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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/10/18(Sat) 00時頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/18(Sat) 00時頃
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/10/18(Sat) 00時頃
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/10/18(Sat) 00時頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/18(Sat) 00時頃
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[大テントも、夜は静かだった、筈だった。
すん、と、鼻先を揺らすと 獣でもないのに―――… メルヘンに侵食する、死の臭い。 寒さを感じるわけでもないのに、腕を抱き寄せた。]
……… それとも、寒い。 ………
[彷徨う、足取り。
死んだ。 死んだ。 誰が、死んだ。 団員の誰かがそう口にする度に、足を止めた。 既に死体の運ばれた、団長テントに、視線を伸ばす。
―――― 誰かが、誰が。
その名前を聞いて、動けずに**]
(+0) 2014/10/18(Sat) 00時半頃
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[>>4:160刃物が皮膚を、肉を切り裂く。 楽師の掌の肉は赤く染め上げられ、 ――おそらくきっと、音を奏でるのも至らない、のだろう。 サーカスの構成要素がまたひとつ失われる。]
……、っ
[い、と唇の両端を持ち上げた。 ホワイトフェイス、白粉があれば全てを隠せる。 顔面の表層を動かせば、伝えるべき思考が乗る。 『二言はない』、『当然』、『任せて』、 そのどれでもよかった。どれでもきっと、正解だ。]
(+1) 2014/10/18(Sat) 00時半頃
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[>>4:162掛ける力が、基点がずれる。 溢れた血液はぬめやかに、下に、更なる肉を割らんと誘う。 道化役者は力を抜くことはせず、そのまま、 下敷きにした楽師の体を首を貫こうとして]
[楽師の眉の下がらない笑みを見るのは、 もしや、たったの二度目なのでは、と過った。 おかしいなあ道化師の本分はどこいってるんだ なにやってんのかな。俺は。 やっぱり、もう少し笑ったところ見たかったと思うくらいには、 結構、――――。 返し損ねたいつかの言葉がもう一度脳裏に浮かんで けれどやはり、言い切る前に、*]
(+2) 2014/10/18(Sat) 00時半頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/10/18(Sat) 00時半頃
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[滑ったナイフは押し込まれる力のまま 腕を舐めるように切り裂いて、そのまま左胸のあたりに突き刺さった。 カツン、と音がしたように思ったのは、きっと幻聴だ。
鎖骨は、結構太いものな、と。屠った仲間のことを想った]
は、はは …ふ
[肺に穴が開いたのか、上手く笑えない。 ナイフを握ったクラウンの手に、腕に長く伸びた爪を突き立て、強くひいた 笑みの形に大きく開いた口で、引き寄せた肩口に――期せずとも、それは奏者の傷と似た位置になった――大きく噛み付き
―――噛み切った]
(+3) 2014/10/18(Sat) 00時半頃
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[天幕が大きく波打ち、太陽を隠す直前に 奏者の目が赤く、獣のように染まる様が見て取れたろうか。 咀嚼もおろそかに音を立てて飲み込み 途中、咳き込んで、拍子にクラウンの腕から手が外れた]
身をよじり、闇雲に手を伸ばす。
よくある御伽噺の、噛ませ役の台詞が頭をよぎった。 此処を通りたくば、我を倒してからにしろ………とか、そんな。 すぐに倒される、弱い者の台詞だ*]
(+4) 2014/10/18(Sat) 01時頃
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[鈍く響いた振動が無骨な金属を伝わり肌の表面を走る。 肌を焼く感触、その上から握り込んでくる手>>+3が、 手の温度が、突き刺さる獣の爪が、それを上書きする。 力任せに引かれる。 一度突き刺さったナイフは、 肉を連れて、楽師の体から離れた。]
――、っ ……… !!
[あ。と喉が震えた。 声にはならなかった。 皮膚を削り肉を割る、その牙を熱い、と男が思い、 道化が口端を無理に吊り上げた。 笑うのが仕事でしょうとホワイトフェイス。 笑わせるのが仕事だよ、とオーグストが笑う。 ピエロは首を振った。]
(+5) 2014/10/18(Sat) 01時頃
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[喉がまた震えた。 呼気に熱が混じる。呼吸音がなる。 ああ、ミスしたな。と道化は思った。 けれど、ここはサーカス。 後ろにも演目は続いている。アクターは続く。 だから、一度くらいのミスは、フォローできる。
>>+4紅く染まる目、天蓋が太陽の照明を拒んでもなお輝く。
だから、サーカスならたとえ一度くらい間違えた>>4:134って、 フォローできるのだ。 演目間の幕間、準備の時間を用意するコミカルクラウン。 ――アクターのミスで客の視線が途切れたって、 巻き戻してみせるのが仕事の、道化役者。]
(+6) 2014/10/18(Sat) 01時頃
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[褒めるくらいなら、信じてくれればいいのに。]
[ひ、と呼吸が笑った。 道化が笑ったのか、男が笑ったのか、 自分のことながら不確かなそれを聞きつつ
自由になった手で刃物を持ち上げた。 今度は両手。けど鎖骨の折れている片手はほぼ無意味。 だから、倒れるように、振り下ろす。
紅く染まった、その眼に向けて。]
(+7) 2014/10/18(Sat) 01時頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/10/18(Sat) 01時頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/18(Sat) 01時半頃
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/10/18(Sat) 01時半頃
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/10/18(Sat) 01時半頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/18(Sat) 01時半頃
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[ナイフが血肉を伴って離れていく。 痛いな、と考える。考えただけ、痛いかどうか、よくわからない。 トニーはどれほど痛かっただろう。 ちゃんと、隠れているだろうか。
もう振り返れない。
喉が鳴る。目の前の獲物を――全部、食べないと]
(+8) 2014/10/18(Sat) 01時半頃
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あ、が……っ
[視界が半分消えた。 痛くはないけど熱いから、きっと、そう。 メルヘンのクラウンはナイフの使い方も的確らしい。
伸ばした手が、クラウンの服に引っかかった。 もう少し、のばして、ひいて
見えなくても大丈夫。 鼓動の聞こえる場所。命が流れている場所]
(+9) 2014/10/18(Sat) 01時半頃
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[不恰好に皮膚から突き出た鎖骨を思い切りひいた。 腹の力だけで、目を抉られたまま、僅かに身を起こし]
ね、 ザック 君は、一番 美味しいよ
[途切れ途切れでも、精一杯、虚勢を張る。 言い切って、鼓動を感じた脈めがけて――首筋に、思い切り牙をつきたてた]
(+10) 2014/10/18(Sat) 02時頃
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[奏者は、舞台の上でこそ何も演じる必要がなかった。 舞台を降りれば、いつだって――子狼の前でさえ、何かを演じて笑っていた。
今も、そう。
それでも、その"言葉"に偽りはなく 真実であっても、"言葉"はすべてを映してはくれない*]
(+11) 2014/10/18(Sat) 02時頃
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[突きたてた。]
ぃ゛、 っ …
[骨の噛み合わない音が脳髄を揺らす。 鎖骨は折れて、今の衝撃には耐えられなかった。 足の爪先から脳天まで痛みが駆け抜け、肌が泡立つ。
道化の体が揺れた。 肩口から逃げていく血液はそれそのものが生命のようで 首元がひどく熱いのに体は冷えていく。 >>+9触れる手の温度にさえ焼かれる心地で、 ホワイトフェイスのメイクを歪めた。]
(+12) 2014/10/18(Sat) 02時頃
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[その手が内側を暴く。 引かれ、落ちる、けれどそれでついていけるわけもなく >>+10肉を、鎖骨に纏わりつく血管がぶちぶちと千切れ、 白塗りのメイクの下にある血肉がテントの内に晒される。 男の体は支える力を失って、下敷きにした奏者の上へ頽れた。]
、 ぃ、……ぁ゛ぎ、 ……
[悲鳴はほとんどなかった。 ふつふつとわき上がる気泡交じりの血液が声を吸い取って、 泡に代わらなかった幾音かが唇から零れた。 牙の穿つ穴は気管に穴をあけ、 声に代わるまえに音を奪う。
それでも、空白を含む音は鼓膜を揺らしたから]
(+13) 2014/10/18(Sat) 02時頃
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[喰われ、意識も薄れてく。 ともすれば飛びそうな視界の中で 眼前、奏者の頬を降りてくる液体 ――ナイフで目を潰した結果のそれへ舌を伸ばしてみて
今まで食べた何よりも不味いなと思いながら 目を閉じた*]
(+14) 2014/10/18(Sat) 02時頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/10/18(Sat) 02時頃
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[半分は残っていたはずの視界が、もう真っ暗だ。 何処か掴んでいたような気もするけれど、わからない。
無理やりに、口の中にあるものを飲み込む。 腹なんて、すいているわけがない。 食べれば食べるほど、喉が渇くのは知っている。
けれど、食べたかった。 色んな理由も、想いも、確かにあったはずなのに 結局、最後に思い出せたのは、それだけだった]
(+15) 2014/10/18(Sat) 02時半頃
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[死ぬ時には、音楽の中で死にたいと思っていたけど きっと、笑っている。 美味しかった、って。 ごめんね、って。
それなら、いっか。
裏方はさ、演者にはやっぱり―――
*叶わないんだ*]
(+16) 2014/10/18(Sat) 02時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/18(Sat) 02時半頃
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/10/18(Sat) 22時頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/18(Sat) 22時頃
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********************* 好きなものは? ――リング。サーカスの舞台が好き。 色んなメイクで、いろんなキャラクタするのが楽しくて。 俺自身は道化ってタイプじゃないから、 いつもクラウンらしくありたいって思うけどね、 だから余計にクラウンでいられるリング上が好き。
貰ったら嬉しいものは? ――あれ。もしかしてさっきの質問、物で答えるやつ? ぁは。間違えてたかな恥ずかしい。えーと。好きなもの。 ちょっと恥ずかしいけど、メイプルシロップ。 甘いものはそんなに取らないんだけど、でも、 カフェオレにメイプルシロップ入れるの好きなんだ。 恥ずかしいから、人前ではブラック・コーヒー飲むんだけどね。ここだけの秘密。
ね。このインタビュー、町に配られるの? それなら差し入れでメイプルシロップ 貰えたりするのかなあ……ちょっと楽しみ。 **********************
(+17) 2014/10/18(Sat) 22時半頃
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[道化役者の終演は芝居の跳ねるより先に訪れた。 瞼の緞帳が降ろされた暗がりのなか、 寝物語のほとんどを占めたナーサリー・ライムの音を聞いた。
痺れた脳髄へ、鼓膜を通して 突き刺さるのは咀嚼音で相違なかった、けれど、 お人よしの、間抜けな、あの詩を聞いた。 これではまた夢に見てしまうなと男は思ったが あのナイフ使いの、 笛吹き少女を引き連れた 小規模なパレードを夢見るならそれもいいかと ゆるゆると口端が上がる。
飛び散った血がホワイトフェイスに色を足すのも見ず、、 道化の男は鼻歌を歌おうとしてやめた。 もうそれは適わなかった。 自意識に関係なく痙攣する手足のある一方、 思考する脳はどこまでも澄んで、そして眠たかった。]
(+18) 2014/10/18(Sat) 22時半頃
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[>>0:#0『―――…貴方の心に、ハッピーエンドを。』 望むエンディングは知らずとも、男の幕引きは訪れた。 その中で、あるいは男の願いは叶う。
『クラウンで居続ける』 道化役者は、クラウンメイクのままに目を閉じる。 照明は落ちた。けれど、マスクを被ったまま。 芝居が跳ねても、演技はもう終われない。]
―― ……、 、
[ザックは睡魔に思考を沈ませた。 暗がりのなか傍らでお伽噺の息づく音が聞こえたが 暗転はもう、怖くはなかった]
(+19) 2014/10/18(Sat) 22時半頃
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[道化役者“ザック”秘蔵の、メイプル・シロップ。 カフェオレにスプーン一掬い。ほの甘い隠し味。 たったそれだけで クラウン印の特別なメイプル・カフェオレの出来上がり。
持ち主に忘れられたメイプル・シロップは炊事場の片隅。 秘蔵すぎて、持ち主のこと思い出されずずっと*置いてある*]
(+20) 2014/10/18(Sat) 22時半頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/10/18(Sat) 23時頃
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――幕間/テントの群――
[十分に距離を空け、1つのテントを睨みつける。 呼吸というものをしているならば、ふっ、と小さく息をつく。 腰をおろし、上体を下ろし、呼吸を止めて、約1秒。 かっ、と目を見開くと、一気にテントに向けて走り出す。 ぐんぐん迫ってくるテントの壁。 そこに衝突する寸前、気合いを入れて、飛びあがった]
どっせぇーーーーーーーーーいっ!!
[バスッ! と、体は布地を通り抜け、テントの中へ飛び込んでいく。 あっ、なんか中でイチャついているヤツがいる。 朝っぱらから男同士でなにしてんだよこの不潔。 なんて視線で追いかけつつも、推進していく体は止まらず。
バスッ! バスッ! バスッ! バスッ! ]
(+21) 2014/10/18(Sat) 23時頃
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うっはは! これ、楽しいーっ!!
[2つほどテントを貫通した後、ふわりとその場に着地した。 今更後ろ向きになってもしかたがないし、と試してみたら案の定。 その気になれば、今の体は壁抜けだって、たやすくできるものらしい。 新しい芸身に付けたなー。 次はどこにいこっかな……なんて思っていたところで。 自分の名前を呼ぶ生者の存在に気づき、振り返った]
スージー。
[そこには、自分の抜け殻に向けて問いかけるスーザンの姿>>4:154。 どうやら夢中で……いや、もしかしたらやけくそで飛び回っている内に。 この場所、団長のテントに戻ってきてしまっていたようだ。 どうして、と問われても、そこに応えはしなかった。 今の状態では言っても伝わらないから、ではなくて。 例えお互い普段通りに話をしていても、きっと伝えきれないものだろうなと感じたから]
(+22) 2014/10/18(Sat) 23時頃
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できれば、味わわない方がいい感覚ではあったかなー。 ……結果は、こんなんなっちゃうしさー。
[気づかうような手つきで傷痕を覗くスーザン>>4へ。 「やだしょー?」と苦笑しながら間延びして返す。 この痛みもまた、伝えきれなくて、伝わらなくていいものだから。 ただ、自分を抱きしめる彼女の様子を見ているうちに、いたたまれなくって。 問わず語りに言葉を連ねた]
でも、でもでも。あたしは、あたしはさー。 ほら、こうして元気にやってるからさー。 死んでるけど。死んじゃってますけどー。 でも、元気。ほんとに、元気で。だから……。
[伝わらないことは分かっているまま、スーザンに向けて呼びかける。 やっぱり、反応なんてない。 伝わらない。生きている時なら伝わったことでも。 死んでいたら、まったく、もう]
(+23) 2014/10/18(Sat) 23時頃
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あぁん。もうスージー! ほんと、ダイジョーブで……。 あっ、そうだ。スージー。スージー。聞いてよ。あのさ。
[死を覚悟して動いていた。だから、その結果に悔いはない。 ただ、目的のために全てをなげうったエフェドラには、その後に残される者達のことを考えている余裕はなかった]
すげーんだよー。 実はさー、さっきあそこのテントでさー。 あいつら、……男同士で、さぁ……ねぇ……。
[悔いはない。 ただ、余裕がなくて考えなかった、その結果が齎したものを痛感し。 かける声も萎んでいって]
……うん。知ってた。
[やがて呼びかけは尻すぼみとなり、彼女の言伝>>14に頷く形で終わりを告げた]
(+24) 2014/10/18(Sat) 23時頃
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[首を振り、何かを呟くスーザン>>17の心中は、自分ではもう推し量ることができない。 たとえ、彼女の疑問>>18の答えを知っていても、もう伝えることはできやしない。 だから去りゆく彼女に対しては、こんな呼びかけをするのが今の精一杯だったことだろう]
死んだらまた、色々お喋りしよ。
[テントから出て行く後ろ姿に向けてそう告げた後。 んで、と、いつかの会話を思い出しながら言葉を繋ぐ]
生きて行くなら。あたしのかわりにたくさん見つけて。 あたしの分まで、『いいこと』。たくさん。
[去ってしまった金色の癖毛の残像に向けて。 こんな、ささやかな願い事を投げかけたのだった*]
(+25) 2014/10/18(Sat) 23時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/18(Sat) 23時半頃
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――練習テント――
……なんだぁー、この音。
[ふらりふわりと彷徨い、エフェドラはこの場所へとたどり着いていた。 テントの中から聞こえてくる、なにかの軋むような音>>3:+16。 平時に誰かが練習しているようにも思えるけれど。 異質の存在と化した自分にとって、どこか近しきものを感じてしまう]
ちょっと失礼。お邪魔しまー。
[ずぼしっ、とテントを突き抜け、頭だけを内側に入れ、中の様子を覗き込んだ。 そこで目にしたのは、自分と同じく安置されているはずの……]
鳥頭ー。 あんた、なーにお気楽に遊んでんのさー。
(+26) 2014/10/19(Sun) 17時半頃
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[お気楽については人のことは言えないけれど。 それはそれとして、錐揉みして着地をする姿>>4:+26に対して、両手をずぼりと内側につっこみ、なおざりな拍手を送ってやった。 どうやら、彼の言葉から察するに、『演目』を心待ちにしているらしい。 こんな状況での、『演目』。なんとなくは、察しが付く]
はぁー。やれやれ。食われた後でもその感じ。 あんたある意味オオモノだよね。 てか、あんた。ジャニスとなーにしてたのさ。 夜に2人で。あんなとこで。
[直近に見てしまった光景>>+21のせいで、まさか、なんて思いながらも。 それはちょっと……想像する前にそれは打ち消した。 実際のところ、エフェドラにとっては残されていた謎を、フィリップに向けて投げかけてはみたけれど。 今のフィリップから答えは返ってきたかどうかは分からない。 ただ、たとえ無反応であっても『特等席』に向かうなら。 やれやれ、とばかりに、それを追いかけていったことだろう。 団長が死んで以来、いまだ幕引きを迎えていない。 凄惨なサーカスの終焉を未届けに**]
(+27) 2014/10/19(Sun) 17時半頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/10/19(Sun) 19時頃
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―――大テントから、楽団テントに―――
[足取りは、重い。
ヴェールに包まれたような、現実が目の前を過ぎてゆく。 夜が明けて、朝が来て、夜に包まれる。 ――… 時間の感覚が異なるのか もしくは、物語から逸脱してしまった、結末の感覚なのか。 疑問を覚えながらも、楽団テントに、足が誘われた。]
……… そう、なんだ。
[団員が、男に気付かず、横を過ぎてゆく。 華形のマリオネットが、次期団長候補が、奏楽者が、死んだ。 人狼の存在を口々、口にする背を、追うのは視線だけ。]
(+28) 2014/10/19(Sun) 21時半頃
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夢から醒めてしまった、みたいだね……
[たのしい、たのしい、ゆめのせかい。
それはもう遠い過去のようにも思えた。 次期団長候補も、物語の担い手も、紡ぎ手も喪って
――― あの獣たちは、猛獣使いが居る間は、きっと。
自分勝手な思いも秘めて 特等席より一歩手前、楽団テントの入口で足を留めた。 誂えたように団員の姿が、一人、一人、集うのを、見て。]
……………
[咽喉に、指で触れる。 蛇の口がないと言うのは、矢張り、不便だった。]
(+29) 2014/10/19(Sun) 22時頃
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代わりなんて、居ないのだよ、ね。
[ぽつりと。
弱った心地で漏らして、静かに、見届けに。 男の白い影が*揺れていた*]
(+30) 2014/10/19(Sun) 22時頃
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― 楽団テント ―
[背もたれを床にして転がった椅子。 不安定なその足に、ふわり腰掛ける姿があった]
―――…………
[縮こまる、布に覆われた小さな姿を見ている。 何もいわず、見守っている]
(+31) 2014/10/19(Sun) 22時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/19(Sun) 22時頃
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――楽団テント――
覚悟のあらわれ……か、なんかのつもり?
[折り重なる2人の死体に向けて、屈みこんで問いかけた。 生者には決して聞こえない声で。 決して答えない躯に向けて]
メイクなんてしているせいで。 おかげでさー。余計怖くなっちゃってんじゃん。 なんか2人して、怖くなっちゃって……。
[上にのしかかるホワイトフェイスのザックと。 下で息絶えた、片目の瞳が赤いニコラス。 どっちもどっちで、子どが見たら泣いちゃうよ? なんて軽口で呼びかける]
(+32) 2014/10/19(Sun) 22時半頃
|
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[自分の死体の上で言葉を交わしていた、サイモンとザックのやり取りは聞いていた。 自分を襲ったアントニーと、仲間のニコラス。 サイモンから直接聞いていたザックは、それを知っていたわけで。 だからきっと……と、察しはついた]
根性あんじゃん。1人で乗り込むなんて。 ぶっちゃけ無謀だし。こんなんなっちゃったけど。 でもさ。 そうゆうの……あるよね。
[生前、心の中に抱いていた思いが、ザックと同じものなのかどうかは分からない。 ただ、同じように単身でも動く覚悟を決めていた自分には。 少なくとも、「あるよね」の共感くらいは、する権利はあると思う。 そこまで告げれてしまえば、こうなった以上、語るべきことは思いつかない。 だから、すっ、と立ち上がり…… けれど、ふと、疑問に思って問いかけた]
(+33) 2014/10/19(Sun) 22時半頃
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あの答え、見つかった? ザックなりに……ニコラスについて。
[『ただ食べたかった』『ただどうやって生きていくか』>>4:127。 それだけだと思いたくなかった彼に、なにかしらの結論は得られたのだろうか、と]
ニコラスについて、って。 限定した話じゃなかったのかもしれないけど。
[そして、今度こそ、そのままテントの外へ向け歩き出し。 ――――出口の前で、迷うこと数瞬。 やがて覚悟を決めて顔を出すと、すぐ裏にいた、白い影>>+30に、呼びかける]
(+34) 2014/10/19(Sun) 22時半頃
|
|
なか、入んないの? ジャニス。
[後ろめたさを隠そうとして、だから少しはにかんで。 テントの中を、親指で示す]
ごめん。あたし、やらかしちゃったよぉー。 謝るから許してー。
[と、気まずそうに詫びを、入れながら*]
(+35) 2014/10/19(Sun) 22時半頃
|
|
やあ、エフェドラ
[拍手>>+27には丁寧に礼をして。 初めて名を呼んだ相手に、此方からも拍手]
君のステージは、見れなかったけど 気迫は、伝わってきたよ
[褒めている、つもり。 人狼物語の舞台に立つ役者、エフェドラに向けて]
(+36) 2014/10/19(Sun) 22時半頃
|
|
[謎>>+27には、首を傾げ]
さあ 何……してたんだろうね?
ジャニスには、シナリオが有ったんじゃ、ないかな。 俺を撃ち落とす、そういう物語のシナリオ。
[ふわり笑う。 銃を持ち、指先が震えていたジャニスに対しても 拍手を]
(+37) 2014/10/19(Sun) 22時半頃
|
|
[会話を終えたと判断すると エフェドラなど居ないかのように くるりと踵を返し、そのまますたすたと歩む。 いつも通りの行動。
目的地が同じだろうと そんな事は一切気にしない。
向かうは、最高の観客席**]
(+38) 2014/10/19(Sun) 23時頃
|
|
[此処にこうしている自覚は、いつからあったか。 見ている自分はいつからいたか。 わからずとも、気にすることはない。
震える布の動きが止まった。
向こう側に転がる、バンドネオンに視線を投げる]
(+39) 2014/10/19(Sun) 23時頃
|
|
――回想・練習テントでフィリップと――
[名前を呼ばれて>>+36、ちょっとした違和感に小首を傾げる。 それが、自分の名前を相手が初めて口にしたから、なんて結論までには至れなかったけれど。 少なくとも、最後に交したやり取り>>2:122>>2:133よりも。 柔和には受け止められた気がする。 ただ、公演についてはその時にばっちり感想をいただいていたわけでして……。 「ステージ」の意味を察してしまい、拗ねた調子で、言い返した]
はー、そりゃ残念。 気迫が伝わっただけ、フィリップはありがたーくちょいだいしなさい。 ……はぁー、よかったー。見られなくって。
[『よかった』の理由はもちろん、あれ>>4:+18である。 ただ、続けられた疑問の答え>>+37に、思わず息が詰まった]
(+40) 2014/10/19(Sun) 23時頃
|
|
……はぁ? ジャニスが? あんたを? えーとぉ、そのぉ……。 んんん、てーかー、『撃ち落とす』辺りまでは、確定事項でいいんだよね?
[会話を終え、すたすたとフィリップ>>+38が歩き出す]
……って、おーい、ちょっとー! 待たんかーい、フィリップー!! じゃないや、この鳥頭ー!
[もっとも、死んでなおかつフィジカル面の名残の差なのか。 やや小走りに目にいったものの、会話をするには不都合な距離は空いてしまい。 それ以上の確認には、至れなかったことだろう。
ただ、耳にした言葉、「シナリオ」の意味を考えながら。 こうしてフライヤーの背を追って。 エフェドラもまた、『最高の観客席』へと向かって、足取りを進めて行ったのだった……*]
(+41) 2014/10/19(Sun) 23時頃
|
|
理由がなきゃ、駄目なの
[人を食べるのに、仲間を食べるのに 理由がなきゃ駄目なのだろうか。
立ち上がり、バンドネオンを拾い上げた。 音を出す者がいなくなれば、楽器も死ぬのか。 不思議と手にとることができた。
生者も死者も此処に集まってきている。 何かを少しだけ隠してくれる、分厚いテントの中。 全部は隠せない。 ずっとは、隠れていることは、出来なかったのだ]
(+42) 2014/10/20(Mon) 00時頃
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|
[トニーに残した曖昧な"理由"も、全部詭弁だ。
食べたかった、ただそれだけで。
嘘はいっていない。
本当に、それだけだった]
(+43) 2014/10/20(Mon) 00時頃
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