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108 Persona外典−影の海・月の影−
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―満月の夜― [掌の冷たい人は心の温かい人、 そんな言葉には少しだけ意外そうに目を見張った。 駆けた先、市外を見下ろすクレーンの上手はまだ繋がったまま。
じわりと影の蝕んでいく町の姿を、 雛宮律はなにか慈しむような表情で見下ろした。
迷い、苦痛、悲しみ、憎悪、後悔。 抗うものたち痛みの雫はシャドウの海へと溶けて流れ込み、 満たされぬ影で作られた身に、一時的な充溢感を齎すものだ。 そしてそれは――傍らからも>>21]
……今のお前に何が出来んの?
[花河の心のうちと同じことを口にした]
(32) 2015/02/20(Fri) 23時頃
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[>>22 逡巡するように続いた言葉。 彼女が今、何を言おうとしているのか、 そしてどうしてそれが口にし難いのか、 雛宮律には分かってしまう、そして分かってしまうから、 彼女には言わなかったことが、今までもたくさんあったのだろう。 沈黙の静寂は、いつだって安寧を導いた]
お前がここにいるなら、行ってもいいけど。
[自嘲のように口にされた言葉は、 きっと彼女が思うよりも律には意味のある言葉だった]
そうだなあ……、 もし今、俺がみんなを助けに行ったら死ぬとする。 そしたら、みんなが助かるのと、俺一人だけが助かるのと。
どっちがいいかな?
[それは少し意地の悪いトロッコ問題のもじりだ。 答えを聞かずに繋いだ手を解いて、かつん、とクレーンの上から一歩踏み出す、黒く焼けた火烏の翼が大きく広がってその姿を隠した*]
(33) 2015/02/20(Fri) 23時頃
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―夜明け前・祟神神社前―
へえ、この状況ならひとおもいに、 取り込んでしまえると思ったのだけどな。
[リツキがシャドウ、 その情報が向こうにペルソナ使いをひきつけてくれると思っていたが、どうやらそういうわけにはいかなかったようだ]
すこしくらいは、仕事をしようか。
[火烏の容がしたたり落ちて闇に溶けた。 影と同化したそれは混戦の最中まで赤黒い暴虐の翼を広げる。 ――その日奪われた影、櫻井智晶の痕跡には、やはり相馬絹代の時と>>3:6同じように、憎悪の業火が刻まれただろう*]
(46) 2015/02/20(Fri) 23時半頃
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------------------------------------------------- To:賀来馨一 From:雛宮律 件名:Re:(No Title)
そうか、辛いな。 で、これからどうするんだ? ------------------------------------------------
[>>42 賀来の連絡メールに個人的に返信をした。 シャドウを退治するだけでは犠牲が出ることくらいは、学んだだろう。彼らがこれからどうするか、それは興味があったからだ]
(64) 2015/02/21(Sat) 00時頃
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―祟神市内・中央―
……で、なんだろうなあ、この。
[忙しない街中は確実に様相が変わってきているらしい。 それでも、元旦の静寂が過ぎた後の街は、少し騒々しい。 歩きスマホをすることになったのは、届いたメールのせいだ>>31]
(66) 2015/02/21(Sat) 00時頃
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茶番…?
(*8) 2015/02/21(Sat) 00時頃
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------------------------------------------------ From:雛宮律 To:高屋敷真弓,賀来馨一 件名:Re:Re:お疲れ様です。
あけましておめでとうございます。 いつまで続くかわからない、あんまり無理せず。
花河は多分、調子悪い。 あいつに仕切らせてばかりなのもどうかと思うな。 ------------------------------------------------
[>>31>>57 賀来の文面を受けて返信する。 あのあと花河がどうしたか、それは自分も気になるところではあった]
(73) 2015/02/21(Sat) 00時半頃
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確かに仕込みは大事だね。
……リツキもよくやったものだよね。 あの子を手なずけてから、影を奪うなんてさ。
[シャドウの海をたゆたう、声。 それはもう痛みも悲しみも遠い闇の安寧の中にあったようだけれど]
(*10) 2015/02/21(Sat) 00時半頃
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―中央区/繁華外―
まあ、悪くはない。 物事には下準備というのは、大事だと思うよ。
[>>75 無表情に返信を出してたら、絡まれた。 とりあえず尻ポケットにスマホを突っ込んで、ゆるりと笑う]
君だって、それ持ってるじゃないか。 おかげで繋がりからは逃れられない、少し厄介だとも思うね。 ――ああ、君が繋がっているのは、君のいう価値ある人間だけなのかな?
[そちらの端末を覗き込むように、身を寄せた]
(81) 2015/02/21(Sat) 00時半頃
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------------------------------------------------- To:賀来馨一 From:雛宮律 件名:Re:Re:Re:(No Title)
それ俺に聞かれてもな……。 っていうか、櫻井ってそのリツキにやられたの? あいつだって、ペルソナ、使えるんだろ? ------------------------------------------------
(87) 2015/02/21(Sat) 01時頃
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時間を注いだものは、 それだけ愛着が湧くものだと思うよ。 だからこそ裏切られたと感じたときに、より大きな失望を味わう。
[>>86 面倒だと告げた少年に、律が聞かせる言葉。 それは雛宮律がよく知った感覚だ。 画面を覗き込んだ先に表示された名前には、肩をすくめた]
へえ……、彼がねえ。まあいいけど。 それでつまり、あの子もそういう存在だったのかな。
[覗き込んだだけで、身を離す。 他者の存在には気づいてはいなかったけれど、 リツキがシャドウであることが知られている以上、適度な距離は必要だ]
(95) 2015/02/21(Sat) 01時頃
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------------------------------------------------- To:賀来馨一 From:雛宮律 件名:Re:Re:Re:(No Title)
や、だって人間の影奪ってんだろ? 人間いないところに行く意味はないんじゃねーの?
そういうんじゃなくてさ、 櫻井だってペルソナ使えるんだからさ、 その辺の雑魚いのにやられるの?って話。
誰と一緒にいたんだよ、その時。 ------------------------------------------------
(103) 2015/02/21(Sat) 01時半頃
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君のいう価値は、 俺には愛着と同意義に聞こえるな。 あの子の影を奪った時、いったいどんな気分だったんだい?
[>>100 問うだけ問うてポケットに手を突っ込んだ、 常のような雛宮律の顔をしたのは、リツキの視線の意味が見て取れたからだ。
>>104 大分自分より髪の傷んだあいつ。 最初の夜、散々スルーしてくれた奴だが、 まあ根に持つのはあとでいい。]
……まゆみさんになれなれしかった奴。
[という律の認識をとりあえず口にした、 リツキに用があるらしい相手に、一歩譲った。 どうせ、今の時間はただの寄り道にすぎない]
(112) 2015/02/21(Sat) 01時半頃
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[>>106 どうやら賀来に全く話の意図は通じていないらしい。 リツキを倒せばつながりは切れるか?彼の質問はつまり「シャドウの海を繋げるものがリツキだけか」ということだ。導こうとした答えは「リツキ以外にもシャドウの海を繋げるもの、すなわち力の強いシャドウがいるかもしれない」ということ。櫻井の敗北からその存在を導こうとしたが]
……なんだ、 雑魚の力押しで負ける程度のペルソナ使いか。
[彼らはどうやら自分が想定するよりも、大分未熟なようだ]
------------------------------------------------- To:賀来馨一 From:雛宮律 件名:Re:Re:Re:(No Title)
そう、櫻井がやられるくらいだから、 それこそリツキみたいな格上のシャドウが、 その時その場所にいたのかなって思ったんだけどな。 ------------------------------------------------
(126) 2015/02/21(Sat) 02時頃
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今はじめてこいつと口聞いたし、 別にまゆみさんの友達でもないけど。
[>>115>>130 様々の事柄をまとめて返して、 話に混ざるつもりはなかったので、その場は離れることにした。 去り際の挨拶が必要な関係性かすら悩むところだ]
(131) 2015/02/21(Sat) 02時半頃
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―南区・マンション― [訪れたのはとある土曜日の朝早く。 集まりに指定された、ちょうどその日だ。 先の満月の夜と同じようにインターホンを押す]
……どうするんだ、今日は。
[問いかけは一言だけだったけれど、 どちらの答えでもそれを許容するだろう声音だった*]
(141) 2015/02/21(Sat) 03時頃
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/* 鳥痕跡残すのは頭悪すぎるので、 炎の痕跡にしたんだよ……
あたまわるいこになってしまった
(-67) 2015/02/21(Sat) 12時半頃
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[>>110>>183>>198 いくつかメールが届いていたが、特に返信の必要はないだろう。 高屋敷真弓の所在を確認する内容は少し気になったが、実際どこにいたかなんて知らない。]
……あの子以外にも勘のいいのがいたのかな?
[差出人の名前を、つっとなぞった。 あの時、炎以外の痕跡は残さぬようにするつもりが、 どうやら一筋縄ではいなかった、彼は他のペルソナ使いたちと関わりのなかった相馬とは違う。]
少しは用心、しないと、ねえ?
[薄闇の影に囁いた]
(217) 2015/02/21(Sat) 18時半頃
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アリバイの確認とは、 随分、まともで確実な手段だな。 ……疑われているみたいだね?
秋山 五郎、さすがにあの年齢では、 子供だましは通じなさそうだ。
(*20) 2015/02/21(Sat) 18時半頃
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[それからふと、 >>+22>>+23>>+24 影の海に沈むこえを聞く。]
……へえ、 あかりにそんな執着を残しているんだ。
(*22) 2015/02/21(Sat) 19時頃
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単純に疑われた先から潰していく、 ……というのは、いささか芸がなさすぎるかな?
愉しみのないことは、つまらないね。 けれど面倒ごとを排除しなければ、愉しみにもたどり着けない。
(*24) 2015/02/21(Sat) 19時頃
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あかりのことは俺に任せてよ。 ――彼女は雛宮律の幼馴染だからね、よく知っている。
それに今の彼女は無害だよ。何も出来ない。 もう一度くらい足掻いてほしいものだけれど。
足掻けば足掻くほど、 現実の残酷さは柔らかなこころを傷つける。
(*25) 2015/02/21(Sat) 19時頃
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……どれだけ傷ついてくれるだろう?
(*26) 2015/02/21(Sat) 19時頃
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―土曜の朝― [>>216 一人住まいにはだだっぴろい部屋、 部屋に上げられることに対しては、律は少しだけ躊躇いをみせる。律が一人になった彼女の元を訪れがたがった理由]
……一人暮らしのくせに、簡単に男を部屋にあげるなよ。
[出されたばかりの珈琲に視線を向けながら、 問いかけの答えとは、全く関係のない言葉を口にする。 砂糖とミルクをかき混ぜるスプーンの音がやけに響いた]
行くなら付き合う、――どこへでも?
[心変わりなら今のうちだと示唆をして、 それこそ今日はどこへでも彼女に付き添っていくのだろう。 冗談交じりの言葉に何を言ってるんだかと笑う、 世話焼きなんて言葉は雛宮律の自覚からはほど遠い。 いつだって、律は自分のことで精一杯だった]
(226) 2015/02/21(Sat) 19時半頃
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世話を焼くのは、お前にだけだな。
[どうにかこの世界で存在しようと、 ただ足掻くだけで律は精一杯だったのだ。
そして言葉と共にカップの中身を飲み干す*]
(227) 2015/02/21(Sat) 19時半頃
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幼馴染がシャドウでした、って。
簡単なねたばらしをしたいだけだよ。 なにせ絹ちゃんには全然驚いてもらえなかったしね?
(*28) 2015/02/21(Sat) 19時半頃
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/* うっかりじゃないよフォローを自らする。 とはいえ、なんか見えない狼っぽいので鍵爪くらいでよかったのだろうな。
おまかせおおかみですまない。
どうしてこうなった。
(-98) 2015/02/21(Sat) 20時頃
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------------------------------------------------- To:賀来馨一 From:雛宮律 件名:Re:Re:Re:Re:Re:(No Title)
怪我がおかしいって意味わかんないけど、 リツキばかりに構っていると足元すくわれるかもな。
街中でリツキにはあったけど、 あの子に価値があるとか、大塚が友人だとか、 そんな話しか聞いてない。
あの人?3ヶ月くらい前に、 石段から突き落とされた以外は 特になにもないな。 ------------------------------------------------
[入院は最初の満月の手前の頃だったから、恐らくそのくらいだろう。]
(261) 2015/02/21(Sat) 22時頃
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―公民館にて― 協力? 俺、花河についてきただけなんだけど。
[>>232 秋山の言う調査の内容がさて、 祟神神社に関するものならともかく、 雛宮律の父親に関わるものであれば、 「それはどうでもいいから好きにすれば」と付け加える。
憎悪、執着、悔恨、憤怒、 あれは元の人間の影響が強すぎて、 シャドウとしても出来損ないの存在だ。]
ま、少しは仕事を手伝うか。 祟神神社にくるっていうなら、その日は出ないで待ってるよ。
(263) 2015/02/21(Sat) 22時頃
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――っていうわけだから、 お前は安全なところにいるように。
[幼馴染にはそう告げる、いかにも仕事が面倒そうな口ぶりだ*]
(265) 2015/02/21(Sat) 22時頃
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------------------------------------------------- To:賀来馨一 From:雛宮律 件名:Re:Re:Re:Re:Re:(No Title)
頭打って入院しただけ。 大したことない。 ------------------------------------------------
[律らしく、していたら、あのザマだ。 落ちるところ近所の人に見つかって、救急車呼ばれて散々だった。 短い返信、あとは大した用もないだろう]
(281) 2015/02/21(Sat) 23時頃
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―満月の夜・祟神神社― [ちら、と賽銭箱を覗き込む。 初詣だのなんだのたっぷりと溜め込まれた不浄。 人の欲望の形が渦巻いて見えた。
満月の夜の妨害はあったが、多勢には影響はない。 月夜以外にも人出はたくさんあり、人は身勝手な頼みを、 神なる存在に託してここへ不浄を投げ込むのだから]
……あー、気持ち悪い。
[雛宮律は社殿の段差に腰掛けて、待ち人の顔だ。
満月が雲に翳り日付が変われば、 満ちていく引力に、新たな扉がゆっくりと繋がる。 シャドウの海の入り口から、影はこぽりと泡立ちあふれ出た]
(282) 2015/02/21(Sat) 23時頃
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へえ、雪か。
[>>285 冷え切った空気に吐く息は白い、 白に染められていく境内――賽銭箱からゆっくりと静かに音もなく溢れていくものだけが、真っ黒だ。こぷり、ついに淵まで達したか黒い雫が箱からどろりと零れた]
あの人が何か役にたつの? まー、いるんじゃないのかな。 だったらこないだあがっていけばよかったのに。
[それから視線を秋山へと向けた]
それで、何を調べようっていうのかな?
(288) 2015/02/21(Sat) 23時半頃
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[>>258 花河の見せたはにかむような笑み、 どこか懐かしいようなそれを雛宮律は記憶している。 何もわかっていなかった子供の頃はそれは嬉しいものだった。
けれどいつか、 相反する感情を抱かせるようになった。 そして、そんな風に感じる自分自身が疎ましくなった。 世界は公平には出来ていない。 当たり前のことに気づいたのが、子供時代の終わり。
その笑みにどんな表情を返すのが正しいのか、雛宮律の記憶にはない。読み込みに失敗したような空白の後に、曖昧な笑みを返したのだった]
(289) 2015/02/21(Sat) 23時半頃
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……あれ? そういえば花咲はいないの。
[>>271 彼女が向かっていることは知らない。 認識する、今ここにいるペルソナ使いは2人だけ。 情報を与えて手勢を分断した、というには少々物足りないかもしれないが。
――こちらで落とすのは容易い]
(293) 2015/02/21(Sat) 23時半頃
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さて、どちらを遺そうか?
ねたばらしを急かされたからね、 どちらかにはメッセンジャーを務めてもらおう。
(*30) 2015/02/21(Sat) 23時半頃
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おや、一人増えたよ。
(*32) 2015/02/22(Sun) 00時頃
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別にあやまることでもない。 本当にどうでもいいだけなんだ。 大塚風に言うなら「関係ナイ」ってやつ?
お前にはそういう、拘うのも面倒くさいことってないの?
[>>298 ちらを、無遠慮な視線をよこしたのは、その左足だ。 実際どういう事情かは知らない、ただあの時の自分の目線と反応を記憶にとどめていただけ]
行きたいところ、って。 ……ん?
[>>300 暢気に手をふる賀来の視線の先を見やる。
流れる黒い影は社殿の床を汚しながら、 ゆっくりとゆっくりとその面積を広げて。]
(304) 2015/02/22(Sun) 00時頃
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炎を纏う鳥、
……何故それを探そうと?
[>>303 告げられた目的には説明も理由もない。 ――それを問うのは至極当然のことだろう。
賀来との会話。 男が納得しないことはしらないけれど、 概ね理解の得られないことだとは知っている。 だからこそ雛宮律は口を閉ざし続けていたのだから]
(312) 2015/02/22(Sun) 00時頃
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―祟神神社―
花咲?
[>>310 腕を引かれてつんのめった。 降る雪、湧き上がる風、雲に隠れた赤い月が、 ゆっくりと再びその面を出した時]
ザザアアアアアアァ――――――
[波押し寄せるような音と、たぷりと足元に救う闇。 祟神神社の境内は、黒く粘つくシャドウの海のひとかけらに覆われて、――彼らの動きは酷く制限されたものになるだろう。
腕を引かれた花咲の身体を、逆に背後から引き上げた。 後ろ手にひねりあげて、その身を拘束する。 テレビドラマで流れるような、人質をとった犯人のそれ]
(318) 2015/02/22(Sun) 00時半頃
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――さて、
[炎を纏う鳥、という響きにはそぐわない。 あまりにもその身は黒く焼け焦げて、 赤く輝く眼から鋼の嘴から翼から焔の零れる3足烏。 律の背後から大きく羽ばたき、降る雪をも焔で赤く染めた]
ここは祟神の社だからね、 無事に帰るにはきっと生贄が必要だ。
……誰がおちる?
[この海に、と視線をゆるりと足元に向けた。]
(323) 2015/02/22(Sun) 00時半頃
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[>>327 どうやら話半分、 適当に聞いていたのが裏目にでたらしい]
そうか、解説ありがとう。 もう気をつける必要もない気がするけれどね。
[秋山の言葉に遅れて礼を告げながら、 >>326 途切れながらに問う言葉に返す]
賀来、君は幸運な上に強い人間のようだ。 残念だよ、君の痛みを感じることが出来なくて。
[>>314 文字通り目に見えた傷の痕、 それを抉ることは適わなかったことを惜しみながら、 拘束した花咲の身、暴れなければいたくないよ、と宥めて]
今、言ったとおりだよ。 わかるかな?君達に選ばせてあげるといってるんだ。 ……さあ、誰を犠牲にする?
(333) 2015/02/22(Sun) 01時頃
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俺が何者かなんて関係ないだろう? 雛宮律は、君達の人生に何も関わりのない存在だ。 交わり影響するのは、この場の一瞬だけ。
君達はこの出来事にどう対処するか、 ただ、それを考えて悩めばいい。
[>>334 花咲の震える声に穏やかに返す、 そして答えの明白な問いには、答えない]
(337) 2015/02/22(Sun) 01時頃
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その選択肢はないな。
[>>335>>339 向けられる敵意、 そういったものには、雛宮律は慣れている。 憎悪も憤怒も敵意も害意も、影響を及ぼさない。]
選択肢があることはよいことだと思うのだけれどね。 世の中には選ぶことさえ出来ない不条理がたくさんある。 公平さを欠くのは好きじゃないんだ。
……わかったよ、 なら俺が選んであげればいいのかな? 君達には、何かを切り捨て選び取るようなことは、 出来ないだろうからね。
[>>338 腕の中では花咲が抵抗を止めていた、が]
(344) 2015/02/22(Sun) 01時頃
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[暴れ始めた花咲からは、腕を離してその背を前へ突き飛ばす。 怒り心頭といったような言葉の響き、どうやらここにいる2人は、 脳筋らしかったことを思い出す]
暴力は好きじゃないんだ。
[言葉と共に黒い影が舞い降りる、 大きく広げた翼の羽ばたきがを巻き起こした焔の波、 足を影の海に取られた中で、どこまで動くことができるだろう]
(345) 2015/02/22(Sun) 01時半頃
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憎んで、呪ったかい?その不条理を。 雛宮律は確かに憎んだよ。
[>>348 この炎は焼け付く憎悪だ、 誰にも向けられない黒く澱んだ憎しみの炎。 白い雪をも飲み込んで、賀来に襲い掛かる]
そうかな? ――でもいずれは公平になるよ。 全てが平等になる。
[>>351 花咲を引き寄せた賀来の手、 彼女の盾になるのなら、それはそれで賀来の選択だ。 ゆっくりと距離をとる、間に再び舞い降りる黒い翼――、 次の一撃を見舞おうと、その身の炎を燃え上がらせて]
(352) 2015/02/22(Sun) 02時頃
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ひとところに留まるのは、よくない。
[>>359 巻き起こる風に、 羽ばたきごとに四方に放たれる火羽は、 先まで届かず雪に紛れて燃え落ちた。
翼に打ち据えられる木刀、 火烏の翼がゆらぎ黒い火羽は散ったが、 翼に触れた獲物はあっけなく燃え上がっただろう]
ペルソナ、使わないのかい?
[――嘴からは一点集中の炎、火焔流が放たれる]
(361) 2015/02/22(Sun) 02時頃
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やきつくすささげもののこひつじ。
[>>364 賀来のペルソナを見やり、影が呟く。 どうやら彼のペルソナには自分のペルソナは最悪の相性だろう。 ――火烏は世を灼熱で焼き尽くした太陽、そのものだ。
一度高くはばいた燃え盛る翼は、 賀来のペルソナを生贄に定めて、 燃える鍵爪をその身に刻まんと急降下で襲い掛かる]
(373) 2015/02/22(Sun) 02時半頃
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[>>370翼は盾なる意思の風に巻かれて、 ――逆巻く風の中、ペルソナまで脳筋らしい。 >>379力技でぶん投げなられた斧が、燃える翼を打った。 ゆらいだ羽の高度が落ちる]
……チームワーク?
[>>378 放たれるいかづちの一撃、 舞い戻らせた火烏が翼を広げたが、 しびれるような感覚が全身を駆け抜けた。
いかづちをうけた火烏は地に落ちるように溶け消えて]
(382) 2015/02/22(Sun) 03時頃
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[盾となるべく風の意思に攻撃を阻まれた。 火烏が闇に溶け消えれば、新たな輝きは己の手に重なる。 全てを貫き悲劇的な痛みをもたす――【剣】
それは血と炎の滴り落ち続ける神殺しの剣だ。 ――さてもっとも打ち払うべきは何処の意思か]
もう一度聞こうか。 ……誰からゆく?
[>>378 >>381 互いに庇いあう姿、 見たいのはそんなものではなかったから]
(388) 2015/02/22(Sun) 03時頃
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[>>381 若い命を散らせるつもりはない、 ――言葉には影は影らしくもない穏やかな笑みを浮かべた。 歩み寄るよりもはやく、剣霊はその刀身を燃え上がらせる]
俺が見たいのは、 ……一番悲劇的な結末なんだけどな。
[血と焔の滴り落ちる十柄の剣、 立ちはだかるペルソナを一息に、切り伏せた]
(390) 2015/02/22(Sun) 03時頃
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――っは、
[>>391 遮るもののない距離、 己に向けられる言葉に影は微笑う。 守られるべき存在が、守られることなく沈む、 それはまさしく遺された者に痛みをもたらすだろう。 ――雛宮律に充溢をもたらすものだ]
あかりが? そう、それはとても――……、
[剣霊がその刃を振りかざせば、 黒い闇に滴り落ちる血と焔、振り下ろされれば、 それは血しぶきのように飛び散る]
(399) 2015/02/22(Sun) 03時半頃
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……うれしいことだね、雛宮律。
(*34) 2015/02/22(Sun) 03時半頃
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/* 襲撃は一応花咲にした、が。
(*35) 2015/02/22(Sun) 03時半頃
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/* メモ発言が死にたいのかな?死にたいのかな?的に作用してしまっているのは、否めない。
まあごろーさんは大人組がんばれてきな…
(-179) 2015/02/22(Sun) 04時頃
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察しがいいね。
[>>407 彼女の笑みが悪魔の様なものであったとしても、 返した笑みは変わらず穏やかなものだった。 ゆえに歪みはそこにある、影は愉悦を覚えている]
……炎では俺に適わないと思うよ。
[>>407 己のペルソナの纏う炎は、 制御なく無差別に焼き尽くす性質の炎だ。 その剣が屠った火神の纏う炎もまた同じ。 ――ゆえにその神は生まれてすぐに殺されたのだ。
自身のものかそうでないのか区別もつかない炎の中、 剣はただ断ち切った、真にその剣が斬るべき存在にふるわれて*]
(415) 2015/02/22(Sun) 04時半頃
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