64 さよならのひとつまえ
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そ、猫見に来た あと天体観測の勧誘
[付け足しに思われるかもしれないけれど、強ち間違ってはいない。 怜二の問いにそう答えれば、背を押す丞に便乗する様に腕を片手で掴み、>>447ベンチの方へと引く。]
んー、ちょっと変なとこ怪我してる以外は無事 すごい健康体で巣立ちますよー
[バスが少々不安ではあるが、そこは耐えるしかないだろう。 そこまで過酷な旅にならないことを、信じたい。
そうこうしている間にも、丞のペンは動いていく。 出来上がった絵を見せられ、少しだけ眉を寄せた。>>449]
……俺、こんなつねりたくなる顔してない
[唇を尖らせ、わざとらしく不平を漏らすが、すぐにその表情も解けるか。 ありがと、と小さく呟き、彼が許可したのならばスマートフォンでそのイラストを撮影させてもらう。 写真に保護をかけながら、フードを被りなおした。]
(467) 2014/03/26(Wed) 21時頃
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うん、じゃぁ、またね
[公園を去る丞に、常通りの笑顔で再開の挨拶を。>>452 実際、その再開は直ぐに果たされるのだろう。 けれど、その次は。
たった三文字のその言葉の重みが、じわりと染みる。
そうして、唇で笑みを形作れば、怜二の方に顔を向ける。]
……怜二はタイムカプセル、いいの?
[間に合わなくなるよ、と、首を傾げて問う。 どこからか、擦り寄ってきた猫の姿に、その場にしゃがみ込み、頭を撫でて。]
……いいなーおまえはー 昼もごろごろできて、……ずっとここにいられて
[丞のイラストではないけれど、猫になれたらよかったのに、なんて。]
(468) 2014/03/26(Wed) 21時頃
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− 屋上からのメール − −−−−−−- To:丞 Sub:Re:RE:てんたいかんそく
まってるよ! ちょっとさむいからあったかくしてね
−−−−−−- −−−−−−- To:頼児 Sub:Re:Re.てんたいかんそく
`*:;,.★ 〜☆・:.,;*ありがとう`*:;,.★ 〜☆・:.,;* 防寒対策しっかりしてきてね ブランケットあると便利 俺もう送っちゃったけど
−−−−−−-
(*72) 2014/03/26(Wed) 21時頃
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To:成斗 Sub:Re:そーちんの星座講座は付きますか?
希望者にはかんたんな講座するよ
冬のダイアモンドはシリウスからスタートの、 プロキオン ポルックス (たまにカストル) カペラ アルデバラン リゲル を繋いだやつです。
カストル以外はみんな一等星だから、見えるんじゃないかな。
−−−−−−-
(*73) 2014/03/26(Wed) 21時頃
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−−−−−−- To:朔太郎 Sub:Re:参加意思表明☆
了解だよ〜 消灯までは粘るつもりだから! よかったらきてね!
−−−−−−- −−−−−−- To:ありす Sub:Re:re:てんたいかんそく
これたら
\(o⌒∇⌒o)/
きてね
−−−−−−-
(*74) 2014/03/26(Wed) 21時頃
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To:利一 Sub:Re:どこ
もうすぐ設営終わるよ
こいぬ座β、よく見える、よかった
[添付画像:屋上からの夕焼け 一番星は写らない]
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(*75) 2014/03/26(Wed) 21時頃
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− 夕方−団地公園>>472 −
手紙とか、……何かそういうのは?
っても、俺も何も用意できなかったけどねぇ
[殆ど荷物は送ってしまったのだ、後は天球儀を、タオルに包んで鞄に突っ込むだけ。 小さいサイズの雑貨とはいえ、流石にクッキー缶には入るまい。 星座早見もまた、同様に。
手紙を書く気には、やはり、なれなかった。 10年後の自分の姿と言うものが、あまりにもおぼろげだったから。 想像したくなかった、とも言えるのかもしれない。]
……そりゃ、ね 俺だって完璧超人じゃないんだもの
寂しいし、辛いし、……なんかもう、わけわかんないよ
[どうしたらいいんだろうねぇ、と、怜二を見上げて笑う。]
(487) 2014/03/26(Wed) 21時頃
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……ん、んー 待って、ちょっとまって、もう少し、
[一匹の猫を撫でていれば、わらわらと寄ってくるその他の猫。 一匹ずつを最低一撫ではして、よし、と一声。 フードの毛を払いながら立ち上がれば、行こう、と促す。]
……そういや、キャラメルあるよ、キャラメル 怜二食べる?
[歩く最中、そんな事を話しかけながらポケットに手を突っ込む。 指先に触れたのは、手のひらサイズの小箱と、もう一つ。>>414]
……増えた
[唖然とした表情で、呟く。*]
(491) 2014/03/26(Wed) 21時半頃
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To:利一>>*76 Sub:Re:見えねー
もうすぐ終わるとは言ってるけど、終わってないよ
来るなら俺の机にあるおかし持ってきて
−−−−−−-
(*77) 2014/03/26(Wed) 21時半頃
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− 夜−屋上 −
[残っていた団子の最後の一串を口に運ぶ。 ビニールシートの隅、ゴミ袋用にと確保しておいたビニール袋に、それらのごみをひとまとめにした。
設営と言っても簡単なものだ、ビニールシートを大きく広げ、四隅に重石を乗せる。 それが自分の靴だったり、鞄だったりは様々だけれど。
設営準備と称して、何かを整理する時間が欲しかったのかもしれない。 鞄からそれ用に購入してあった懐中電灯を取り出せば、スイッチを入れる。
真っ直ぐに伸びた光は、夜空に突き刺さる。 空は高すぎて指し棒が届かないから、今日の講座にはこれを使うつもりだった。
照らした先に輝くのは、こいぬ座β、星名はゴメイザ。 アラビア語で、涙に濡れた瞳の意味を持つ星。
誕生花があるように、誕生星もあるわけで。 そんな星の星言葉を思い出せば、少しだけ自嘲した。*]
(503) 2014/03/26(Wed) 21時半頃
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− 夕方−団地公園>>497 −
……そうだねぇ、結構、わかんなくなってる 覚悟はしてたんだけど、……してたから今でいられるのかな
……寂しい、辛いって泣いてる姿を覚えられたらたまらないからねぇ
[だから怜二も忘れてね、と付け加える。 屈む背と、此方を覗き込む瞳と。 色素の薄い瞳は一瞬だけその瞳を見つめて、それから直ぐに、逸れて。]
あるけど、いい、……今、言う必要は多分、ないし 言ってもただの、自己満だから 今満足して、全部ぶち壊すくらいなら、十年後に笑う方を取るよ、俺は
[これからもきっと、必要はない。 ほんの小さな恋心も、きっといつか、思い出になる。 十年後、作った口実を果たしに、再開すればいい。
十年もきっと、あっという間だけれど。]
(513) 2014/03/26(Wed) 21時半頃
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……っていうか、食べ物あれば俺が来るみたいな認識の奴、ぜったいいたよね 俺別にそこまで日中食って、……食って、るかなぁ……
[現に今も、キャラメルを頬張っているわけで。 増えた菓子とをポケットに戻し、軽く握り締めた。
夕焼けが辺りを満たす。 青かった空を赤く、そして藍色に染めていく。
下校中、幾度か見た景色ではあるのだけれど。]
……見納めだー!
[吹っ切れたように一言叫べば、フードを脱ぐ。 どこぞの青春漫画よろしく競争しようと言いたかったけれど、負傷部位のせいで上手く走れなかった。**]
(514) 2014/03/26(Wed) 21時半頃
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−−−−−−- To:利政 Sub:Re:RE:てんたいかんそく
後片付け組がけっこういておれはびっくりしている おつかれさま、まってるよ!
−−−−−−- −−−−−−-
To:博 Sub:Re:RE:てんたいかんそく き て ね !
ぜひぜひ
−−−−−−-
(*80) 2014/03/26(Wed) 22時頃
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− 夜−屋上>>511 −
だってそんな直ぐ来ると思わなかったし 勝手に来た利一が悪い、防寒対策してなかったのも利一が悪い、はい解決!
[懐中電灯の電源を切れば、シートの上に上がるように促す。 机の上に放置していたのは、昨日環から貰ったものだ。 中のグミ菓子の袋を開け、一つを口に含めば利一に中を勧める。 期間限定のそれは、独特の酸っぱさがある。
唇を軽く窄め、見上げる利一につられるように、空を見上げる。 一等星の輝く空、取り出した眼鏡をかければ、二等星くらいまでならくっきりと見えるようになるか。]
見えるよ、こいぬ座β 俺の誕生星ー
[そう言って星を指さすが、利一が気付かぬようなら片手に懐中電灯を持ち、該当箇所を照らす。]
こっちの明るいのが仔犬の尾っぽ で、こっちね、β
(518) 2014/03/26(Wed) 22時頃
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− 夜−屋上>>530 −
全部利一のせいってした方が、主に俺が穏便になるかなって ……これめっちゃ酸いね
[もごもごと、酸味の残る口内を、持ち込んでいた緑茶のペットボトルで洗う。 真っ直ぐに伸びる白の一直線。 それでも見辛いようならば、赤縁の眼鏡を手渡すだろう。 星を見るときだけ、と、忠告して。
見上げた空は、降りそうな程からはほど遠い。]
あんま生まれた日と、その日見える星は関係ないよ 俺かに座だけど、かに座そこにいるし
……さそり座、あれって秋生まれの星座だけど、夏の星座なんだよ オリオンは冬にいばるけど、さそり座が見えてきたら隠れちゃうの
[そう言いながら、次々と光の先は星を指す。 少しでも星を覚えておこうと、瞳の中に星を映す。]
(537) 2014/03/26(Wed) 22時半頃
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元祖すもも味
[パッケージの文字をそのまま読み上げる。 一口目に慣れてしまえば二口目からはペースがあがる。 むぐむぐと、口の中でグミを転がして。]
8月、……待って、調べる 流石に俺365日覚えてない
[そう告げて、日付を確認すればスマートフォンで調べる。 あぁ、と一つ呟き、星は暗闇を指す。
視力が良ければ、或いはもう少し辺りが暗ければ見えたかもしれない。 北斗七星から、然程離れない距離。]
おおぐま座の足、タニア・アウストラリス、……三等星だからすごい見辛い
……見える?俺は裸眼じゃ見えない
[あのあたり、と、アバウトな位置を光は照らした。]
(550) 2014/03/26(Wed) 22時半頃
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[皆が遅い、という声に、僅か肩を揺らして笑う。]
……利一が早く来すぎたんじゃない? どしたの、なんか張り切ってる?
……張り切っても、星は逃げないよ
[ゆっくりでよかったのに、と、穏やかに。
懐中電灯のスイッチを切れば、寝転がる。 患部が圧されて、また、小さな声で痛い、と零した。]
(552) 2014/03/26(Wed) 22時半頃
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もっと田舎の方とか、暗いところとか、 そういうとこなら多分、見えるよ
三等星どころじゃなくて、もっともっと小さい星も多分、見える
[やっぱり天体観測は夏だなぁ、と、細かな砂をばら撒いたような天の川に思いを馳せる。 細かな星がきらきらひかって、本当に一つの川のようになって。 ミルクの粒に例えた気持ちが、よくわかって。]
じゃぁ、張り切ってないのに一番乗りだった利一にはグミをあげよう 遠慮なく受け取りたまえ
[利一の心中を、察することはできない。 自分が堪えるのに、精一杯だから。
そんな風にしていれば、丞や頼児が屋上へやってくるのだろう。 上がってきた面々に、ブルーシートの上を勧めた。]
(577) 2014/03/26(Wed) 23時頃
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うぃー 準備出来てるから適当にすわッ
[すわッ。
利政の声に体を起こして振り返れば、顔面に飛来する、馴染みのチョコが菓子の詰め合わせ。>>578 もちろん受け止められる筈がなく、一度顔面をクッション代わりにしてビニールシートの上に落ちた。 その中身が何であるかを確認すると同時、詰め合わせと利政の顔を交互に見て、]
……かっ、……金は、やらんぞ……
[抱え込み、主張するのはとてもみみっちい事。 そんな風に変に振り切ろうとするのは、少しでもこの空気を紛らわせようとしてか。]
……利政、グミ食べる?
[そんな風に差し出すグミは、やはり元祖すもも味。]
(594) 2014/03/26(Wed) 23時半頃
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説明は、ある程度揃ってから始めようか ほら、俺、喋りだしたら止まらないから
[ダイアモンドを、という声に立ち上がり、懐中電灯を手に取ればスイッチを入れる。
オリオンをなぞる、という声に、光の一筋は三連星を撫でた。 それは、きっと頼児の指先よりもずっと確かになぞっただろう。
力強い光を持ってしても、オリオンには届かないのだけれど。]
……シリウスはねぇ、こっち 今年は惑星が綺麗だから、一等星でも霞んじゃうんだよね
近くにいるほうがやっぱり、輝いて見えるから
[長旅の末に、やっとやってきた光だというのに、こんなにも呆気無く抜かれてしまう。 空を見上げ、苦笑した。]
(595) 2014/03/26(Wed) 23時半頃
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ちょ、写真は事務所通してくださいー
[写真、という智明に冗談めかして掌を向ける。 気分はパパラッチに囲まれる有名人だ。 同室、の言葉に利一の顔をちらとみて、小さく頷く。]
しかも、そこの丞は去年の同室だし、そっちの頼児は一昨年同室なんだよね ……あっ、これはもしかしてあれか、三人で俺の恥ずかしい話しちゃう感じか!?
やめてよ、俺恥ずかしい人生しか送ってないから!
[どうなんだ、と、かつての同室者達と現同室者とに視線をやる 隅へと走る智明の背を苦笑しながら見送る。
カメラを向けられれば、できる限りの笑顔を見せただろう。]
(598) 2014/03/26(Wed) 23時半頃
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よっ、 ……呼びましたっけぇ……? 俺ちょっと、そんな前のことは覚えてない、っていうか、
[というか何故、そんなに覚えているのだ。
残念な事に丞の語る言葉達の殆どが、というか全部に身に覚えがあるので、何も反論ができない。 半開きになった口が力無く開閉し、代わりに頬に血が昇る。]
や、 やめ ……それは俺読めない新聞だよね!?
[読めたらいいのかという話ではないが。 しかし智明の手にかかれば本当に自分の残念エピソードが紙面で踊りそうだ。>>609
ツーショットの言葉に、いいよーと軽く返す。]
星が映ればいいんだけどね、 光が小さすぎるから、機材が別にいるんだよねぇ
[いつか、そのあたりの機材も揃えたいものだと、星空を見上げ、呟く。]
(614) 2014/03/27(Thu) 00時頃
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[そうして。
参加する、と、メールの返信をくれた者達がある程度集まれば、ブルーシートの中央に立ち、わざとらしく咳払いをする。 見上げた夜空は高い、星も、この地域にしては綺麗に見えている。 懐中電灯のスイッチを入れ、天上を真っ直ぐ指して。]
まずは、東西南北の確認から、始めるねー
[そんな、基礎的なことから、天体講座は始まるだろう。
専門的な用語はあまり使わないように心がけながら、ひとつひとつ、星を指す。 冬の大三角形。 冬のダイアモンド。 北斗七星と、その側にひっそりと輝くアルコルの存在。
兄が死して尚、共にいることを望んだ双子の話。 大神の妻の嫉妬に充てられ、熊へと変えられた娘とその息子の話。 女神の怒りに触れ、鹿へと変えられてしまった主人を噛み殺した猟犬の話。 そしてお馴染みの、蠍を恐れる巨人の話。 愛憎渦巻く、妙に人間臭い神々の話。]
(615) 2014/03/27(Thu) 00時頃
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結構、「結局ゼウスが悪いんだろ」って話が多くて、……
……後は、……あとは、何かな、 何、だろう、
えっと、思い出すから、ちょっと待ってね?えっとー……、
[次の言葉を探す。 言葉を途切れさせる前に、次の話を。
話しておかないと、だって。 次にみんなで星を見ることなんて、ないから。
だから、沢山、話して。]
………、
[話さないと、いけないのに。]
(617) 2014/03/27(Thu) 00時頃
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/* 俺がどんどんばかになっていく
(-103) 2014/03/27(Thu) 00時半頃
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あとは、そうだな、
……今年は、……星の……観測ポイント、っていうのかな、 そういうのが、結構あって、
[けど、もうこの場所では見られなくて。]
4月なったら、火星が二年ぶりくらいに、最接近して、
[けど、もう自分は遠い地にいて。]
次の、流星群も、 ……4月に、こと座が、 ……でも、……今年は、あんま、見られないだろうって、
5月の、みずがめ座が、……ゴールデンウィーク、だから、……
[話すことが、未来に偏る。 今の星空で語れることがなくなれば、自然とそうなることは、予測できただろう。 スイッチを落とした懐中電灯を、腹の前で握りしめる。 声が震えるのを、堪える。]
(637) 2014/03/27(Thu) 00時半頃
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ティソは、ススムの小声は、自らの声に紛れて届かない。
2014/03/27(Thu) 00時半頃
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/* この寮は
同性愛者だらけなのか
そうなのか
(-104) 2014/03/27(Thu) 00時半頃
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/* 脳内で先輩ルートが始まっている
#だいたい丞のせい
(-105) 2014/03/27(Thu) 00時半頃
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/* ※2dです
(-106) 2014/03/27(Thu) 00時半頃
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[堪えていたものが溢れると、星に向けていた瞳を固く閉じたと同時。]
……はぇ、
[丞の声に応じるには、間の抜けたすぎた音が、漏れた。>>646 その手に握られているのがクラッカーだと理解するよりも先に、弾ける音。 弾みで零れた数粒の涙は、抱き寄せる利一の肩口に落ちる。>>653
呆気にとられたように、瞬く度に落ちる涙。 はらはらと舞う星形の紙吹雪の中、耳に届く利一の声に、くしゃりと顔を歪めた。]
……ばか利一 なんでお前が先に泣くの、……主役差し置いてんじゃねーよ、ばか
[肩口に押し付けられる目元。 その柔らかな癖毛を、くしゃりと掻き混ぜる。]
……っくそ、ばか、 ばか、……ばーか、……
[子供じみた悪態も、そのうちに、泣き声に掻き消える。]
(664) 2014/03/27(Thu) 01時頃
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