78 わかば荘の薔薇色の日常
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──それ、 今日入荷したから、來夏にあげようと思って。
[南方が見ているのは、 本日最後の女性客が売りに来た本の中にあった、 來夏が好きな写真家の写真集で、 さほど有名ではないせいか、扱っていない書店も多いので プレゼントしようと思って買い取って来た。
聞かれたわけでもないのに、 しげしげと本を確かめる様子を見て、何となく口にした。]
(502) 2014/07/02(Wed) 12時頃
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ジャニスは、本を受け取って、少し離れた位置に置き直す。
2014/07/02(Wed) 12時頃
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……いや、中古。
俺のバイト先、古本屋さんだから。
[──気にしないで。]
それより
[南方の、背中に触れた手が少し──]
熱い。
(504) 2014/07/02(Wed) 12時頃
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[とっとと鍵を渡せば終わるのに、 引き伸ばすように会話している。
出掛ける前に見た絵が忘れられない。]
(=239) 2014/07/02(Wed) 12時頃
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……────。
[──退散してやるから
その言葉に、唇を閉ざす。]
(506) 2014/07/02(Wed) 12時半頃
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南方って──
[舌が勝手に動き出そうとして 喉元で堪えている感覚。]
2014/07/02(Wed) 12時半頃
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[背中を撫でていた手は止まって、 今は、そこに重みが乗っているだけの状態。
南方が口にするのは、 薬への礼と、明日の予定と、冗談と。]
南方って──
[舌が勝手に動き出そうとして 喉元で堪えている感覚。]
(508) 2014/07/02(Wed) 12時半頃
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──────────。
[その癖 正解へと繋がる鍵を、開くためのキーワードが見つからない。
2014/07/02(Wed) 13時頃
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──────────。
[その癖 正解へと繋がる鍵を、開くためのキーワードが見つからない。]
(509) 2014/07/02(Wed) 13時頃
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[結局──]
…──先生は、本は読む?
[どうでもいいことを口にして、また緩く背を撫でた。]
(510) 2014/07/02(Wed) 13時頃
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[南方は、わかば荘に住んでいる住人のことを どれだけ知っているのだろうかと思う。
この場所は、他の集合住宅とは違う。 顔を合わせる場所があって、人が集まって来て、団欒が出来る。
南方も、その輪に加わることがないではないのに 仕事のことも、何も、まるで興味を示そうとしない。]
(=241) 2014/07/02(Wed) 13時頃
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[自分と似ているようで、全然違う。
過去だけでなく、 今も、未来も。 南方には関わりのないことなのだ。
──南方って、他人に興味ないよね。
さっき、思わず、そう言いそうになった。]
(=242) 2014/07/02(Wed) 13時頃
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[この上なく無粋で、何の意味もない暴言だ。
言わなくて良かったと、 閉ざした唇の奥で思い、二度と出て来ないように飲み込んだ。]
(=243) 2014/07/02(Wed) 13時頃
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嫌いじゃないけど── 読まないか。
[そんな時間があれば、絵を描くのかも知れない。]
──好きだよ。 読むのも、書くのも。
[読むのが好きだから、書きたいと思った。]
(514) 2014/07/02(Wed) 13時頃
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[実家の部屋はここ以上に本に埋もれている。
遊の故郷は、周囲を高い山に囲まれた山間の盆地で、 果樹園を営む家の周囲も、 長閑な自然が広がるばかりで、娯楽に乏しかった。
四季折々に表情を変える美しい自然は多くの人を惹きつけ、 毎年多くの観光客が訪れる観光地ではあったが、 住んでいる土地の者にしてみれば、 見慣れた景色の繰り返しでしかなかった。
それでも、遊は別段、退屈はしていなかった。
果樹園の樹に上って、 そこに生る林檎一つ一つの気苦労や喜びを想像したりして いつまでも遊んでいられる子供だった。]
(=245) 2014/07/02(Wed) 13時半頃
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[そう──遊は、昔から、ちょっと独特の ふわっとしたものの見方をする、掴みどころのない子供だった。
母親が本を買い与えたのは、 一人息子がいつまでもそんな風に 浮世離れしているのが心配だったからかもしれない。]
(=246) 2014/07/02(Wed) 13時半頃
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──…
[書くの?
──と、聞かれたことに、また口を噤む。]
(520) 2014/07/02(Wed) 14時頃
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[知らないのが意外だった。
遊が小説を書いていることは、 わかば荘の中では、 比較的誰もが知っている事実だと思っていた。
談話室のソファをよく寝床にしているから 聞かれることは少なくなかった。
でも──そういえば、 南方に訊かれたことはなかった、と思い出す。]
(521) 2014/07/02(Wed) 14時頃
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書くよ。
[結局、ぽつりとそう答えた。]
(523) 2014/07/02(Wed) 14時頃
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[大学を卒業後、実家に戻って来いと言われていた。 小説は家でも書けるから、 仕事をしながらデビューを目指せばいいと。
けれど、遊はそれに従わなかった。
この町に来て初めて接した人や景色は 遊の感性を鮮烈に刺激した。 田舎では感じられなかったものが感じられ、 見えなかった角度から世界が見えた気がした。
あの長閑で美しい安曇野に戻ってしまえば、 それは徐々にだが、失われる気がした。]
(=249) 2014/07/02(Wed) 14時頃
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[遊は書くためにここに残った。 書くためにここに住んでいる。
文章を書くのに、場所など関係ない。 紙とペンだけあればいいと人は言うかもしれない。
でも──それは。 まだ。 遊にとっては、詭弁に過ぎない。]
(=251) 2014/07/02(Wed) 14時頃
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──、読める。
[どうってことない一言が、一瞬詰まりそうになった。 声にする前、南方の背に触れていた手に、僅かな力が籠もる。
それは、重みとして、南方にも伝わったかもしれない。]
(529) 2014/07/02(Wed) 14時半頃
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[朝からずっと興味があった。
作品を南方に読ませたら、彼がどんな反応を示すのか。 どんな感想をくれるのか。
自分が南方の習作を見てさして面白くもないと感じたように、 彼も、タイトル未定のジグソーパズルを つまらない──と、評するのか。]
(=256) 2014/07/02(Wed) 14時半頃
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[嫌とかいいとかでなく、ただ──]
長いよ
[とだけ、告げる。
200頁を超える長編だから、 すぐには読み終わらないだろうと。]
(537) 2014/07/02(Wed) 15時頃
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[でも──]
読んで
[欲しい。]
(538) 2014/07/02(Wed) 15時頃
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/* 告白した!
(-218) 2014/07/02(Wed) 15時頃
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/* 風邪で熱のある病人に読めと強要
(-219) 2014/07/02(Wed) 15時頃
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南方、具合は?
[境界を踏み越えてプライベートに踏み入った。 厳重に隠されていたライフワークを覗いた。
対価を支払うのは道理だ。]
(541) 2014/07/02(Wed) 15時頃
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/* 駆け足だけど家のことも出せたから、あとは焦って出さなきゃいけないことはないかなー。
(-220) 2014/07/02(Wed) 15時頃
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/* いつでもエピに入っていい。
いやだめだ。 天声考えてない。
(-221) 2014/07/02(Wed) 15時頃
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[>>543ですよね。]
──まだ、プリントアウトしてなくて
[そもそも、最終章が完成していない。
今から印刷したら軽く一時間は掛かりそうで]
──
[どうしよう──と 四角い光を見ながら、悩む。]
(544) 2014/07/02(Wed) 15時半頃
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