84 Es 3rd -Test days-
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/* これは困った(真顔)
(-3) 2014/07/29(Tue) 05時半頃
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――月が傾く頃・カリュクス宅外――
[月明かりが煌々と満ちる夜。 木々のざわめきは潮騒にも似て心地よく。
その人の自宅の外に出て、ライジ>>2:73に向き直れば バーテン服を汚したくなければ首を差し出せ、と言う。
マスターはゆっくりと目を閉じて]
……ただ差し出す。 それでは、退屈ですねえ。
この爺と、少し遊んでくださいませんか?
[薄く笑って、手合わせを、と。 ――その勝敗が何であれ、最終的には自らの血を ライジに与えただろう*]
(5) 2014/07/29(Tue) 21時頃
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――少し前・宵待亭/亀吉と――
――承りました。
[亀吉の言葉>>1:75を聞き取れば、それだけ言って 奥のボトルから赤ワインのような、人工血液を取り出して。 それが作られた目的が何なのか、マスターにはわからない。 曰く、敵に血の匂いを悟られないためだとか 曰く、幼い吸血種を徐々に血に慣らしていくためだとか そんなことは聞くのだけれど。
味は――カクテルのブラッディ・メアリーに似ている。 さわやかで血なまぐささは全く無い]
お変わりないようで、何よりです。
[サーブしながらそんなことを言う。 あまり込み入った会話はしないけれど]
2014/07/29(Tue) 21時頃
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/* >>2:75
(-21) 2014/07/29(Tue) 21時頃
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――少し前・宵待亭/亀吉と――
――承りました。
[亀吉の言葉>>2:75を聞き取れば、それだけ言って 奥のボトルから赤ワインのような、人工血液を取り出して。 それが作られた目的が何なのか、マスターにはわからない。 曰く、敵に血の匂いを悟られないためだとか 曰く、幼い吸血種を徐々に血に慣らしていくためだとか そんなことは聞くのだけれど。
味は――カクテルのブラッディ・メアリーに似ている。 さわやかで血なまぐささは全く無い]
お変わりないようで、何よりです。
[サーブしながらそんなことを言う。 あまり込み入った会話はしないが、 彼の纏う静かな空気は嫌いではなかった]
(7) 2014/07/29(Tue) 21時半頃
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――丑三つ時を過ぎた頃――
――………はあ、
[誰も居ない森の端。 ライジに血を渡した後、疲労感に嘆息する。 あの若者――ただの流れ者にしては少し違和感があって。 何か秘密をもっているのだろうな、と、年寄りの直感が 告げている。それを追及しきることはなかったが]
――ふふ、面白い。 この歳になってもまだまだ、退屈せずにいられる…
[この、永い生。 吸血種になったのはいつだっただろう。 ――人間だった頃、只管飽いていたことは覚えている。
絶望も苦悩も疲労も何もかも味わいつくして「もう沢山だ」と 人生という複雑な味の酒に飽いていた。ただ絶望して、退屈だった。 ただ死に急いでいた男はしかし]
(12) 2014/07/29(Tue) 22時頃
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「ただ死んでいくなんてツマラナイよ――そうでしょう? ねえ、あんた。 おれに見初められちまったかわいそうなあんた。
あんたが生にもがいて苦しむ様子を、おれにもっと。 じっくり見せてよ」
[満月の下、長髪を夜風に靡かせ笑った美しい吸血種。 もう顔すらおぼろげだが、その一言がいやに耳について。
最初は儀式を施されたこと、簡単には死ねなくなったこと、 人間を今度は襲わなくてはならなくなったことが恨めしくて、 絶望して、何度も何度も己の体を破壊した。
けれど本当に死ぬことはできなかった。やり方を知っても尚。 それこそがあの吸血種が自分に施した「呪」だと気づいた頃 ――男は人間としての名前を捨てた。]
(14) 2014/07/29(Tue) 22時頃
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[「絶望」を味わいきれば、やってくるのは耐え難い「退屈」 男は自分のものでない名を名乗りながら、 退屈を凌いで生きてきた。 戦争に参加して何人も殺しておいて 今はこうしてバーのマスターをしている。
とんだ殺人鬼だと、小さく残った人間としての心が 己の行状を嘲笑っても、最早なんの感慨も浮かばない。 ただ――
戦争後バーにやってくる元E’s達。 ここではせめて、と愚痴を零す猫耳の青年や、 贈り物として果物をよこすあの人が とてもとても愛らしくて化け物とは思えなくて。
”こんなもの”になってまでも、 我々はまだ少しだけ「人間」なのかもしれないなあと思うと、 それはそれで面白いじゃあないか、と。
笑いながら。男は傾いた月が照らす夜道を歩き出した*]
(16) 2014/07/29(Tue) 22時頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2014/07/29(Tue) 22時半頃
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/* 達観ジジイです。 儀式を施した吸血種さんは少年です。 つまり中の人の趣味はそういうことです。
それにしてもE's本編楽しみすぎて それとミケさんカリュさんかわいすぎて
(-24) 2014/07/29(Tue) 22時半頃
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――宵待亭にて――
[ミケと藤之助が会話する横で、マスターは 淡々と、時には笑みを交えて、仕事をこなしていく。 藤之助が一旦店を出て行くのを見送り、 また、カウンターに向き直ったミケの呟き そしてその顔に浮かんだ表情は、 どこか楽しげだった]
はい、ただいま。
[人工血液について問われれば、そのまま その効用と味についてミケに教えただろう]
ええ、一度。 ものの試しに飲んでみますか?
[そう問えば、返ってきた言葉>>31に、おや、そうですか と微笑む]
(40) 2014/07/30(Wed) 00時半頃
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はっはっは。にゃー語、ですか。 ええ、大丈夫でしたよ。
[>>32の質問にはそう返答を。 そこまでくれば、ミケが何を考えているかの大体は 掴めてしまうもので。
――若いっていいですねえ。 なんて言葉は言わずに、胸の裡に仕舞った*]
(41) 2014/07/30(Wed) 00時半頃
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――その後――
[客足もまばらになってきたころ、 夜風に乗って血の匂いがふわりとバーにやってくる。
今晩はなんだか、よく血の香る夜だなあ、などと思っていれば 香りを纏わせ入り口で膝をついたのは藤之助>>26であった]
大丈夫ですか。
[声をかけると、ミケ>>34が立ち上がって藤之助の肩を支えた]
どうぞ、ご自由に。 今日もよく飲みましたねえ。
[にこにことカウンターの奥を指し示すと、 彼らを奥の部屋のソファに導く。 そのあと、ごゆっくり、などとウインクして、またカウンターに戻った*だろう*]
(42) 2014/07/30(Wed) 01時頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2014/07/30(Wed) 01時頃
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―宵待亭―
……これは……
[亀吉>>47に差し出されたレースのハンカチを見て、 軽く思案顔をする。 それは確かに、あの人の――]
このハンカチの持ち主なら存じておりますよ。 ええと――
[そういえば名前は聞いていなかったことを思い出し]
お名前はわからないのですがね、 ここから東に行った先に、森があります そこに建つ洋館にお住まいのお方ですよ。
(53) 2014/07/30(Wed) 04時半頃
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……お役に立てましたでしょうか。
[何故これを? とまで込み入ったことは聞かない。 吸血種にしては酷く穏やかな亀吉が 能動的に誰かを襲うとも思えない。 ならば、その人は自らそのハンカチを差し出したのだろうと。
桃と杏子の送り主に思いを馳せる。
ハンカチを見て咄嗟にその人に何かあったのか考えてみたり 贈り物を返すのにも毎度何にするか思い悩んでみたり。
存外、自分はその人の存在に囚われているのかもしれない と思うと――
なにやら可笑しくて、こみ上げる嘲笑を胸に仕舞いこんで、 マスターは表向き穏やかに微笑んだ儘、仕事に戻った]
(54) 2014/07/30(Wed) 05時頃
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