21 ─明日も、薔薇の木の下で。
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[まるで拗ねた子どものようなフィリップを 追いかけながら]
ええっ…つまんない… もっと、その気にさせて欲しかったのに
[ぷんぷんと怒って]
フィーの意地悪…ずるいよ… 俺にだって こうしたいっていう権利くらいあるんだから!
[その腕にしがみついた]
(+30) 2013/08/12(Mon) 00時頃
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(不意打ちだろ)
[ハロルドを気遣えなくなるくらい理性をなくすなんて そんなことはしたくなかった。 だから強引に打ち切ったのに]
くそ…っ もう知らないからな。
[顎に手をかけると強引に上を向かせてキスを奪う。 舌を絡めればそれは甘く。 理性をとろかすには充分だった]
(+31) 2013/08/12(Mon) 00時頃
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フィー…
[その先の言葉が出るより先に 彼の手が顎を上向かせ 強く激しいキスをしてくる
フィリップの舌に絡め取られた自分の舌で 彼のそれを感じると、背筋がぞくり]
(…気持ちいい)
[その痺れる感じに、しばらく惚けていた]
(+32) 2013/08/12(Mon) 00時半頃
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[茫然としているハロルドを見てにこりと笑い、 再び唇を合わせた。 ハロルドが欲っしたように、深く、深く、]
[ハロルドを思う存分 味わったあと、 水音をたてて耳をしゃぶる。 そこに吐息をかけるように囁いた]
次にしてほしいことは?
[それは辱めるためではなく。 気遣いだということは伝わるだろうか]
(+33) 2013/08/12(Mon) 00時半頃
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[再び感じたフィリップの唇 口を開けて合わせて隙間から 舌を絡ませて深く、深く味わった
夢中になって息を忘れていたようで 口を離してから、ほぅっと長い吐息をひとつ]
…フィー、そこだめ
[フィリップが音を立てて耳を食む ゾクゾクして、身を捩ると
『次にしてほしいことは?』
と耳をくすぐる吐息混じりの囁き]
(+34) 2013/08/12(Mon) 01時頃
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(…身体が熱い)
[まるで、発熱したかのように芯から熱く 自分の呼吸が荒くなっているのに気づく]
…フィーが…欲しい
[涙目でそうつぶやいた]
(+35) 2013/08/12(Mon) 01時半頃
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(あぁ、耳がいいのか)
[形だけに見えた拒絶に、再び舌を伸ばして。 ねっとりとなぶる]
『フィーが欲しい』
[極上の睦言。甘美な誘惑。 襟元に指を滑らせ、 ひとつ ふたつ、手探りでボタンを外すと、 いつぞや勝手につけた証に 再び唇を押し付けた]
俺をあげる。すべてハロルドのものだ。
(+36) 2013/08/12(Mon) 01時半頃
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[襟元に伸びたフィリップの指が 探るようにボタンを外していく
露わになった鎖骨や胸元に ひとつ、またひとつと落とされていく花弁
それは自分が彼のものでもあるという証]
(+37) 2013/08/12(Mon) 12時半頃
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フィー…俺のどこが好き?
[自分が彼から激しく強く求められ 自分が激しく強く彼を求める この気持ちはどこから来たものなのだろうか?
フィリップに身体を委ねながら そんなことを思う
これすらも 赤薔薇の仕組んだことなのなのだろうか?]
(+38) 2013/08/12(Mon) 12時半頃
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[所有の証をつけて、自分のものだと主張して。 そんな子供じみた独占欲。 脇腹まで唇を落として くすりと笑う。 醜い感情を嘲り、でも、否定しない]
どこが?
[好きかと問われて。
最初は、可愛い後輩というだけだった。 意識したのはいつだっけ。 ハッキリと欲しいと思ったのは食堂で触れたとき。 でも、きっとその前から…。
全部と答えるのは簡単で、事実なのだけれど、 きっとそれでは納得しないから]
撫でたくなるような顔をするとこ…かな
[なーんて、本気まじりに茶化して言った]
(+39) 2013/08/12(Mon) 13時頃
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…じゃあ、もっとたくさん撫でて
[肌の上に花弁が落とされるごとに高揚する 思わず漏らした声の甘さで さらに掻き立てられ、身体の力が抜けそうだった]
フィー…が嬉しいと…俺も嬉しい …もっと、フィーを感じたい
[まるで、ご褒美を欲しがるこどもみたい そんなことを思った]
(+40) 2013/08/12(Mon) 14時頃
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[伸び上がって胸に頭を抱え、支えるように体重を受ける。 ゆっくりと髪を梳くと、 そのまま背筋を すうっと撫で下ろした]
俺も同じだよ。だから もっと…
[ハロルドの足を割り、 熱く主張しているものを軽く摩る。 胸に感じる吐息は 甘く、切なく、 彼の心を捉えていく]
もっと、ハロルドを見せて
(+41) 2013/08/12(Mon) 14時半頃
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[フィリップの手は頭から背筋を伝っていく 魔法使いのようなその手になでられると 口から吐息混じりの鳴き声が]
フィー…やだ…俺…恥ずかしい
[熱のこもったそれを摩る手に思わず身を捩る
自分ですらしたことがなかったそれを 彼にされることに 恥ずかしさと微かな不安があり
弱々しく訴えるも 懇願するかのような眼差しに拒めず 潤んだ目で見つめて]
(+42) 2013/08/12(Mon) 23時頃
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…は、初めてだから…こわい…やさしくして?
[彼の手によるそれがどのようなものか 知りたくもあったが 知ることにより自分の中の何かが変わる それが不安だった
フィリップはそれにどう返しただろうか?]
(+43) 2013/08/12(Mon) 23時頃
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恥ずかしい? 俺だけしか見てないのに?
[意図して羞恥心を煽るようなことはせず、 甘く言いくるめるように紡ぐ]
優しくするから、
[不安げな声>>+43に そっと撫でてやると、 ゆっくりと手を動かして]
もっと乱れて
[それは願望。 彼は、自分の手で変わっていくハロルドを見たかった]
(+44) 2013/08/12(Mon) 23時頃
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[幼子にいい聞かせるような けれども、甘く香しい恋人の囁きに 無言で頷いて
彼の手がもたらす快楽に自らを委ねた]
(+45) 2013/08/12(Mon) 23時半頃
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[これはきっと夢だから、夢の中ならば自由に出来る。
ふわり、なかにわのきのうえで、はだしのあしをゆらゆらゆらす。]
……馬に蹴られるのもアレだしなぁ。
(+46) 2013/08/13(Tue) 00時頃
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ばら は あかい
すみれ は あおい
さとう は あまい
そうして きみ も
(+47) 2013/08/13(Tue) 00時頃
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[静かに頷く様に心を揺らされて。 動かす手を速めると、 頭を撫でた手で耳をなぞる]
このまま、出していいから…
[しがみついてくる手が可愛い。 熱い吐息を零す唇が可愛い。 彼の手で乱れる身体が可愛い。 そして、自分を招いてくれた心が愛しい]
(+48) 2013/08/13(Tue) 00時半頃
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