(Thu) 02時半頃
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って、偉そうに言うけど。 ただの雇われで、アタシの店なんかじゃないんだけどね? アタシも確かに調理担当だからモノ作るけど、自宅でリクエスト受けるほど自由度があるわけじゃないからね。
[それからお代はしっかりいただくわよ、と笑う。 よいしょ、と掛け声一つ、自室パソコン横のカードケースから店のフライヤーカードを三枚。]
気が向いたらでいいわよ。マドちゃんもね。 アタシがオフかそうでないかくらいは、直接聞いてくれればいいわ。
[そうして二人に渡す。 病沢はどうだろうか。受け取ってくれるかどうか窺いかねて、目の前に置いてみる。]
(41) 2013/09/05(Thu) 03時頃
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あの声――って、
[止めたい声、がすぐには思い至らない。 が、そういえばさっき、ついさっきだ、気味の悪い声を聞いた気がする。 底冷えのするような、女の。「見えなくていいもの」の類の。]
あれ、みんなも聞いた、のね。
[気のせいではなかった。大切なものを壊したい、と言った声。 自分の大切なもの、は、やはり。]
(42) 2013/09/05(Thu) 03時頃
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――壊されたくは、ないわね。
[そういう言葉も、依頼の一欠片に混ざるのか。]
(43) 2013/09/05(Thu) 03時頃
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あっはは! 男にするサービス精神は持ち合わせていないのよね。
[言いつつ、実際来たら何がしかの優遇はしてしまうのだろうが。 言葉と行動の不一致は新居にとってはよくあることだ。]
聞いたわね。そんなにはっきりじゃない、というか、聞きはしたんだけど、ばたばたしてたら何言ってたか忘れちゃったっていうか。 それくらいではあるけど、確かに聞いた。
[うんうん、と頷く。本当はいいものであったとしても、あまり好ましいとは現状思えなかった。 他にも聞いた人が少なくなさそう、となれば、不快な人が出るということだ。 それから、話が「彼」に移れば、あまりにはっきりとした物言いなのに多少たじろいだが。]
……うん。凄いわね、そこまでわかるの。 それで、そのついでに、ご相談なんだけど。 あの子。国谷、くん? あんまり構ってあげたら、ダメかしら。
[随分と情が移っているのを、思考巡らせるジャニスの前で零した**]
(45) 2013/09/05(Thu) 04時頃
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理由?
[病沢の、こんなに口を動かすのを今までに見たことがあったろうか。 けれどその唇が少しずつ紡ぐ言葉は優しく、「助けてあげたい」といった。]
そうよねえ。何か理由があるには、あるでしょうね。 こんなところにアパート作って日当たりが悪い! とかの恨みじゃないことを祈りたいけど。 叶えられるものなら、叶えてあげたほうが、お互い納得の上、とかで救われそう。
困ったときはお互い様、ね。
[壊されたくはない、に頷くのも見えた。 こうして話し、会話に応じ、思考する彼は、何を持ってして自らを人でないと称したのだろう。 母の話は聞けていなかった。ただ、確証を持てるのは彼は人ということくらい**]
(67) 2013/09/05(Thu) 17時頃
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肉屋 ニールは、メモを貼った。
2013/09/05(Thu) 17時半頃
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あらま。
[ジャニスの口ぶり>>68から、あまり好ましい行為ではないのだと聞いてしまえば、瞬く。 単に仲良くしているのと変わらない意識でいたから、意外で。]
ああ、アタシより、あの子の方に良くないかもしれない、って。 そう聞いちゃうとちょっとねえ、躊躇うけど。 アタシはあの子が見えるわけでもないし、声が聞こえるわけじゃない。 出来ることも限られてる。それならまだいいって、そういう話に受け取っちゃうけど?
[出来ることが少ないからこそ出来る限りをしたいと思うのを、都合よく解釈して適用した。 それを縁だというなら、住人としてここにいる彼らと国谷は、新居の意識の上では何ら変わらない存在だ。]
(93) 2013/09/05(Thu) 21時半頃
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……あのさ、禁句かなって思いつつ聞いちゃうけど。 ジャニス、アナタって、何者なの。
[追い払ったり、遠ざけたり、追い返したり。 自分には到底出来そうにもないことがいくつも並ぶ>>69。]
ま、何者であってもアタシはアナタを頼るって決めたけど。 力を、って、何をしろっていうの?
[言ったように、見えも聞こえも……いや、聞こえはした。 けれど会話が出来そうには思えなくて、助力を求められたところでどうすればいいのか、皆目検討もつかない。]
(95) 2013/09/05(Thu) 21時半頃
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ただね…
…かを…じると…うのは…その…を…じる…を…じる…です…
…いっぱなしだと…も…じられなくなるから…
それだけは…を…けた…がいいですよ…
…
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