78 わかば荘の薔薇色の日常
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[けれど、その切羽詰まった感覚は、分からなくはなかった。 自分の時は――どうだったろう。]
(=321) 2014/07/02(Wed) 23時頃
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めちゃめちゃ綺麗なものを見た時に、 そうだな。泣きそうにはなった事はあるよ。
(=322) 2014/07/02(Wed) 23時頃
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──…あぁ、
[吐息に滲む落胆。
コンクールには出さない、つまり 画家という道を断念──あるいは保留するという意味の。]
南方は
[──諦めたくないんだ。
当たり前のことだ。 好きでなければ描き続けられない。 あんなに緻密に、あんなに執拗に。]
(663) 2014/07/02(Wed) 23時頃
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[その言葉は途切れて宙ぶらりんのまま 続く南方の言葉に埋もれる。
泣けもしない──と。]
……
[わかっている。 書き始めてすぐに気付いた。 これは自分が表現したいものとは違うと。
それでも賞を取るために、続けた。 今年中にデビュー出来なければ帰って来いと言われている。]
どうすればいいと思う。
[引き直されたライン上に上がり込み 答えをねだる。]
(664) 2014/07/02(Wed) 23時頃
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[諦めたくない。 来年の今頃もここにいて、 ここで生まれる言葉を綴っていたい。]
デビュー出来なかったら 来年 俺は ここにいない。
いられない。
だから──
(665) 2014/07/02(Wed) 23時頃
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そうそう、普通にしてればいいよ。 俺はこれもデートだと思ってるけどな。
[くす、と笑う。 デートらしいことしたことないのなら、あれこれ連れ出してやるかと考え]
んー、まあ、言い出したら聞かないのはわかってるが。 たまには奢らせてくれよ?
[なあと、頼み込むように瑛士を見る。
思い出したように恥ずかしがる様子に、手を出さないようにするのが大変だとは思うが表には出さない。 ただ、軽く額に口付けてから立ち上がり]
それじゃあ、帰るか。
[伝票を持って瑛士の手を引きながら会計に向かう。 お金を支払うときに瑛士がほかの事に気をとられていたら全額払うが、割り勘にこだわるのなら素直に半分出してもらって。 手はつないだまま、歩き出す]
(666) 2014/07/02(Wed) 23時頃
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親方 ダンは、メモを貼った。
2014/07/02(Wed) 23時頃
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電子レンジ茶碗蒸しにしよう!!!(くっくぱっどさま
(-257) 2014/07/02(Wed) 23時頃
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あれば食べ――る、けど。
[笑ったのは、徹とのやり取りと約束が、嬉しかったから。 今談話室に来たばかりのタクさん>>661には伝わらないことをわかっていて、それでも口元は珍しく素直だった。]
檀さん、待ってるから。そっち、優先、かも。
[檀さんも食事をしないで帰ってくるなら、或いは二人ともここでご相伴に預かる可能性もあったけれど。 そうでないなら、残り物を後で食べることになるかと。]
(667) 2014/07/02(Wed) 23時頃
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/*取り敢えず藤堂と宇佐美の為にウェディングケーキを焼く。
ここまでは把握したぞ。
(-258) 2014/07/02(Wed) 23時頃
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そっかーこれもデートかー いやあ、デートってええもんやなあ
[感慨に耽っていたらまた額にキスされて、おいおいお兄さんそこちゃうやん、とは、まだ言えず]
んー…あ、そや。俺『rou-jin』辞めたんやった じゃあ初デート記念にご馳走になろうかな?
[その代り、次のバイト先が決まったら俺からご馳走するからと約束して。辞めた理由は言わずとも伝わるだろう。
さりげなく繋がれた手がそのままな事には何も言わず、雨で良かった。暗くて目立たないしとご機嫌で店を出た]
(668) 2014/07/02(Wed) 23時頃
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うん? 薫がなんかするのか?
[よくわからないが機嫌がとてもいい。 草芽が居ないからだろうか。 不在時に何があったか、なんてさっぱりわからん。
食べるものがあっても、無くても。 いつも通り自分の分と、少しだけ多めに作るだけだ。 先日の買いだして買ったままの卵を忘れていたので、 これで作るのは超手抜き茶碗蒸しのようなもの。 たくさん作って冷蔵庫に入れておけば誰か食うだろう]
(669) 2014/07/02(Wed) 23時頃
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あっレンジ茶碗蒸しちょう美味そう!!!作ってみよう
(-259) 2014/07/02(Wed) 23時半頃
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/*>>669 その想定理由wwwwwwwwww 麻央ちゃんかわいそやでえ……
(-260) 2014/07/02(Wed) 23時半頃
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[聞こえた小さな声に、固く瞼を閉じた。
故郷の朝焼けを思い浮かべる。 泣きそうなくらい綺麗だと人が言った、それを。
でも──遊が同じものを見て感じたのは、 その色彩の境目にあるかもしれない世界や、 同じ景色を見ている人間の、一人一人の物語で。
見える世界を単純に“そう”と、 受け止めることの出来ない自分を再認識する。]
(=323) 2014/07/02(Wed) 23時半頃
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約束、してる。
[もう一冊のアルバムと、カードケース。 用件はだいたい徹と同じだが、仕事関係ではないプライベートなことだ。 ――そういえば、と別件を思い立つ。後で提案してみよう。]
残り物、あれば食べる。おれの分数えなくても、いい。
(670) 2014/07/02(Wed) 23時半頃
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[どうにも脳内が可愛いという文字で埋め尽くされそうである。 それはただの莫迦だと思うから表面上は取り繕って、感慨深げな瑛士に笑みを向け]
あ、辞めたのか。そうか、よかった。
[BARを辞めたことを聞いてほっとする。 辞めてくれとは言いづらいが、続けてほしいバイトではなかったし]
ああ、次のバイトが決まったらな。
[そのときは奢られよう、と笑うけれど。 そんなに料金が課からない店をえらんでおこうとひそかに思う。
傘を持つ手とは反対の手をつないだまま]
(671) 2014/07/02(Wed) 23時半頃
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[さて、いつになったらキスができるか、と。 手をつなぎつつ考えてはいる。
人目のあるところでがっつくほどではないけれど。 わかば荘に帰り着くまでに人通りが途切れたら我慢できるかどうか。
部屋にひっぱりこんでというのはなだれ込みそうで、とかまじめな顔をよそおって悩む]
(=324) 2014/07/02(Wed) 23時半頃
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/*
藤堂の脳内がお花畑過ぎてつらい……
こいつ、やばい。 瑛士はにげたほうがいいんじゃなかろうか。
(-261) 2014/07/02(Wed) 23時半頃
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[猫との一時は名残惜しいと見つめていたら、 想いが通じたのか丸い目がこちらを見ていて>>615 思わず伸ばし掛けた手をかなりの労力を使って腰に戻す。]
午後はおしゃべり好きの母親達や学校帰り、もしくは 塾に行く前の学生、仕事帰りの戦士達と何かと 客の出入りが多い。
午前の方が人は少ないし、出来たてが多いぞ。
[早起き出来たらと言う微妙に頼り無い返答に 午後から来ると希望のものが無いかも知れないと暗に伝えて 未練を振り切る様に仕事へと向かった。]
(672) 2014/07/02(Wed) 23時半頃
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/* 南方に難しい返事を強要する村建て
(-262) 2014/07/02(Wed) 23時半頃
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/* 発言回数158回とか笑うしか無いんだけど大丈夫かな? 南方もつられて75とかなってるけど大丈夫かな?
(-263) 2014/07/02(Wed) 23時半頃
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[落胆。吐息の意味は確かめなくてもすぐにわかった。 >>663 >>664 >>665]
……
[酷な事を聞くように思う。 引き直されたラインに、間中は容易に踏み込んだ。 いつの間にか、できれば、可能なら、自分の二の舞いにはならないで欲しいと、思えていた事に気づく。たかが、集合住宅の、隣人の他人に対して。]
続けるのって、リスキーなんだよな。 そのまま、どうにもなんないやつだって居るし。 でもそれは、織り込み済みじゃねえと。 リスクを背負いたくなくてやめちゃうのは――簡単だし。
[そして、それが、自分だ。 ここに居られない、と言う間中に、目を瞬く。]
(673) 2014/07/02(Wed) 23時半頃
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――書くために要らねえなら。 此処だろうと何処だろうと要らねえよ。
逆に要るなら。 他全部無視しても、持ってないと。
(674) 2014/07/02(Wed) 23時半頃
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ホントはもう夜だよねえええええ@30分
(-264) 2014/07/02(Wed) 23時半頃
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[>>661平井からの指示に浸けダレ、生姜、と相槌を打ちながら動いていく。その合間に平井がちゃきちゃき動いていくが、何をしているのかさっぱりわからない。 平井の作る料理はいわゆる豪快な男飯、というやつではなくて。なんというか、もっと一手間かかったやつ。]
……タクさん、 茶碗蒸しなんて家で作れんの…。
[茶碗蒸しのレシピなんてどこで入手できるんだろう? これが世間で人気の料理男子というやつなのか、 感心して、談話室の方を振り返る。]
(675) 2014/07/02(Wed) 23時半頃
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……翔平くん、帰ってきてる?
[どこまで出かけたのだろう、少し遅くはないか。 まだ怪我が治りきっていない住人の不在に思案して。]
…大丈夫かな? ……ちょっと、見て来るね。
[雨が降っているし、外で動けなくなっていたら大変だから。 指示された作業を終えると、平井にそう言って玄関の方へと向かう。]
(676) 2014/07/02(Wed) 23時半頃
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[手を繋いで、またしょーもない話をしながら思い出すのは103号室で話した時のこと
キス、しようとして拒まれた 勿論正当な理由があったからとはいえへこんだのも事実で。もしまた、同じように拒まれたら悲しいなあと思えばこちらからは言い出しにくい
一体いつ、どこでならいいんだろう。 幾分自由になったとはいえ、世間体ってやつを気にしないといけない事には変わらないけど。
例えば商店街を抜けて、わかば荘へ上る丘の手前の交差点。 あそことか夜は暗くて、目立たないんじゃないかなあとそわそわしたり]
(=325) 2014/07/02(Wed) 23時半頃
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[チャルラタンではいつもの様に挨拶をして、 いつもの様に菓子を作っているつもりだったが。]
『楽しそうですね、何か良い事ありましたか?』
[そんな事を聞かれて顔に何が出ているのかと 眉や頬に触ってみたりしたが、 そんな様子が更におかしかったのだろう。]
『好きな人が出来たとか!?』
[勇気ある一言に思わず手を止めて、発信者を穴が空きそうな位 じっと見つめたが、それが責める様に見えたのだろう。 慌てて訂正されて話題はたわいもない天気やスポーツ、 アイドルの話に変わっていった。]
(677) 2014/07/02(Wed) 23時半頃
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―→わかば荘へ――
[レジで天露に会えたのかどうかは、さておいて。
店を出ると透明傘越しの雨空いちど見上げ、 細かい雨が傘を打つ音を聞きながら坂を上った。
坂のてっぺん、建物の前で見上げる濡れた緑色の屋根。 細かい屋根に阻まれてずいぶん薄くはなってるけれど ほんの微かに美味しそうな匂い。
出汁の匂い…平井が何か作ってるんだろうか。
談話室の窓から漏れて落ちた光と その中にちらちら見える動く人影。
そんな些細なものの全部がまとまって すげぇ家っぽい感じして、ちょっと笑いが滲む。 ただいま。]
(678) 2014/07/02(Wed) 23時半頃
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[得られたのは、酷く簡潔で 酷く酷薄にも思える答え。
取捨選択を間違えている。
──そう言われた気がした。]
(679) 2014/07/02(Wed) 23時半頃
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