人狼議事


64 さよならのひとつまえ

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【人】 保険調査 ライジ

─ 自習室 ─

[パーティションの裏側で、椅子には座らず、身を隠すかのように隅の方にしゃがみ込み、改めてスマホの画面を見つめた。

 ネイビーブルーの中に描かれたボロボロのミットは、とても見覚えのあるものだった。
 中学の頃から使い続け、高校2年の時に新しいミットに買い換えた後も、何かにつけて使っていた。
 なかなか捨てることができず、ずっと傍らに置いていた。
 球団から新しいミットがもらえるからと、一度は、捨ててしまおうと決めた。
 けれどあの後、やはりあれは、捨ててはいけないものだと思い返し、不要箱から回収しようと思った。
 けれど、そこにはもうミットはなかった。

 一昨日、十文字が貸して欲しいと言っていたのは、この為だったのかと……。

 返信しなくてはいけないのに。
 画面が滲んで、触れる指先が震えて、うまく文章を綴れない。]

(100) 2014/03/29(Sat) 20時半頃

【赤】 保険調査 ライジ

――――――――――――――

TO:丞
FROM:頼児
TITLE:それ>>+31
本文:
ほんたい
お前、持ってるなか
だだらずっと持っ(てろ

ずっとだ井しにすふ
ありがとう

――――――――――――――

[いつにも増してフリックミスだらけな返信を、やっと送ったのは、17分後のこと。]

(*9) 2014/03/29(Sat) 21時半頃

ライジは、送信ボタンを押した後、慌てて、もう一通。

2014/03/29(Sat) 21時半頃


【赤】 保険調査 ライジ

――――――――――――――

TO:丞
FROM:頼児
TITLE:(無題)
本文:




大好きだ

――――――――――――――

[ハートの絵文字を入れるか入れまいか、1分迷ったが、やっぱりやめた。]

(*10) 2014/03/29(Sat) 21時半頃

保険調査 ライジは、メモを貼った。

2014/03/29(Sat) 22時頃


【独】 保険調査 ライジ

/*
8

(-45) 2014/03/29(Sat) 22時頃

【独】 保険調査 ライジ

/*
24

(-46) 2014/03/29(Sat) 22時頃

【人】 保険調査 ライジ

[絡み合わせた約束の小指>>+51は、まだその感触を覚えている。
 軽く唇を寄せながら、なんだこの乙女はと、自身にツッコミをいれた。
 実際、8月24日は、乙女座になるのだが。

 腕には、昨夜からずっと、ネイビーブルーのリストバンドがつけっぱなしで、ジャージの袖から除く覗くそれを見るたび、十文字のことが思い出せた。]

 あっ。

[そこにひとひら、淡い桃色の花弁が舞い落ちた。
 髪の毛にでもついていただろうそれをつまみ上げ、目を細める。
 あいつの、黒い髪にも、もしかしたらついていたりしないだろうかと……

 ……肝心の、校庭の文字を消すのを忘れていたことを思い出すのは、もう少しだけ後になる。]

(113) 2014/03/29(Sat) 22時半頃

【人】 保険調査 ライジ

[自習室には、どれくらい隠っていたろう。
 とりあえず顔色が平常に戻ったら、いつもより遅い朝食を食べに行こうと思ってはいるのだが。

 床に三角座りしたままスマホを弄り、月と、猫と、桜と、そしてミットの絵の画像を繰り返し表示させては、にやける口元と手で覆う。
 我ながらなかなか気持ち悪い。
 もしこんなところを十文字に見られていたら、嫌われていたかもしれない……などと思い、ホッと安堵の溜息をつきもした。

 放送>>2を聞いたのは、その頃。
 付け加えられた言葉が、昨日の屋上での出来事だということは、容易に想像できた。

 ……彼らは大丈夫だろうかと、僅かに目を伏せた。]

(123) 2014/03/29(Sat) 23時頃

【人】 保険調査 ライジ

─ →食堂 ─

[山本と白辻にメールしてみようか、もう寮を離れた紐井屋にはどうしようか、歩きながら考えてるうちに、食堂へ着いてしまった。
 今日もまた、定食マスター保科とは会えなかった。

 明日には寮を離れてしまう彼のことを考えていたら、指は勝手に、定食のボタンを押していた。]

 おばちゃーん、ごめん、特盛で。

[うっかり普通盛りを押してしまったので、食堂のおばさんに変更を頼む。
 トレーの上に乗せられたのは、てんこ盛りの豆御飯、豆腐ハンバーグ、目玉焼き、生野菜、味噌汁。
 あと、オマケだと、唐揚げを2個もらった。]

(128) 2014/03/29(Sat) 23時半頃

【人】 保険調査 ライジ

[スマホの壁紙は、十文字から貰ったミットの絵に変えて置いた。
 これなら誰かに見られても、何の違和感もないし、何より自分が見ていたい。
 御飯を食べながら、傍らに置いたスマホの画面をちょくちょくと覗き込み、そのたびにやけそうになる口元を誤魔化すように、おかずを頬張る。]

 ンぐっ!

[そのスマホが、メール着信>>+67をつげたので、危うく唐揚げを喉に詰まらせるところだった。

 ソワソワしつつも、返信文に頭を悩ませてしまうあたり、メール慣れしていない。]

(141) 2014/03/30(Sun) 00時半頃

【人】 保険調査 ライジ

[用もないのに、あまり返信したら、鬱陶しがられやしないだろうか。
 大体、これからやらなくてはならないことも多いだろうに。
 そもそも何を送ればいいのか。
 経験不足が痛い。]

 あっ利一。

[口をもごもごさせながら考え込んでいたら、コンビニの袋を持った睦井の姿が見えたので、返信は保留し、ゆるく手を振った。]

(146) 2014/03/30(Sun) 00時半頃

【人】 保険調査 ライジ

─ →4-Mへ ─

[食堂で、睦井と幾つかの言葉を交わした後、増えた荷物を片付けるべく、寮母のところへ行き新しい段ボール箱をもらい、部屋へ戻った。

 そこにはもう、十文字の荷物は残されていなかったが、不思議と、さほど寂しさは感じなかった。

 遠く離れてしまうとはいえ、さよならをしたわけではないし、きっと、また遠からず会える日が来る。
 それに……]

 ……ったく、本当に、いつの間に描いたんだよこれ。

[ベッドの下から引きずり出したスケッチブックを開き、1ページずつ、丁寧に目を通す。
 ラフ画から、細かく描き込まれたものまで色々。
 十文字が言っていたとおり、やけにうまく描けている寝顔が、とんでもなく恥ずかしい。
 仕返しのひとつもできないのが、何だか悔しい。
 こんなことなら、彼が貧血を起こして倒れている間に、額に「肉」とでも書いておくべきだった。]

(152) 2014/03/30(Sun) 01時半頃

【人】 保険調査 ライジ

[見終わったスケッチブックは、箱に詰める。
 1ページずつゆっくり見て、しかもたまに止まったり、戻ったりするので、その作業はものすごく鈍い。
 ただ詰めるだけであるのなら、5分とかからない作業なのに、おそらくは、ゆうに1時間以上経過している。
 表情も、弛んでみたり拗ねてみたり、照れてみたり、ちょっと目を逸らして赤くなったり忙しなく、とてもではないが他人に見せられるようなものではない。]

 これ、何冊か持ってけねーかな……

[大きなものは寮へ送るとして。
 B5サイズのものならば、持ち歩けないだろうか。
 ああでも、バスや電車の中で見たら、きっとにやついてしまう。
 けれど持ち歩きたい、どうしようなどと悩んでいたら、また今日も、山本からのメールが届いた。]

 ……そーきたか。

[内容を見て、小さな笑いが漏れた。]

 あいつ、本当に、周りを楽しませる天才だな。

(160) 2014/03/30(Sun) 02時頃

保険調査 ライジは、メモを貼った。

2014/03/30(Sun) 02時頃


【赤】 保険調査 ライジ

――――――――――――――

TO:朔太郎
FROM:頼児
TITLE:Re.本日の公開処刑(V)o\o(V)
本文:
あいつらの進路はいつから相撲取りになったんだ

参加する

――――――――――――――

(*25) 2014/03/30(Sun) 02時頃

【人】 保険調査 ライジ

[山本へのメール送信後、またスケッチブックを詰める(見る)作業を再開していると、案外早くに返信があった。]

 ??

[何がナイスなのか。
 よく分からなかったが、本文を開いて理解した。
 小熊と保科にひそかに詫びた。]

 あれ、まだ……

[それだけかと思ったが、スクロールバーは、まだ本文が続いていることを示していた。
 指を滑らせ読み進めてゆくうちに、少しにやけ気味だった表情が、だんだんと真摯なものへ変わっていった。

 食堂や他で囁かれていた噂から、大体のことは察していた。
 けれど、改めてそれが間違いでなかったことを報されて、何も出来なかった自分が歯痒くて、悔しくて、唇を噛んで顔を顰めた。]

(174) 2014/03/30(Sun) 02時半頃

【人】 保険調査 ライジ

[内容が、かなりマイルドにされていたことは知らない。
 しかしこれでも十分に胸が痛い。
 直接聞いてしまった山本の心中は、推し量りようがない。
 普段、あんなに陽気に振る舞っている彼が、あんなに……。

 どうすべきか。
 返信画面を開いたままで、指はずっと止まっていた。

 そこに今度は、白辻からの短いメールが届き、その内容に硬直し、掌に汗が滲んだ。]

 わ   すれて た

[硬直したまま、急いで返信文をつくる。]

(177) 2014/03/30(Sun) 03時頃

【赤】 保険調査 ライジ

――――――――――――――

TO:ありす
FROM:頼児
TITLE:Re.
本文:
すまない恩に着る!!

それと、朔太郎から昨日の話聞いた
悪かった

――――――――――――――

(*32) 2014/03/30(Sun) 03時頃

【人】 保険調査 ライジ

[白辻のメールに返信した後、そういえば何で、あれを書いたのが自分だと分かったのかと、少しだけ首を捻った。
 そして、すぐに思い当たる。
 昨日、自分の次にラインカーを使ったのは白辻だったし、文字を消す段階になって「これだけ残してくれ」と言ったのは、他でもない自分じゃないかと。

 どうしよう、更に追加された文字の主まで特定されていたら。
 いや、昨日の件を本気で怒ってくれたらしい彼にならば、知られたとしても、問題はないと思った。
 むしろ、伝えるべきなのだろうか……そこは悩ましいところ。]

(180) 2014/03/30(Sun) 03時半頃

【赤】 保険調査 ライジ

――――――――――――――

TO:丞
FROM:頼児
TITLE:すまないやらかした
本文:
すまない、校庭の文字
消し忘れてた
ありすが気付いて消して暮れた
俺なのはしってるづぽい
お前はどうか分からない

――――――――――――――

(*35) 2014/03/30(Sun) 03時半頃

【人】 保険調査 ライジ

[先に十文字への謝罪を送り、再び、山本のメールを表示させる。
 読み返すほどに、胸が辛い。
 浮かれてばかりいる自分が情けない。

 何度も画面に指を滑らせては、消し、入力しては消しを繰り返す。
 文章構成力の無さが恨めしすぎる。]

 ……ったくこの体育会系!

[自分に怒声を浴びせつつ、勢いよく立ち上がると、部屋を出た。
 足早に廊下を進みながら、メールを打つ。]

(187) 2014/03/30(Sun) 04時頃

【赤】 保険調査 ライジ

――――――――――――――

TO:朔太郎
FROM:頼児
TITLE:(無題)
本文:
話がある
今どこにいる

――――――――――――――

(*43) 2014/03/30(Sun) 04時頃

【人】 保険調査 ライジ

[階段に着いたところで、またスマホがメールの着信を伝えてきた。]

(困んねー……のか?)

[明らかに男同士だと分かる内容。
 ただでさえ、十文字はあの掲示板で中傷されていたというのに。
 また、何か書かれかねないだろうに。]

 ………。

[なら自分はどうだ、困るのか、困らないのか。
 立ち止まり、考えて、2分後に結論が出た。


 ───丞となら構わない。]

(188) 2014/03/30(Sun) 04時頃

保険調査 ライジは、メモを貼った。

2014/03/30(Sun) 04時頃


【赤】 保険調査 ライジ

――――――――――――――

TO:丞
FROM:頼児
TITLE:Re.Re.すまないやらかした
本文:
分かった、言っておく

浮かれてるだけかもしんけど、
俺もお前とならばれてもいーか思つてる

――――――――――――――

(*45) 2014/03/30(Sun) 04時半頃

【赤】 保険調査 ライジ

――――――――――――――

TO:丞>>+141
FROM:頼児
TITLE:知ってたらしい
本文:
ちょくせつ確認してはないけど
俺当てに、けすってメール北し
寄せ書きであの月かいたの俺だって知ってるし

自分から広めるつもりはないけど
お前となら噂なっても構わないか思ったてーか
たぶん俺。お前のことで嘘つけない

やじの一つや二つや十つくらい耐えられないようじゃ
やってけねーよ

――――――――――――――

(*49) 2014/03/30(Sun) 05時頃

【人】 保険調査 ライジ

[十文字へのメールを送ったタイミングで、山本からの返信があった。
 明らかに勘違いしているらしい文面に、申し訳なく思いつつ]

 屋上な。

[その誤解も、直接話して解けばいいと、階段を駆け上がっていった**]

(195) 2014/03/30(Sun) 05時頃

保険調査 ライジは、メモを貼った。

2014/03/30(Sun) 05時頃


【独】 保険調査 ライジ

/*
ところでこの村、DT率すげー高そうよな。


ハイDTデス

(-75) 2014/03/30(Sun) 05時半頃

ライジは、屋上で山本を見つけ、まず口にしたのは謝罪の言葉**

2014/03/30(Sun) 05時半頃


【人】 保険調査 ライジ

─ 東棟屋上 ─

 朔太郎!

[到着し、その姿を見つけると、駆け寄った。]

 朔太郎悪かった。
 俺、ろくに事情知らねーで、何で話せねーんだよって、勝手に拗ねて。
 ありすの話も尤もだとは思ったけど、納得できたのかってと、やっぱできなくてさ。

 ……あの後、食堂で、大体の事情は察せたんだけど、そうだよな、あんま話したいもんじゃねーよな。
 なのになんか、説明させちまって……
 悪い。

[あのメールをしたためている時の山本の心中を思うと、苦しかった。
 もし居合わせたのが自分だったらどうしていたろう。
 居たたまれなくて逃げていたか、馬鹿らしいと流したか。
 それとも、彼のようにぶつかっていったか……それは、できなかった気がする。]

 でもってその、サンキュー、な。

(210) 2014/03/30(Sun) 12時頃

【人】 保険調査 ライジ

[付け加えた礼の理由は、言わなかった。
 柵に寄って校庭を見下ろせば、白辻の手によって、満月と文字は消されていた。]

 写真、撮っときゃよかったな。

[自嘲しつつの、小さな呟き。]

 ……あー、もうそんな時間?
 わかった、行こう。

[自習室へとの言葉に頷くと、山本とともに、屋上を後にした**]

(212) 2014/03/30(Sun) 12時頃

保険調査 ライジは、メモを貼った。

2014/03/30(Sun) 12時頃


【人】 保険調査 ライジ

─ 屋上→ ─

 そー、か……。
 なんか俺、全然分かってねーのな。

>>214自身の感情だってままならないのに、他人の気持ちを察しようなど、難易度が高すぎた。

 山本の声はいつものように明るいけれど、食堂での睦井との話>>221>>222を思い出せば、その奥にあるものを、つい探りそうになってしまう。
 分かったところで、自分には何も出来ないのだろうに。
 不甲斐なさに、少し俯く。
 けれどあまり沈んだ顔ばかりしていると、また山本に余計な気をつかわせてしまいそうで、すぐに視線を校庭へ投げた。
 大きく振られるトンボ>>211が見えた。
 それが白辻だと気付くと、礼を言うように、大きく手を振り返した。*]

(224) 2014/03/30(Sun) 14時頃

【人】 保険調査 ライジ

[山本が部屋に鋏を取りに行っている間、彼が呟いた「綺麗だなあ」>>217という言葉について、考えていた。

 そういえば彼は、よく「綺麗」という言葉を使う。
 屋上から見た風景のことか。
 咲きかけの桜のことか。
 もっと他の何かへなのか。

 ただ、その音は、いつもより深くて柔らかに響いたから、きっと、彼が見たその「綺麗」なものは、彼にとってとても大切なものなのだろうと思った。]

 ッし、行こうか。

[鋏を持った山本が部屋から出てくれば、また連れ立って、自習室へと向かう。
 歩いている間、自分にとっての綺麗なもの……大切なものについて、考えながら。*]

(225) 2014/03/30(Sun) 14時半頃

【人】 保険調査 ライジ

─ 自習室改め山本理髪店仮店舗 ─

[山本の、立ち入り禁止令にはちゃんと従っていたので、彼の部屋の中が、今どういう状態なのかは知らない。
 大方、足の踏み場もないのだろうと、勝手な想像はしていたが。

 自習室に着けば、理髪店開店の為の準備を手伝って出た。
 邪魔な机と椅子をどかし、パーティションの位置をずらし、主役達の登場を待つ。]

 なー、朔太郎。

 サンキューな、いつも。

[何故彼が、こんなに毎日イベントを開きたがるのかは分からない。
 けれどこのお陰で、また思い出が増えてゆく。]

(228) 2014/03/30(Sun) 14時半頃

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