64 さよならのひとつまえ
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やだ。忘れる。忘れました怖いってあーちゃん!
[威嚇>>519に怯えたり、ルームメイトから飛んできたペットボトルに、おうっと軽い音で額を打ったり。 笑ったり合いの手入れたりしながらも、終始真面目に曲を聞いていた。
きっと元の曲には無い…はずのカスタネットと。 飛び込んでいたのなら、トライアングルにも。 曲が終われば、盛大に拍手を送った]
(532) 2014/03/26(Wed) 22時頃
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[メールを送ったのは、ピックの礼もあった。 しかし、野次が聞こえた>>528せいもある。演奏中にその言葉に過剰反応するわけにもいかず、ただ舌を出して反応するに留めたものの]
…………、ばっか。 ―― 困んじゃん。
[手にしていたひよこのピックを握りしめ、地に落とした顔を顰める。]
ゴミー、もってくぜー
[後片付けをする面々に、持ってきたビニール袋より倍に膨れたゴミを腕に下げ、菜箸と共にその場を後にする。]
(533) 2014/03/26(Wed) 22時頃
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今は個性の時代ですよ。 世の中死ぬか狂うかです。
[>>525などと、自分でもわけのわからないことをのたまいつつ。 眼鏡を拭くふりをしながら、入江が丞を呼ぶのを我関せずを貫く姿勢で聞き。
その手が、有無を言わさぬ大きな手で掴まれた]
え、いや無理です。無理です。死にます。殺せ、いやだ、いやだああああ……!
[ずるずるずる*]
(534) 2014/03/26(Wed) 22時半頃
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[日本蕎麦を乗せたトレイを持ち、カウンターテーブルへ。 席一個分開けて座り、配膳係が湯豆腐を持ってきてくれるのを待つ]
これ、例の原稿。 [どんな作品を描いてきたのかを見せる為に 編集部に持ち込んだ時はスキャニングデータを使った。 荷物を増やしてしまって悪いな、と思いつつ。]
これ、ラストが中途半端なんだ。
[世界の半分が本から出てきたキャラクターに壊されて、 本好きの悪役だった小男は、実は主人公の幼馴染の女の子で。 自分を本の中の登場人物に投影させた姿だった、という展開
進路が分かれてしまった主人公が、本に興味が無くなった事に 悲しさと怒りを覚えた幼馴染が、最後に高い建物から飛び降りる。 エンドマークは打たなかった。なんとなく、しっくり来なくて]
(535) 2014/03/26(Wed) 22時半頃
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……振り向いて貰いたいって動機で事件を起こしたのに 結局幸せになるのを諦めて死ぬっていうのが、いまいち……。
でも、恋愛漫画みたいな展開は描けなかったんだよな。 この原稿、お前に渡すからラストが思いついたら教えてくれ。
[要らなかったら棄てても良い、と荷物を増やす事に関して 短い謝罪を告げながら、蕎麦を啜る*]
(536) 2014/03/26(Wed) 22時半頃
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ドナルドは、ひーちゃんが引きずられていくのを、によによ見守っていた。
2014/03/26(Wed) 22時半頃
ドナルドは、ススム(むっちゃん)頑張れー、と応援しながら。
2014/03/26(Wed) 22時半頃
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/* ありすちゃんがロールも拾い方も気遣いも男前すぎてなー さすがチャンプ
(-91) 2014/03/26(Wed) 22時半頃
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− 夜−屋上>>530 −
全部利一のせいってした方が、主に俺が穏便になるかなって ……これめっちゃ酸いね
[もごもごと、酸味の残る口内を、持ち込んでいた緑茶のペットボトルで洗う。 真っ直ぐに伸びる白の一直線。 それでも見辛いようならば、赤縁の眼鏡を手渡すだろう。 星を見るときだけ、と、忠告して。
見上げた空は、降りそうな程からはほど遠い。]
あんま生まれた日と、その日見える星は関係ないよ 俺かに座だけど、かに座そこにいるし
……さそり座、あれって秋生まれの星座だけど、夏の星座なんだよ オリオンは冬にいばるけど、さそり座が見えてきたら隠れちゃうの
[そう言いながら、次々と光の先は星を指す。 少しでも星を覚えておこうと、瞳の中に星を映す。]
(537) 2014/03/26(Wed) 22時半頃
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はは、くっ、ぷは…。 …何やってんだよ、あいつら。
[目覚めと同時に飛び込んできた>>490>>501光景に一瞬あっけにとられたものの、すぐに笑いが込みあげる。 肩にかかる白のライダースに気付けば、ぎゅっと握りしめて。]
風邪引くぞ、馬鹿。
[それをかけてくれたのが誰かなんて、考えるまでもない。 口が悪いけど、本当は誰よりも優しいルームメイト。 それに''元''が付くのは、そう遠くない日。]
……っ。
[輝かしい舞台を、目を逸らすことができずに見つめ続ける。 頬に伝うものがあったのは、おそらく笑いすぎたせいだ。]
(538) 2014/03/26(Wed) 22時半頃
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部屋、片付けるかー。
[心残りが晴れたのか、それとも諦めか。 ごろんと仰向けになると、夕暮れでも夜でもない不思議な空の色を。 じっと見つめて。*]
(539) 2014/03/26(Wed) 22時半頃
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あっ朔太郎。
[山本>>523が近付いてきたことに気付き、手を止め、振り返る。]
なー、穴の大きさ、こんくれーでいいかな。
[缶の外に入れる物もあるからと、少し大きめの穴を掘った。]
(540) 2014/03/26(Wed) 22時半頃
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なんか、いいな。 こんなバカげたこと出来んの。
[10文字にも満たないクチャクチャのノートの切れ端を缶に納めていく。 溢した独り言はきっと、近くにいた保元にしか聞こえなかっただろう。]
このままでいたいけど。 このまんまじゃ、いられんべなあ。
[もう少し、あと少し。 今日が終われば定良と小鳥谷が、明日にはまた誰かが。 そして自分が、やがて行かなければならない。 エアバンドの歌を聞きながら、けれど溢した声は前向きな音であった。]
(541) 2014/03/26(Wed) 22時半頃
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[眼鏡をトライアングルに見立てたオンステージが終わった後、盛大な拍手を貰いつつ隅っこで自棄お茶を煽る。
赤面しつつ、ぷるぷるぷるぷると憐れにも震える身体がぴたりと止まったのは、>>529己の視界には一際鮮やかに映る色がこちらを向いて、あまつさえ手を振ったのが見えたから。 慌てて眼鏡をかけると、笑顔がクリアになった視界へ飛び込んできて。
ぱく、と意味なく口を開閉させて、俯いた。
震えと赤面が、再発した*]
(542) 2014/03/26(Wed) 22時半頃
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[タイムカプセルを埋めるという話になれば]
なー。クッキー缶に入らない物でもいいか?
[掲げたのは小さな苗木。 卒業を記念に、部活の後輩から貰った物だ。 未来の自分に贈りたい物は、思いつかなかった。 だから、これは単なる、]
目印ってことで。 近くに植えてもいいか?
[今はまだ、ほんの小さな苗の、 抱く名前は『あすなろ』。]
(543) 2014/03/26(Wed) 22時半頃
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トレイルは、>>542 エアトライアングルかっこよかったぞー!*
2014/03/26(Wed) 22時半頃
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To:宗介 Title:RE:てんたいかんそく [本文] 悪い。俺もそろそろ部屋片付けるわ。 元気でな。
(*84) 2014/03/26(Wed) 22時半頃
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[声援に応援>>532されながら、見よう見まねでカスタネットを叩く。 サイレントムービーめいた情景が、とてつもなく奇妙だった。
宇宙人を攫ってしまったかと言わんばかりの悲鳴>>534の後、 眼鏡>>542を使って演奏するなんて、発想が斬新だなと 今日去ってしまう友人の頭脳に感心する。
その視線が一方に注がれているのに気づいたが、 指摘することはなく。
ただ、部屋に戻ったら段ボールにしまった原稿入りの封筒を 取り出して小鳥谷に預けてみようか、となんとなく思った*]
(544) 2014/03/26(Wed) 22時半頃
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─エアバンドの最中に─
[>>534博が丞に引きずられて来れば、笑って]
大丈夫大丈夫、どれだけ音痴だろうが死ぬこたねぇよ! 胸張って掻き鳴らしときゃそれなりに様にならァな
[拍手をもらって、演奏が終われば>>542そそくさと隅っこでお茶を煽っていた博にお疲れ、と声をかけるだけですぐに離れ、>>532成斗には容赦なく蹴りをかましに行きました**]
(545) 2014/03/26(Wed) 22時半頃
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― 花見終盤 ―
ふぁ、ふぉろひくー。
[菜箸を回収し、ゴミ袋を持っていく環に団子を頬張りながら手を振り。>>533 カーディガンを羽織り直して、ブルーシートの端っこに座り、もごもごと口の中で溶ける甘さを咀嚼し飲みこむ。 タイムカプセルを埋めている間に開いた皿やゴミ類をまとめておいたりしたので、今はタッチ交代で残飯処理中だ。
>>415利一の持ち込んでくれた花火は本数も少なかったので、みんなが楽しんでいるのを見るに留め。打ち上げ花火はないし寮母は忙しそうなので、今回はお咎めなしで済みそうだと思ったり。]
あとは任せていい感じ? んじゃ、俺は屋上行こっかな。
[>>526ありすに見送られて、中庭を後にした。*]
(546) 2014/03/26(Wed) 22時半頃
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なんだよそれ、お前もちょっとは責任持てよ。 ……何味これ?冒険しすぎじゃね…?
[ノニジュースを経験した身としてはそれでもまだ優しい方かと、ひとつ何かを越えてしまった味覚に緩く眉を顰めながら。 星が見えにくいと思ったのは先程まで集中して紙に向かっていたのも一因かもしれない。赤縁眼鏡の縁を両手で摘んで空に翳す。レンズを覗きこむと小さな星の点が少しは大きく見えるような気がした。]
…やべ、見えやすい…。 今年眼鏡デビューになんのかな俺…。
[慣れない受験勉強で珍しく参考書と向かい合ったというのもあるのかもしれない。自覚した視力の低下に嬉しくなさそうにぼやきながら視線は白い光の線を追う。]
…俺の誕生星はー?8月27日ー。 いつ見れんの?…つか、みんな片付け遅ぇな。 コーラぶちまけたし散髪屋やってたし仕方ねえか…。
(547) 2014/03/26(Wed) 22時半頃
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トレイルは、ジャニスに、ハニーのギターと蹴りも素敵だったわよん。
2014/03/26(Wed) 22時半頃
トレイルは、ティソの天体観測を楽しみにしている。
2014/03/26(Wed) 22時半頃
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[見ていたいなら、見続けていればいい。 目を潰されても、見ていればいい。 そう言われたから、そう告げられたから。 やはり視線は一番眩しく、綺麗に思う方に向く。 エアバンド達が演奏を終えれば口笛ひとつ鳴らして称賛を送ろう。 最高の、友人たちに。]
お、やっさんの穴いい感じ!! 埋めちゃおうぜ〜?
[大きさを問われて少し大きいような気もしたが、小さいよりいいだろう。 埋める手伝いをしながら、結局集合写真はとれなかったなと苦笑を少しだけ漏らした。]
ほれ〜、手空いてるやつは手伝えよ〜!!
[残したのは手紙だけ。]
(548) 2014/03/26(Wed) 22時半頃
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トレイルは、リーチが描いた絵はちらりと見て笑いを堪えてたかもしれない。
2014/03/26(Wed) 22時半頃
ジャニスは、トレイルに、ダーリンの菜箸エアドラムも格好よかったぜぇ
2014/03/26(Wed) 22時半頃
ススムは、トレイルを顔を伏せた小鳥谷の隣から遠目に見遣り*
2014/03/26(Wed) 22時半頃
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[あだっ、と自業自得の悲鳴をもたらされた>>545あと。 逃げるようにタイムカプセル予定地へ向かい]
待った! これも!
[滑り込みだったか、油紙に包まれた荷物を缶へ滑りこませた]
なっちゃんナイス! いいな、記念っぽくて! てか記念樹?
[保科の掲げた木>>543を、みつめる。 10年後。どんな木になるのか、自分は知らないけれど。 10年後の目標、そのもののように思えて]
(549) 2014/03/26(Wed) 22時半頃
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元祖すもも味
[パッケージの文字をそのまま読み上げる。 一口目に慣れてしまえば二口目からはペースがあがる。 むぐむぐと、口の中でグミを転がして。]
8月、……待って、調べる 流石に俺365日覚えてない
[そう告げて、日付を確認すればスマートフォンで調べる。 あぁ、と一つ呟き、星は暗闇を指す。
視力が良ければ、或いはもう少し辺りが暗ければ見えたかもしれない。 北斗七星から、然程離れない距離。]
おおぐま座の足、タニア・アウストラリス、……三等星だからすごい見辛い
……見える?俺は裸眼じゃ見えない
[あのあたり、と、アバウトな位置を光は照らした。]
(550) 2014/03/26(Wed) 22時半頃
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/* 頼児の月のツッコミ拾われててよかったさすが利政!
ひ、拾いに行きたかったけれど 本を読まない俺が知っているのはおかしいので(馬鹿)
(-92) 2014/03/26(Wed) 22時半頃
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へいへい。穴掘りなら…もう掘られてるか。出遅れた。ラッキー。 よし。じゃあ埋めるのは任せろー。
[>>548に手を挙げて、スコップを手に颯爽とポーズを決め。 皆がそれぞれ、思い思いの品を土の中に残していくのを見守る。]
(551) 2014/03/26(Wed) 22時半頃
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[皆が遅い、という声に、僅か肩を揺らして笑う。]
……利一が早く来すぎたんじゃない? どしたの、なんか張り切ってる?
……張り切っても、星は逃げないよ
[ゆっくりでよかったのに、と、穏やかに。
懐中電灯のスイッチを切れば、寝転がる。 患部が圧されて、また、小さな声で痛い、と零した。]
(552) 2014/03/26(Wed) 22時半頃
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……そうだな。
[微かに聞こえた山本の声>>541に、小さく返す。 こうやって皆で集まって、騒げるのも、今日が最後になるのだろうか。 それとも、また10年後もこうやって……]
前、進まねーとな。
お前も俺も。
[エアバンドは、気付けばメンバーが増えていた。 賑やかな一角に目を細めつつ、充分な大きさの穴ができたところで、スコップを木に立てかけて、自分の荷物を取りに行った。]
(553) 2014/03/26(Wed) 22時半頃
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[片付けの様子も途中まで撮影していたが、途中で抜けさせてもらった。 花見で随分食べた為、夕飯はいらないとそのまま部屋に戻る。
撮った写真を確認して、笑みが零れた。 皆揃っての写真は撮れなかったが、参加していた皆の写真はそれぞれ収めてある。 あの場にいて、写っていないのは自分だけだ。 エアバンドで笑っている皆の顔を見れば、やはり少し寂しいと思うのも事実。]
ま、いいやー。 丞に貰った写真もあるしねー。
[へへ、と笑って、丞から受け取ったクラッカーとカメラを持って屋上へと向かう。 ついでに毛布も用意している。 うっかり寝落ちる前に部屋に戻れるかどうか分からないからだ。]
(554) 2014/03/26(Wed) 22時半頃
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―宴の終わり―
後片付けはやっとくべ〜、みんな天体観測に急ぐべし!
[入江が片付けてくれたり、白辻が手伝ってくれたり。 他にも誰か手を貸してくれただろう。 あとはクーラーボックスやシートを返却するくらいの雑務しか残っていない時分。 日も落ちた中、行ってこい行ってこいと友人たちに手を振った。 自分はここから空を見上げると告げて、その場に残る。]
たのしかったな〜。 てらっそも、ヒロろんも、楽しかったって思ってくれてればいいなぁ。
[ブルーシートに体を横たえて告げる声を聞く誰かはいただろうか。 ポケットの中には冷えてしまった缶珈琲と、手持ち花火からひとつだけくすねた線香花火が入っている。]
(555) 2014/03/26(Wed) 23時頃
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―夕食の話―
[団子を数本食した以外は、古本市に専念して。 それでも捌ききれなかった多量の本は、諦めて図書室に置いていくことにした。 寮母さんの部屋の前に、退寮直前に置き捨てていこう。そうしよう。 もういなくなるんだから、構うものか。
図書室の判子が押された本は、暫く悩んだ後。 とりあえずビニール袋に詰めて、入江行きとビニールにメモを貼っておいた。
そうして、あらかたのことを決めた後、夕飯へと足を運ぶことになる]
では、僕も蕎麦を。
[>>531あんたは三年間、頑なにあっさりめの物しか食べなかったねえと食堂のおばさまに声をかけられ、そうでしたかと首を傾ぎ。 普通盛りの蕎麦を奢ってもらい、よちよちと二足歩行ロボットの歩みでトレイを持って丞の後をつける。
なぜか席をひとつ空けられた。 なんだこれは。新手のいじめか]
(556) 2014/03/26(Wed) 23時頃
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─ タイムカプセル ─
[一言を添えた白球は、用意された缶の中へおさめた。]
丞、これ。 預かりもん。
[十文字から預かっていた手紙と卒業証書は、本人が間に合ったので返しておいた。 筒の中に隠したリストバンドのことは、黙ったままで。*]
(557) 2014/03/26(Wed) 23時頃
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これを、僕に?
[席につき、つるつるつると蕎麦を三本ずつ啜っていれば、渡された原稿用紙の束。 汁が飛ばないように啜るのを止め、両手で恭しく受け取る。
捲った頁、大きな目を見開いた少女の姿]
彼女は、彼のことを愛しているのですよね。 でしたら、ラストは……
[などと。 考えるでもなく、ごく当たり前に出かけた言葉が、心臓の右斜め上にトゲとなり刺さって、口を閉ざした]
……いえ。 僕には作品を作る才はありませんので、思い付くかは分かりませんが。
この話は、個人的に好いているので、お預かりします。
[ぺこりと会釈をしたとき。 メニューにないはずの湯豆腐が運ばれてきて、きょとんと目をしばたかせた]
(558) 2014/03/26(Wed) 23時頃
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