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64 さよならのひとつまえ
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―――――――――――――― TO:保元 頼児 >>*45 TITLE:RE:RE:すまないやらかした MESSAGE: ありがとう。
…ん?待てよ お前が書いたってことを あいつ、知ってんのか?
それは、まずいだろ。 俺はともかく、お前は気をつけないと。 プロになってから、変な噂立てられかねないぞ ――――――――――――――
(+141) 2014/03/30(Sun) 04時半頃
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[……そう返したのは。
午前中に紐井屋と話をしていたことを思い出したからだ。
魔性のゲイがどういう進路を選んだか。 オタクを隠していた俺は、 学校のツテを全く頼っていない進路も隠匿した。
けど、保元は違う。 俺がどう言われようが好きにしろ、と思うけど あいつが悪評を受けるのは、耐え難いことだ]
(+142) 2014/03/30(Sun) 04時半頃
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―――――――――――――― TO:小鳥谷 博 >>+138 TITLE:RE:RE: MESSAGE: 結婚するって他人にいうと、 そいつは死ぬっていうのが漫画のセオリーだな 詰まるところ、リア充は爆発しろという呪いだろ (適当なことを言ってるから本気にせんように)
器…広い……か? 普通に格好良かったから拍手しただけだ。 あれは、痺れたな。
そうしろ。 ハンカチの一枚でガタガタ抜かすような 器の小さいやつでも無いだろ、入江は。 ――――――――――――――
(+143) 2014/03/30(Sun) 05時頃
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― 最寄駅 ―
[新幹線を降りて電車を乗り継いで。
住宅街でもあるその駅は、時間帯のせいか それなりな人波が降りるのだと知った。
ラッシュに巻き込まれる時間帯の出勤では無さそうなので そこが救いではあるけれども。]
よし。
[新居である昭和に建設されたアパートへ、いざ。 19分の徒歩を経て着いた時には、 タイミング良く宅配業者と鉢合わせた**]
(+144) 2014/03/30(Sun) 05時頃
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― カフェ>>+145>>+146 ―
やめろ、間違っちゃいないが顔射って言うな
[本当にすまないと謝罪しながら、そこはツッコんでおく。 髪の毛に掛からなくて本当に良かった、と安堵しながら 漸くテーブルの上を拭いて、空いた皿も下げられた後。 俺は今度こそライチジュースを啜る
甘いな。きっと運動してない奴がしょっちゅう飲んでたら ぶくぶく太るに違いないな、と苦笑する。]
気になった奴が、偶々同性だった、ってことか。 なんか色々びっくりした、
すまん。
[不機嫌そうな視線に、顔を洗って来るよう言おうか、 そんなことを考えて居たら、先に言えと言われた。]
(+150) 2014/03/30(Sun) 12時頃
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え? [大丈夫だろうか、明かしても。 いや、紐井屋ならべらべら喋らないし、大丈夫だろ。
それに、まだ。俺が好きだった人という括りまでで終わってる]
……保元。
――あ、オスカルはカウントするなよ、 あれは気の迷いだったんだから、じゃない、嘘だからな
[はっとして、慌てて告げたせいで、 さっきの初恋の話は本当だとばれてしまいそうなもの*]
(+151) 2014/03/30(Sun) 12時頃
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― 自室 ―
[とりあえずドラムバッグを受け取り、 段ボールを受け取って、がらんどうな室内へ入れる
大きく肩で息をついて。 振動する携帯を見て、数通のメール。
とりあえずメールは電車の中で返すことにして 定良を迎えに行かねば、と思った所で。
その本人からのメールの内容に>>+147 今まで餌を強請ってた猫が、知らない場所へ行ってしまうような そんな喪失感に似た不安が、胸を満たす。
さっきのプレートの画像。 皿のすぐ後ろに置かれていた紙ナプキン 印字されていた店名をパソコンで検索した
同じ名前の店舗、都内は三件…]
(+152) 2014/03/30(Sun) 12時半頃
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[一件は高級住宅地だ、買い物が主たる目的ならここは違うだろう 一件は服屋はあるが、都心から少し外れている
もう一件は…やや単価の高いショップがある付近だけれど おそらくはこの駅…にまだ居てくれてる、筈か。]
なんだよ……、
[変な意地張らないで、甘えてきたら良いんだ。 寂しいのは、誰も同じに決まってる。
どうせ、大学が始まれば定良は沢山友人をつくるだろう。 せめてそれまでの間だけでも頼る価値のある友人で居たい
あいつの言う通り「人間は変わってしまう」なら、 それは定良だって、含まれてるんだろう。
外に出ると、雨が降りそうな雲模様だった。 天気予報を確認する間もなく、19分の距離を詰める為に駆け出す]
(+153) 2014/03/30(Sun) 12時半頃
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― 電車内 ―
[駅についた頃には、息があがってた。 くそ、やっぱり運動くらい日常的にしておくべきだった。 全速力で走ると、バッテリーが切れるのが早すぎる。
購買でビニール傘を一応一本だけ買って。 ホームに降り、ちゃんと正しき進行方向かを確認してから乗車する
ガラケーで乗り換え案内を検索する。 乗り換えはローカル線と山足線の2回、面倒だな一回にしてくれ]
ばかだな、…俺は
[大丈夫、今から行く。 ただそう一言返せばいいだけの話なのに。
またメールしたら、遠慮ではなく拒絶が返って来そうで。 電車に揺られながら、不安になる]
(+154) 2014/03/30(Sun) 12時半頃
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[定良が、 あの目立つ髪の色が、寮から行ってしまった 手を伸ばしても届かない場所へ、
今だって、手を伸ばしたって 駅の窓から見下ろすこの雑踏は広すぎる。 人も、多すぎる。 俺はなにを無茶なことを考えてるんだ。 この中からたった一人を探すなんて、無茶苦茶だろ。
無茶だ、と解っていても駅に降りて、 駅へ向かう人をかき分けて、駆け足になる。 あ、今ぶつかった人転んだかもしれない。 心の中でしか、すみませんが言える余裕もない。
もう流石に居ないだろうと理解しているのに、 ヒットした名前のカフェを目指して、携帯地図を見ながら進む。]
(+156) 2014/03/30(Sun) 13時頃
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[丞、という名前は 俺の祖父さんが付けたらしい。
かたわらから両手をそえて助ける 助ける。補佐する
そういう人になりなさい、と意味を籠めて付けられたとか。
無茶言うな、 じゃあ俺のことは、一体誰が助けてくれるのだと、 閉じこもってないで外で出て遊べと親に急かされた時にそう思った
あいつが、寮に居ないあいつが。 一人で泣くことしか出来ないあいつが。
あいつを助けることができるのが、 今、同じ駅に居る俺であったとしても
―――俺のことは、誰が助けてくれるんだよ。]
(+158) 2014/03/30(Sun) 13時頃
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[そもそも、もう夕飯を食って帰ってしまっているかも。 少しお高そうなショーウィンドウの並ぶ大通りの歩道を歩く。
都会の雑踏の中で生きる連中は、どいつもこいつも洒落こんでいる 俺みたいに、汗の張り付いた面白みの欠片もないTシャツと グレー一色な薄地のジャケットを着てる奴なんていない。]
……パステル、
[斜めにクロスした横断歩道の先、ピンク色のクレープ車。 パステルカラーのキャスケットを遠目に見た。>>+155
信号がクラッカーから弾かれた星の色をしている あれが定良なんて保証は、どこにもないけれど。]
定良、
[信号が、赤になってしまう前に。 走るなんて体育の授業くらいでしかした事のない俺は、 追うことを怖がるあいつを探して、ストライプの道を奔る]
(+160) 2014/03/30(Sun) 13時頃
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どいてくれ
[歩道の終着付近でいちゃついているカップルの間を切るように、 でかい図体を割り込ませ、キャスケットとの距離を詰める。>>+159
すこし距離もあるし、向こうは俯いているから顔も見えない けれど、色素の薄い後ろ髪と襟足が帽子の下に覗いていた]
――っ、
[手を伸ばす。指が宙を泳いで、柔らかめの生地を爪で引っ掻いた これで人違いだったらどうするんだ、という躊躇いは 慣れない運動をした後の、糖分が足りてない俺には沸かなかった
帽子を掴んで、引き剥がした。 見覚えのある髪の毛の色彩を目が追う。
ぜえぜえ、と情けなく息が上がっている。 一生分走った気がした 俺のもちものである心臓は、無茶しやがってと本体の行動を嘆く]
(+161) 2014/03/30(Sun) 13時半頃
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……待たせたな、
[久しぶり、と声をかけるには一日しか間が空いてない。 酸素不足でろくに回ってない頭がはじき出したのは、 来なくていい、とメールを受けた奴が言う言葉じゃない。
帽子を失った髪の毛に手を伸ばす 甘い匂いが、すぐ傍から香ってきた。
甘ったるそうなチョコレートだ、 俺が持っていたら二度見されそうに甘そうなクレープ。
そちらに視線を向けた後、振り返っただろうそいつの顔を見下ろす]
(+162) 2014/03/30(Sun) 13時半頃
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……定良、
[こういう時、なんで俺は身長が高いんだと嘆く。>>+163 短い前髪で眉毛の角度は見おろせても、俯いた表情を 覗き見ることなんて、出来なかった。]
俺がお前に会うと決めてたんだから、 先にここに居たお前は待ってたことになる。
[論理矛盾甚だしい主張を振りかざして、 俺は間違っていない、と訴える。
手の中にもう一つ持っていたらしいクレープの外紙が見えて クリームっぽいのが付着しているのが見えて。]
しょっぱいもん食べたくなったんじゃ、無かったのか。
[定良が昨夜、泣いたのだろうということは、 メールで確認する前に、動画…赤かった目元で知っている。]
(+164) 2014/03/30(Sun) 14時頃
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[定良の肩を掴んで、無理やり抱きしめた。
でかい割に、俺の力なんて見てくれ以下だから その気になれば簡単に振りほどけそうなもの。
俯いた頭に、帽子を被せる。 腕の中に居る分には、俺のタッパのこともあって 人目には小さく見えてしまうかも知れない。
抱きしめた瞬間、チョコレートが俺のジャケットに付着した。 そんなのは、どうでも良かった。]
見つけられて、良かった。
(+165) 2014/03/30(Sun) 14時頃
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― カフェ>>+167>>+168>>+169 ―
ば……、
[ばかなこと言うな、と告げてしまうと 今の文句で想像した、ということになる。 俺がやらかした癖して恨むような視線を投げた。]
そりゃそうだろう。 今の今まで生きてきて、聞く機会無かったからな。 [俺もそうなんだ、という事すらも。 完璧に自覚したのは、つい最近の話過ぎた。]
すごい客観だな
[気になるように出来ている、という物言いに苦笑する。]
(+171) 2014/03/30(Sun) 14時半頃
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もて、る……
[それは女にか、それとも男なのか。 問いただそうとして、なんか恥ずかしくなって止めた。 後者だったら、今後が不安だな、と思ってしまう。]
マジじゃない。 マジじゃないからそれは忘れろ。
[ぶるぶるっと首を横に振る。 こんな公衆の面前で忘れろビームを放つわけにはいかない 隠れオタクとして、大人しく首を振るだけで留めよう]
(+172) 2014/03/30(Sun) 14時半頃
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あ…。 や。
いや、う……、――うーん、まあ、 そうな、そうだな。
[こいつも後から追加された分を見てたのか、 否定しようか一瞬悩んで、結局肯定を返す。
ストローで吸い上げたジュースを、 今度はちゃんと喉を鳴らして飲む。 第二波を食らわせるわけにはいかない。]
お前の気になってた奴は小型だったのか。
[自分の身長を基準に考えてしまえば、 俺よりは低い、でカテゴライズされてしまうが。]
(+173) 2014/03/30(Sun) 14時半頃
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― 都会の雑踏の中で ―
締坂にも言ったけど、 ばかって言うやつがばかなんだぞ、ばか
[俺がばかだって事は、俺が一番知っている>>+170 ぐちゃ、と水質な音が聞こえた。 俺の服はともかく、定良のジャケットも汚れてしまったか 悪いな、と口には出さず心の中で謝った。]
知らない奴らの事なんて、皆三歩歩いたら忘れるから安心しろ。
[鶏扱いされる彼らにも、心の中だけで謝る。 突き飛ばされないから、そのまま抱きしめている。 帽子を被り直させた頭を、擦るように撫でた。]
[どのくらい抱きしめて、撫でていたんだろう。 数十秒程度だったかも知れない。 数分だったのかも知れない。 言葉がうまく出て来なくて、ただ荒れた呼吸を整えてゆく。]
(+174) 2014/03/30(Sun) 14時半頃
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ごめん、
[服を汚させた事に対してのごめん、なのか。 強引に会いに来た事に対してのごめん、なのか。 走って来たから汗臭かったかもに対してのごめん、なのか。
謝罪する俺にすら解らないまま、腕の力を緩めた。
でも、完全に離すと遠いところへ行ってしまう気がして、 反射から、手首を掴んでしまう。]
(+175) 2014/03/30(Sun) 14時半頃
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― カフェ>>+177>>+178>>+179>>+180 ―
そう…だよな。 プロになるんだから……、
[解っていたし、きっと誰よりも俺が応援している しかしそれは、遠くなるのを応援するということ。
紐井屋が何を言わんとしているかを理解していても 惨めったらしく束縛することなんて、出来やしない。 困ったように眉を下げるだけだ]
いや、悪い人じゃないけど…… めんどくさいから…。
[乾いた笑いがカフェの一角に響き渡る。]
(+183) 2014/03/30(Sun) 15時半頃
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……そういうことになるな。 ?
[紐井屋の表情に硬さが取れれば、>>+178 ただ事実を確認しているだけでは無いように見えて。
けれど、表情の裏にある心までは透かして見えない。]
……締坂?
[素っ頓狂な声が出た。 オウム返しにした後、声質の良さを挙げる紐井屋に、 ああ、と納得してしまう。
確かに、あの声は胸に響くものがある。
締坂が紐井屋を頼っていたこととか、 喧嘩の話を知っていることは、悟れないままで。]
(+184) 2014/03/30(Sun) 15時半頃
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そうか。 じゃあ、会いに行けばいいさ
車、買ったんだろ?
[歌を聞きたい、 その理由だけでも、あいつは必要とされることを 喜びそうなものだから]
分かった。
[エースへ連絡しろ、という伝言には頷いて。 そろそろ出発しないと夕刻には間に合わなくなりそうだ。
ジュースを底まで啜り、会計を済ませて店を出る。
日差しが、すこし痛いな。]
(+185) 2014/03/30(Sun) 15時半頃
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― 駅構内 ―
じゃあ、またな紐井屋。 東京寄ることあったら、教えてくれ。
[逆方面のホームへ向かう時に、そう声をかけた。 そう、 ――ここから俺は完全に独りになるのだ*]
(+186) 2014/03/30(Sun) 15時半頃
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― 都会の雑踏の中で ―
お前がばかなのは、知ってる。 しょうがないな
[言葉が出ないのに、 星座神話の解説を続けようとしたことも>>+181
俺がばかなのも、 あてもなく探そうとした行動から、よく知ってる。
謝るなら来るな、という指摘には 道理な話だ、と同じく濁った笑いを返す。 中身がだいぶはみ出たクレープを受け取った。]
(+187) 2014/03/30(Sun) 15時半頃
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これ、食っていいか? 運動したら腹減った。
[貰ったティッシュをひとまず預かってから、>>+182 汚れをどうにかする前に、薄皮と飛び出たバナナを齧る。 思いっきり苦い珈琲が欲しいな、と感想を抱く味だ。]
………。
[下がる定良に拘束する指が、力を篭める。 見つけたのに、見失いたくなかった。
手首に引っ掛けたビニール傘が振り子の如く揺れて。 地面にぽつり、と雫が落ちる。 遅れて登場部にも冷たさが落ちてきた]
(+188) 2014/03/30(Sun) 15時半頃
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誰にでも、やさしくなんかしてねえよ……。 ばかか、 [静かな物言いだが、お前は偽善者だと言われてる気がした 違う、と首を横に振る。 そうだろう、と俺の中の誰かが肯定する。
ちがう、そうじゃない。そうじゃないんだ、]
お前が泣いてる時に、傍に居たい。
[この感情をなんと呼べばいいのか、分からなかった。
ただ、多くの友人たちに囲まれている定良は、 笑っていてほしい、と思うことと。
泣いてる定良は、俺の傍に居ればいいのだと、
くだらないエゴにも似て、我儘にしか思えない束縛を 俺は求めているのだと、自覚する。]
(+189) 2014/03/30(Sun) 15時半頃
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世界中の誰も彼も、守れるほどでかくない……
[だから、なんでこんな名前を付けたんだよ。 俺は、そんな大人じゃないし、大層な人間じゃない。 祖父ちゃんの望む人間になんか、なれない。
雨が額に落ちてきて、下げた眉と瞼を通って、
俺の代わりに泣いた。]
(+190) 2014/03/30(Sun) 15時半頃
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育ち盛りだから、大丈夫だ。 …昼飯食ってないし
[これ以上でかくなるのは御免だし、 流石にもう伸びないだろう、と思いながら。>>+193
甘すぎる、という感想を飲み込んで、 崩れるクレープをなんとか頑張って食べる。
漸く定良と視線が重なった、と思ったのは。 クレープを空にした後で、少しずつの雨が だんだんと勢いを増して来始めた時。]
……わかってる
[どんなに自分が横暴なのか>>+194 そんなのは、俺が一番理解しているし、嫌悪している 俺は、泣いてるこいつを束縛してどうしたいんだ 自問自答の声は、定良の啼き声に負けていくのだ]
(+197) 2014/03/30(Sun) 16時半頃
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