64 さよならのひとつまえ
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ばかだなあ、アリスちゃんは。 そこは笑って蹴っ飛ばすとこだっつのに。
[今だけ、手を伸ばす事を許してほしい。 言いたかった事、言おうと思っていたことは全部胸の中にしまおう。 心残りを、わざと残していこう。 誰にも告げない、これは自分だけの秘密。
長い指先を伸ばして、潤むその瞳に。 雨粒の落ちた左頬に。]
こんな時だけ、優しいんだから。
[ゆっくりと朝が訪れようとしている。 雨に濡れないように、雫を拭って。 抱き締めることも、髪に触れることも、口付けを落とすことも出来ない。
頬を撫でる、それが精一杯。]
(+42) 2014/04/02(Wed) 04時半頃
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柄でもねぇ……本当に優しいんだったら もっと……巧いこと、できんだろ
[綺麗、という言葉に悪態を返す。掠れる声音は隠しようもないけれど。 ばかだなあ、と言われて、心の中でほんとにな、と相槌を打った。本当に莫迦で救いようがない。結局は傷つけている癖に、どこかで彼が救われればいいと思っている。尊大で、傲慢だ。
でも、立ち入り禁止と閉ざされた部屋の扉。 心の壁のようなそれを、ぼくは何度でも蹴るだろう。 花を届けに。己の育てた花を渡すために。
拭われる頬に目を瞑る。瞼に白む世界が焼き付いている。 この夜明けを、忘れることはないだろう]
てめ約束忘れんなよ、いつになるかわかんねぇけど 絶対、届けるから、花を見るたび俺様を思い出しやがれ
(16) 2014/04/02(Wed) 04時半頃
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/* さくたろのほうがよっぽどきれいだとおもいます まじ もうまじ
(-11) 2014/04/02(Wed) 04時半頃
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ははっ、確かに。 でもそんな不器用さがチャーミングだべ?
[返る悪態は受け取らないつもりだ。 どうせ彼のことだ、どうせ傷つけているとかそんな事を思っているんだろう。 無意識でも三年間見て来たんだ、そのくらい容易くわかる。
白む、空。 白い、色。
捨てるはずだった、なのに増え続けた、思い出の頁に焼き付ける。]
あ〜、忘れりゃいいのにそんな約束。 つか、たぶん、早く持ってきてくんなきゃ忘れちゃうかも。
[嘘をつこう、目の前の彼が笑えるように。]
(+43) 2014/04/02(Wed) 05時頃
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(忘れてくれていいよ)
(オレは忘れないから)
(思い出したりなんてしないよ)
(ひとときだって、忘れないから)
(+44) 2014/04/02(Wed) 05時頃
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お〜し、寒いしアリスちゃんはぼちぼち帰んな? オレは荷物送りに、ちょっとコンビニ行ってから帰るべ〜。 [ゆっくりと手は離れる。頬から、繋いだ、手から。 けれどこの恋の端は、ずっと離せないんだろう。 届けたかった、あの歌のように。]
それとさ、帰って今から寝たら絶対起きれないから! バス乗れないとかマジ、むつりん泣いちゃうからさ! バスが来る頃、アリスちゃん起こしに来てくんね?
約束〜。
[離した指を、ぐっと握りこむ。 いつまでもどこまでも持っていこう。
この想いだけは。]
(+45) 2014/04/02(Wed) 05時頃
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あ、そうそう!
オレ、いますっげえ、しあわせ〜!!!!!
(+46) 2014/04/02(Wed) 05時頃
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[離れていくだろう、何歩か距離があいた頃に振り返って手を振った。
なにがおれのしあわせか なにをされてよろこぶか
そんなのやっぱり単純でシンプルだ。]
(+47) 2014/04/02(Wed) 05時頃
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(――――君が、笑って、その大切な命を生きているだけで*)
(+48) 2014/04/02(Wed) 05時頃
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あァ? ばーかてめぇ俺様約束っつったら大事にすんだよ 軽い気持ちでなんか言ってねぇんだから
”Thanks for Alice” うちの店名だ、検索して住所割り出せ
[離される手の感覚に瞑っていた目を開いて。 朝の迫る空。射す白い光。世界は色を吹き返す。 動き出す街。目覚める人々。遠くから鳥の鳴声。回る世界。 そうしていつもの調子でバスのことを言われれば、首を傾げながらも、ああ、と頷いて]
分かった、4階だよな 夜明けがみたいと付き合わせたのは俺だし、起こしに行ってやらァ
[約束、と呟いて。足を止める。空を見上げる]
(17) 2014/04/02(Wed) 05時頃
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[白む空から視線を戻し。目を眇める。 荷物を出しに行くという言葉を疑わないまま。 離れてゆくその背中を見送る。 その光景がどこか新鮮だ。朔太郎はいつも背後から来た。 だから彼の背中を自分が見ることはあまりなくて。
どこに居ても、誰と居ても。 その背中がお前の背中だと分かるように。 刻み付けて覚えておくよ。 ぬくもりを教えてくれた手の持ち主。
叫ばれる言葉。振られた手。小さく振り返して。 その背中が振り返らないのを確認して、寮へと続く道を引き返す。 ふたりで歩いた路を、今度はひとりで。 桜が朝日に照らされて、雨粒のように散歩道に閃いている**]
(18) 2014/04/02(Wed) 05時頃
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─朝・寮4階─
[そうして短い睡眠に負けないようアラームをセットして。 時間になれば、約束通りにその扉へと向かう。 何が待っているかも知らないままに**]
(19) 2014/04/02(Wed) 05時頃
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[旅立ちは、朝焼けの中。
振り返らない、引かれる後ろ髪はないのだから。 雨も降らない、今はこんなにも幸せで。 軒下にずっと居たなら、きっと泣き腫らしてばっかりだった。
一歩、一歩進む。 行くんだ、微笑んで。
誰にも、何も告げずに――――…]
(+49) 2014/04/02(Wed) 05時頃
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―誰もいない寮室・4-K―
【白辻ありす以外、立ち入り禁止 ――― 朔太郎】
[“ありす”が迷い込むのは、白うさぎが去ったあとの部屋。]
[開け放たれた窓、風がゆっくりとカーテンを揺らす。 机の上には、引き出しに残されていた大切な思い出たち。 ぶつけられた本。拾ったぬいぐるみ。一本の線香花火。 銀色に輝く硬貨。星の紙屑。一房綺麗に結われた髪。 チカチカと、未読メールと未送信を示す携帯電話。]
(+50) 2014/04/02(Wed) 05時頃
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[柔らかな紙で作られた、白い花。]
[枯れない花は満開で、静かな部屋を埋めつくしている。]
(+51) 2014/04/02(Wed) 05時頃
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――――オレなら、咲いてあげられるのに。
――――愛(みず)をどれだけ注がれても。
――――枯れずに、咲いてあげられるのに。
(-12) 2014/04/02(Wed) 05時頃
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[好奇心旺盛な“ありす”なら、携帯電話を見るだろうか。 それは大きくなる薬でも、小さくなる薬でもないけれど。
未読メールは昨夜から。 “ありす”自身が送った「校庭にいく」(>5:*73) 睦井が送った「寝坊?」(>>+6) 他にもあるかもしれない。
未送信には一通。
こんな風にかかれている。]
(+52) 2014/04/02(Wed) 05時半頃
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To:白辻 ありす From:朔太郎 Sub:ありがとう
*****
ありすちゃんが咲かせた花だよ。 ね、きれいでしょ?
(+53) 2014/04/02(Wed) 05時半頃
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未来で、逢えるといいね。
2014/04/02(Wed) 05時半頃
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[ それは長い長いスクロールの後の言葉。 きっと、きっと気付かない。
最後の、叶わない、我儘。 ]
2014/04/02(Wed) 05時半頃
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[咲き誇る花たちの中に紛れて、たった五つだけ。 小さな小さな文字が一つずつ花弁に刻まれている。
先に伝えるはずだった。]
【 “ あいしてる ” 】
[慌しいうさぎのいない部屋は、とても静かに―――…**]
(+54) 2014/04/02(Wed) 05時半頃
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/* 長らくお付き合いありがとううううううう!!!!!!!
うむ、さっぱりと、している! いやほんとにしあわせだぜ。 まさか先に愛してるいわれるとは、くそう、やられた。 そして削除トラップも仕込みつつ。 エピになってからみて、更に悶えてくれればそれでよし!!
朔太郎は海外でお仕事頑張ります☆
(-13) 2014/04/02(Wed) 05時半頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/04/02(Wed) 06時頃
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/* ああああああああああああああああああああああ
>>9 四度もメール送られてた!!!! メモに追加しとこう!!! うおおお、やっさんありがとううおおおおおお…!!!!
(-14) 2014/04/02(Wed) 06時頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/04/02(Wed) 06時頃
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/04/02(Wed) 06時頃
紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/04/02(Wed) 06時半頃
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/*
というか、仕事で、本当にやけにボロボロな毎日で、 ログもろくにな状態ですません。
やっぱ無理参加はダメだね!反省する! 今から、土下座しておきま!
(-16) 2014/04/02(Wed) 06時半頃
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/*
ちなみに野球のるるぶでわかりやすいのは、野球漫画を読むことです。ドカベンがなにより
(-17) 2014/04/02(Wed) 07時頃
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/*
さらっとしか見れてなくてすまないが、 各種方面、セツナス状態把握。
朔太郎の演出すごいな。
(-18) 2014/04/02(Wed) 07時半頃
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TO:定良 宗介>>+0 TITLE:RE:よかった MESSAGE: ああ、画像があったからな。 俺はどうしようか悩んでずっとタマゴのままだ まあそのうち解ると思うぞ。
重い動画でも貼れるからそこは便利。
じゃがいもでかくないかこれ でも、旨そうだな 肉じゃがが食いたくなった
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(+55) 2014/04/02(Wed) 08時頃
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― 翌朝 ―
[翌朝、自炊しようかと考えてみるが 結局面倒で諦めてしまった。 近くのコンビニでパンを買って家を出る。
その後はつぶやいたーで新作RPGの話で盛り上がってたので 触ってなかった携帯を、ここで漸く確認した。>>*0>>*1 パソコンが近くにあると、携帯に触らなくなるのが困る。 「おやすみ」の一文を見て、心底そう思った。
が、よく見たら…]
なんだ、朝に着てるじゃないか。
(+56) 2014/04/02(Wed) 08時頃
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― 実家での数日 ―
[休みの日に、母親をドライブに連れていく。 母は、水商売だが、夜だけではなく、昼も貴婦人だ。
そして、助手席で綺麗な声で歌っている。]
――……母さんも、そろそろいい人とかできないの?
[そう呟くと、考え込んで、こちらに笑う。 やっと、怜二が帰ってきてくれたのに?と。 可憐な女だ。
そして、軽やかな声でまた、歌って、美味しいものを食べましょう、と告げた。**]
(+57) 2014/04/02(Wed) 08時頃
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