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21 ─明日も、薔薇の木の下で。
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だって、先輩がいないと俺は…死ぬから 先輩のいない世界なんて…意味も価値もない
[自分を好きでいてくれる彼が 自分の全て]
だから、絶対にひとりにしないで …俺を置いてひとりでいかないで!
[堪えきれずに叫ぶ もう限界だった 堰を切ったように涙が流れていく]
先輩…ごめんなさい… 俺、先輩が嫌そうだったから 絶対に泣かないって我慢してたけど
…今だけ、泣かせて
[フィリップにしがみついて泣いた**]
(100) 2013/08/07(Wed) 21時頃
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[フィリップの問いに嗚咽混じりに]
…ご、ごめんなさい 泣いたらせ、先輩が困るって… いつも…先輩の前では…笑ってなきゃ…って
うう…ん 笑っていたいって…思って…るのに…
[ちがう? の返事には首を横に振って
泣き疲れて眠るまで そのままずっと泣いていただろう*]
(114) 2013/08/07(Wed) 23時頃
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ガーディは、フィリップと一緒にすやすや
2013/08/08(Thu) 01時頃
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― 自室 ―
[目が覚めたのは自分のベッドの上 馴染んだシーツと布団に包まれるのに気づき ぼんやりとしながらも目を開ける]
…フィリップ先輩?
[確か、自分は音楽室にいて ピアノを弾いていて それから、彼に色々話をして――確か]
(146) 2013/08/08(Thu) 09時頃
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[慌てて身体を起こして見渡すと 少し離れたところ 椅子にかけたまま眠るフィリップが]
(…よかった…夢じゃなかったんだ)
[その姿を見てホッと胸をなで下ろす ならば、彼は約束通り あれからずっと自分のそばにいてくれたのだろう
隣のニーセンのベッドは昨日のまま 簡単にベッドメーキングされ 使われた形跡は一切なかった
多分、帰ってきてはいない]
(147) 2013/08/08(Thu) 09時頃
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[昨日、あれから泣き疲れて寝たのだろう フィリップは最寄りにある自身の部屋ではなく わざわざここまで運んで来たようだ
その理由は分からないが 小柄とはいえ、大変な作業だったに違いない 眠る彼の顔に色濃く出てる疲労に 起こすことが躊躇われた
静かに布団から出て 昨日のままの服をゆっくり着替え始める]
(148) 2013/08/08(Thu) 09時頃
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[机の上には、あの絵本が置いてあり 昨夜のことは夢ではない その確証を得られた気がして安堵する]
(…毎日、泣き寝入り…まるでこどもみたい)
[それに気づいて吹き出しそうになり 慌てて声を押し殺す しかし、嫌な気分ではなかった]
(149) 2013/08/08(Thu) 09時半頃
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[薔薇の香りは昨日よりも さらに濃くなったような気がする
中庭からだけではなく フィリップからも放たれているのは まごうことなき事実だろう
ボタンを外されたシャツの襟元からのぞく 首筋や胸元にどきりとしたのは その香りのせいなのだろうか?]
(152) 2013/08/08(Thu) 09時半頃
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[どこか息苦しくなったので ゆったりめの開襟シャツに着替え直す
フィリップが目覚めるのを待ちながら ゆっくり本を読み始めた
時が止まったような穏やかなひと時 それを噛みしめるかのように
彼が目覚めたなら 笑顔で朝食へ誘っただろう
昨夜、彼が自分の肌におとした花弁が その襟元から見えることに いわれるまでは全く*気づかず*]
(153) 2013/08/08(Thu) 10時頃
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/* そういえば…ニーセン先輩が すでに医務室待機状態で影薄くなってる切なさ
妖精なら、溶かした方がいいんでしょうか?
(-64) 2013/08/08(Thu) 10時半頃
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/* 誰も溶けてないですし…賢者も非妖精占いしたで確定?
って、ロールでどうすればいいの?
(-65) 2013/08/08(Thu) 10時半頃
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/* 今さらながら…
フィリップ先輩にお預け状態させてるハロルドって かなりどエスのような…しかも、本人気づいてないよw
(-66) 2013/08/08(Thu) 10時半頃
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[眠り姫よろしく目覚めたフィリップに 頬を染めつつ挨拶をする 嬉しいけど、やっぱり恥ずかしく]
先輩…おはようございます 昨日はその…ありがとう…ございます…
[ふわりとほほ笑んでから]
落ち着いたら食堂にいきましょう? 俺…泣いたら、お腹空いちゃって
[と、誘う 本当は胸いっぱいで食欲はわかないが 彼に余計な心配をかけたくない]
(166) 2013/08/08(Thu) 14時頃
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/* これ、まさか…セシル先輩が妖精?
だと内訳予想が変わるけど 面倒なので●セットなうのままです
(-69) 2013/08/08(Thu) 14時頃
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[こちらを見るフィリップの眼差しに 少しどきりとする
ゆるく息を吐いた彼から
『もう少し服を選んでくれ』
と、いわれて訳が分からず首を傾げる
するとトントンと自身の首元を指差した
慌てて鏡へ見に行くと 赤い花弁のような痕跡が色鮮やかにくっきりと]
(167) 2013/08/08(Thu) 14時半頃
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えっ…
[さすがに虫刺されではなさそうだ
というか フィリップの困ったような様子から 秘めごとめいた気まずさを感じて赤面した
慌てて手で隠しても意味はない が、思わず隠してしまう]
(168) 2013/08/08(Thu) 14時半頃
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[しかし、見せて歩く訳にもいかず
結局、先に袖を通したシャツを着直して 鏡で再び確認すると
フィリップと共に部屋を出た*]
(169) 2013/08/08(Thu) 14時半頃
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― 廊下→食堂 ―
[フィリップの少し後ろを歩きながら 時々、彼を見上げる]
(…さすがに、無理だよね)
[その両腕はリュシュカに占領されてて 手をつないで欲しいとは切り出せず 無言で歩いていた]
(…先輩のそばにいるって…こういう?)
[先ほど鏡で確認した花弁のあたり 服に隠されたそれが気になりそっと触れた]
(184) 2013/08/08(Thu) 16時半頃
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[そろそろ食堂というところで 突然、甲高い破壊音が響く>>165]
…ガラス?
[フィリップの腕からリュシュカが飛び上がり 天井のあたりを旋回している
視線を移すと 戸惑いを隠し切れない彼と目が合った]
…誰かが割ったんでしょうか?
[そうでなければ 他に思いあたることもなく リュシュカをどうにか呼び寄せて 食堂の扉をくぐった]
(186) 2013/08/08(Thu) 16時半頃
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[途中、手にスカーフを巻いたセシル 彼を連れたラドルファスとすれ違ったが
ガラスを割った犯人だと気づくのは もっとずっと後のことだろう]
(187) 2013/08/08(Thu) 16時半頃
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― 食堂 ―
…おはようございます、グレッグ先輩
[声をかけられ少しはにかみながら笑顔を返すが 視線はすぐに外された 2人分の食器を片づけるのを見て]
(…朝からよく食べ…たとは違う?)
[食器が並んであった位置から 何となくそう思うが、あえて口にはせず フィリップの後に着いていった]
(194) 2013/08/08(Thu) 17時頃
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[中庭の見える机の席、フィリップの隣ではなく それを挟んだ向かい側に座る ひとりで厨房へ向かう彼を見送ってから 頬杖をついてリュシュカを見つめた]
…フィリップ先輩、やさしいね
[独り言のようにポツリとリュシュカに囁くと ご機嫌な声で返事が来る]
さっきはびっくりしたね…
[他愛ないやり取りをしばらく続けると カップを持ったフィリップが戻ってきたので 慌ててて立ち上がり]
俺、食事取ってきます…
[と、逃げるように向かった]
(200) 2013/08/08(Thu) 17時半頃
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ガーディは、朝食はパンケーキを選らんで席に戻った**
2013/08/08(Thu) 18時頃
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[パンケーキを2人分持って席に戻ると
フィリップの視線は窓に 窓の向こうにあるのは――中庭の薔薇園
愛でるにはほど遠い表情から 彼は薔薇を忌み嫌っているのが透けていた]
フィリップ先輩…お待たせしました
[皿を机に置く音で振り向く彼にほほ笑み返し]
いつもやってもらってばっかりじゃ嫌だし それに俺だって… 先輩のためにできることあったらしたいですから
[向かう時の言葉に反論する>>211]
(228) 2013/08/08(Thu) 21時頃
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[パンケーキをつつくフィリップに]
そういえば… さっきすれ違ったセシル先輩大丈夫でしょうか?
[手に巻いていたスカーフに染みていた赤 それから、痛みに堪えてるような表情から 何かの事情で怪我をしたのだろうと]
(…そういえば、あの音の後だったな)
[廊下でリュシュカが飛び上がるほど 大きなガラスの破壊音 もしかしたら、それが絡んでいるのだろうか? しかし、それはただの妄想にしか過ぎない]
(…考えすぎかな)
[と、思い直してパンケーキを食べ始める]
(232) 2013/08/08(Thu) 21時半頃
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[フィリップの手元をぼんやり見てて 嵐の晩にはなかった>>0:46>>0:47 手首の包帯が目に止まった]
…先輩、それ大丈夫ですか?
[昨夜は包帯はすでに巻いていただろうか もしかしたら、怪我でも? と、思い不安で顔を曇らせた]
(237) 2013/08/08(Thu) 21時半頃
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[セシルに関する返答には それもそうだと納得したので]
…そうですね ラルフ先輩もいましたから
[多分、自分が心配するまでもないだろう]
(239) 2013/08/08(Thu) 21時半頃
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[フィリップの問いに]
…先輩はどうして薔薇がお嫌いなんですか?
[昨夜の問いの答えはもらえなかったが つい今しがた、中庭を見ている顔から すでにそれは見て取れて、さらに問いで返す]
(243) 2013/08/08(Thu) 22時頃
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[フィリップの用心深い問いに 目を伏せて]
俺は…先輩さえいてくれれば 薔薇なんて咲こうが枯れようが構いません
でも、俺から先輩を奪うものなら…嫌いです
[視線を彼に戻してきっぱりいった]
(246) 2013/08/08(Thu) 22時頃
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…先輩、それはどういうことですか?
[フィリップを恨むことなんて 自分には全く思いつかず]
先輩を恨むなんて… 俺に出来る訳ないじゃないですか!
[両手をばんと机に叩きつけ立ち上がった]
(252) 2013/08/08(Thu) 22時半頃
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[しかし、話題は打ち切られたようで]
リュシュカをですか? いいですけど…先輩どこに行くんですか?
[いつも一緒にいるはずの鳥を 自分に託すことに、不安は募る一方で]
(254) 2013/08/08(Thu) 22時半頃
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だったら、もっと俺が笑いたくなることを 俺、先輩のこと何にも知らないから …不安にしかなれない
[フィリップの願いへ まるで、駄々をこねるこどものように]
(262) 2013/08/08(Thu) 23時頃
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