78 わかば荘の薔薇色の日常
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[いつものように簡単に側に寄れない。 数歩歩み出て、床に落ちた布地を拾うのが精一杯だった。
そうするうちにも 新たに組まれたキャンバスはイーゼルに乗り 椅子が、その側に据えられる。
やっと聞けた南方の声に、温度を感じることが出来なかった。]
……うん
[ただ頷いて、動かない足で冷たい床を踏んでいる。]
(599) hana 2014/07/06(Sun) 23時頃
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/* そう俺 九月の描写に藤堂と永利の引っ越しを入れ忘れたのが痛恨のミス
(-1920) hana 2014/07/06(Sun) 23時頃
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/* ほんとは全員入れたかったのだが…… だが…… 來夏にはエアーで祝ってもらう
あ!!來夏全員の集合写真は!?
(-1921) hana 2014/07/06(Sun) 23時頃
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/* >>-1909 うううううーーーーーん…… 可愛いので反応したいけど時間かかるやつだ……
來夏の言葉に、びっみょーーーに照れるレア間中を見せたかった そんで頭を肘で引き寄せて額ごつんしたかった。
(-1925) hana 2014/07/06(Sun) 23時頃
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/* ああそういう……>>-1927
集合写真とりたいのかと勘違いしてた 俺とってもらいたい とって とって 寝てるとこがいい
(-1929) hana 2014/07/06(Sun) 23時頃
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/* 周到すぎるわ
(-1932) hana 2014/07/06(Sun) 23時頃
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/* >>-1930 だからそれなんだよ………… wwwwwwwwwww
(-1935) hana 2014/07/06(Sun) 23時頃
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[振り返った南方の表情は いつも通りであるかにも見えた。
眉根の寄った、 不機嫌そうな────……?]
……
[瞬間だけを切り取れば、そうであったのかもしれない。 來夏のカメラが景色を写し取り 一瞬の時間を四角い枠に圧縮して閉じ込めるように 南方も、前後の繋がりを無視すれば、 “いつも通り”──と、思えたかもしれない。]
(605) hana 2014/07/06(Sun) 23時頃
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[けれど──。]
みなかた
[部屋の前で頭を撫でて、笑ってくれた南方を思えば。 目尻に寄った人の好さそうな皺を思い出せば。
今、そこにある“いつも通り”は、不自然でしかない。]
!
[寄って来た南方に手首を取られ、 その手が掴んでいた生地は不必要なもののように奪われた。
手を引かれるまま、裸足の足が部屋を横切り 陽光が斜めに差し込む場所で止まる。]
(607) hana 2014/07/06(Sun) 23時頃
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[値踏みするような視線を感じた。 モデルとして、価値があるかを確かめているような。
──ああ。 確かに、思ったのだった。 描きたいものは、自分ではないかもしれないと。
南方は今、それを確かめているのかもしれない──。]
(608) hana 2014/07/06(Sun) 23時頃
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[駄目だ──と。 描きたくないと言われたらどうしよう。
描きたいものが珍しい風景や異国の景色であったら それを描く南方についてゆくのは難しい。]
(=99) hana 2014/07/06(Sun) 23時半頃
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[難しいが──
無理ではない──とも、思う──。]
(=100) hana 2014/07/06(Sun) 23時半頃
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[刺激が欲しいと思っていた。 同時に、居心地のいい場所を失いたくない思いもあった。
もう認めている。 自分は少し人より文章に親しんだだけの凡人だ。
優しく温かい場所を失いたくない気持ちは 間違いなくあるのだ──。]
(=102) hana 2014/07/06(Sun) 23時半頃
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[わかば荘は、自由で、刺激に富み、 住む人は優しく、ネタ探しには事欠かない。
ずっと住み続けたいと思うに十分な場所だと言える。
バイト先のても爺も、実の祖父のようによくしてくれて 息子と離れて暮らしている彼を、一人にするのは心配だ。
それでも──]
(=103) hana 2014/07/06(Sun) 23時半頃
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[もし──
一番居心地が良い場所は──と尋ねられれば。
その時は間違いなく────]
(=104) hana 2014/07/06(Sun) 23時半頃
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/* あえて寒暖の差を作る
南方変と思いつつ これは俺の寝床だという認識を強めてゆくテスト
(-1952) hana 2014/07/06(Sun) 23時半頃
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/* >>607 目尻に 皺 の寄った
だよwww 慌ててるから仕方ないね……くすん
(-1954) hana 2014/07/06(Sun) 23時半頃
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[ぬくい──が、優しくはない手が離れて 隣に椅子が置かれた。
西洋美術史の本を渡されて、読めと言われた。]
……。
[遊は頷いて、椅子に腰をおろし、軽く足を開いて まだ開かない本を膝の上に乗せた。
遊の目は、まだ南方を見ている。]
(612) hana 2014/07/06(Sun) 23時半頃
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/* 檀さんと日向ってこれ永遠に天然コント続けるやつじゃ……
(-1960) hana 2014/07/06(Sun) 23時半頃
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[待っても、南方は見ているばかりで描きはじめようとしない。 仕方なく、足を組んで、背を軽く丸め 既に一度、南方の部屋で読んだことのある西洋美術史の本を もう一度、端から、詳細に、舐めるように読み始めた。]
…────。
[いつの間にか、没頭していて──。
南方の声に気付くのが一瞬遅れた。]
(614) hana 2014/07/06(Sun) 23時半頃
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──…?
[何か言われた気がして顔を上げる。 下ばかり向いていた目に、窓からの光が少し眩しい。]
(616) hana 2014/07/06(Sun) 23時半頃
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──。
[痛い。
南方の声が。 呆然としたようなその声が。
やっぱり自分じゃ無理か──という 諦めにも似た気持ちが湧いて来て、 想いはすぐには言葉にならなかった。]
(617) hana 2014/07/06(Sun) 23時半頃
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[本を閉じて組んでいた足をおろし 椅子から立ち上がって、 イーゼルに立てかけられたキャンバスの前に立った。
──キャンバスは、真っ白なままだった。]
(618) hana 2014/07/06(Sun) 23時半頃
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[本を足元に置いて、キャンバスでなく、 呆然としている南方のこめかみから目尻の辺りに 笑っていない遊の視線が留まる。]
…──────。
[言葉の代わりに、遊は 空になった冷たい手で、南方の首筋に触れた。
触れて、少し体温が混ざった辺りで 南方の背を、髪を、ゆっくりと撫で下ろした。]
(619) hana 2014/07/06(Sun) 23時半頃
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いいよ
[ぽつ、と遊は言い]
…──いいよ。
[もう一度、同じ言葉を繰り返した。]
(623) hana 2014/07/07(Mon) 00時頃
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[南方の声から、なにがしかの感情は感じ取れた。
傷ついている。 驚いているのかもしれない。
南方は、描かない──ではなく 描けない──と言った。]
いいから────……。
[もう、描こうとしなくていい。
──無理をさせた自分を悔いた。]
(626) hana 2014/07/07(Mon) 00時頃
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[南方の手から鉛筆を、奪うではなくそっと取り上げ、 キャンバスを支えるイーゼルの端に置いた。
ゆっくりと息を吐き、 撫でていた手を離すと、南方の背後に回り込んだ。]
(631) hana 2014/07/07(Mon) 00時頃
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[冷たい、温度のない、 小枝のような遊の指が、南方の瞼を覆い 視界に映る、かつてモデルが立っていた空間も、 遊が座っていた椅子も、白いキャンバスも、イーゼルも。
全て──全てを、闇に覆い隠した。]
もう、描かなくていいから──
[抑揚のない遊の声が、暗示を掛けるように、 視界を塞いで、引き寄せた南方の後頭部に、ゆっくりと囁いた。]
(632) hana 2014/07/07(Mon) 00時頃
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[もう二度と、描いて欲しいなんて言わない。
だから、側にいて────。]
(=113) hana 2014/07/07(Mon) 00時頃
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[揮発性の油の匂いのする部屋を、 ぬくい果実の体温を。
この──何より居心地のいい場所を、俺にちょうだい。]
(=115) hana 2014/07/07(Mon) 00時頃
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