108 Persona外典−影の海・月の影−
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え?
[訴えかけられる視線に思わずきょとんとしてた。 >>250 それを確かめる間もなく、――地を這うような唸り声。 四足の影が地に映るのに、振り返る]
……自分の火の粉、振り払うほうが先だよね?
[彼自身もそうしたのだから当然だろう。 跳ねる影、相馬を前方に突き飛ばすように押しやれば、 飛び掛るその牙に舞い降りた鍵爪が火花を散らしてぶつかった]
(261) 2015/02/15(Sun) 01時半頃
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[からんと落ちる金属音と、花咲の声。 金属音の方を見れば、鉄パイプにぶち当たって、異形がよろけているのが見えた。]
OKっ!
[転がって来た鉄パイプを拾い上げ、そのまま近くにいる異形へと振り下ろす。 1度、2度。 3度目は、鉄パイプではなく、斧が異形を襲って、そのまま斬り伏せる。
少しずつ異形は減っていくけども、それに伴い疲労も募り、手にした鉄パイプが重さを増した様に感じられる頃。 悲鳴と音>>249。]
花咲っ……!
[叫びながら振り返る。 間に合え、届けと祈りながら。 ペルソナの斧は投げつけられた。]
(262) 2015/02/15(Sun) 01時半頃
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[隙を見逃さない様に飛び掛る黒影を、ノームの鈍器が押し留める。 ついた膝が、ザリザリと地面をひきずる]
…俺に力…
…もっとあれば…
[この影を喰われた見知らぬ人を、助けてみたい。 その程度の青臭い義侠心も満たせるのだけど。 …逃げるか…?この影を見捨てて。そんな最終選択が脳裏を過ぎる]
(263) 2015/02/15(Sun) 01時半頃
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[シャドウの内側の果て知れぬ昏き水底に、あかりは引きずり込まれていく。鼻や口から入り込む黒い水に噎せ返り、ごぼり、肺の中の酸素を吐き出してしまう。 窒息しそうになって、もがくほど、シャドウはがっちりと少女の体を押さえ込む]
――……、う。
[こんなところで終わってしまうのか。 悔しさに涙が滲むが、それも束の間。やがて意識を手放しそうになったとき、黒い海が震えた。
恐怖、後悔、絶望。 負の感情に揺らされて、水の拘束が緩む]
たす、けて、
[最期の力で顕現した腕だけの土蜘蛛が、しゅるり解ける。そして救いを求めて、嘆きと怒りの声>>258の聞こえる方へと伸びていった]
(264) 2015/02/15(Sun) 01時半頃
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/* アカリがシャドウに飲まれたのは赤フラグなのかしらん?ってかC狂?
んー。 絹代は非赤? イサムが赤っぽいか。んでこれ、あずま氏かなぁ?勘だけど。
(-97) 2015/02/15(Sun) 01時半頃
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…うん。そんなの出来ない。
[よろりと砂利引く地面から立ち上がり、青い蝶が舞った]
(265) 2015/02/15(Sun) 01時半頃
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[襲い掛かってきた3体のうち1体は放たれた月塞の一撃>>254で屠られる。 咄嗟に顔を腕で庇えば、一体に鉄パイプ>>256が突き刺さり、最後の1体は斧>>262により真っ二つに切断され霧へと姿を変えた。]
〜っありがと、みんな!
[味方がいるって、なんて心強いんだろう。 鉄パイプが刺さった異形を、鉄パイプを掴んで思い切り蹴りつける! 周囲を見回して皆の傍へ走り、翔子に抱きつけば、そこに癒しの光が降り注ぐだろうか]
(266) 2015/02/15(Sun) 01時半頃
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―中央区繁華街―
[ぎちりと影が騒いでいる。 ざわりざわりと歌い上げるように赤い月へと手を伸ばす触手の影。
餌をやるな。 知らせるな。 閉じ込めろ。
何処かで誰かの叫ぶ声が聞こえて、 ―それは、戦うペルソナ使いのもので― 耳を塞ぐようにぐしゃりと痛んだ金髪を片手で握り締める。ポケットに片手は突っ込んだまま。
嗚呼やめろ、と。 奥歯を噛み締めるたびにデュラハンの暴れる様が激しくなった]
(267) 2015/02/15(Sun) 01時半頃
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/* >>252
気づいてしまった……
ててつぱいぷ……
ててつパイプ………!!!! _(:3 」∠)_ くそう!! 他にも誤字やらかしてるけど、微妙に笑けてくるコイツが一番憎い!!!!
(-98) 2015/02/15(Sun) 01時半頃
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まぁ、昔から恐怖心が薄い人間ではあったね。 危ない事も落ち着いて行動すれば何とかなったし それをやりこなす事に快感みたいなものを感じて余計に恐怖心が薄れていく感じ。
でも、飛び蹴りは……うん。流石にやめとこう。
[戦場と化した街で脚まで無くしてはたまらないなと考えなおす。]
ああ――明らかに違うね。 このままじゃあのヒトやられそうだ。
ちっ……。
[>>261>>263膝を着く様に、介入する力がある律に視線を向けるが自身にも火の粉が降りかかる。 突き飛ばされるままに前へ転がり背後を振り返えれば、ぶつかり合う爪と牙を見て舌打ちを漏らした。]
(268) 2015/02/15(Sun) 01時半頃
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[スクナビコナの鱗粉に攻撃されて震えるシャドウの海を 土蜘蛛の糸が水面を切り裂いて、明があかりを助けるための、最初で最後の機会を作るだろう]
(269) 2015/02/15(Sun) 01時半頃
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/*3体だったのは偶然なのですが、おのおの助けようとしてくれて本当感謝ですね。 RPの絡んだ複数戦闘シーンってこんな感じなのかー。 面白かったー! あ、戦闘ロールまわすの、はじめてです私。
(-99) 2015/02/15(Sun) 01時半頃
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……強いのと、強がるのとは、違う。
[>>257何故煽るような真似をするのか。 もしそう問われれば、答えなどないと応えるだろう。
ただ、目の前に晒されているかに見える傷を悪戯に抉りたくなる、それだけのことだ。 潰しては増えるゾンビめいたものを、少年は顔色も変えず一つずつ稲光で裁いていく。 しかし、これではどうにも効率が悪い。]
(270) 2015/02/15(Sun) 01時半頃
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[数があるなら、数で押す。 戦闘における常套手段だ。 目覚めたばかりのペルソナ使いが数人。 その程度は数で押し潰してしまえばいい。
しかし、事はそう単純でもない。 それはこの半年ほどで学んだ。 どうせなら、そう――。]
…………喰い合えばいいのに。
[人間なんて。]
(*17) 2015/02/15(Sun) 01時半頃
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[不安と恐怖に駆られていた表情が安堵に和らぐ。 思わず普段とは違う涙で視界が滲んだ]
あ、あ、良かった。
[周囲を見渡せば平静を取り戻したようで、 強張っていた肩の力が抜ける]
皆無事で良かったよぅ……。
[月塞が柔らかな癒しの光を弾けさせる。 疲労までは慰められないが、小さな怪我なら完治するだろう。 駆け寄ってきた巡理の広げる腕の中>>266へ 安堵の余り泣きそうな顔でひしと飛び込んだ]
(271) 2015/02/15(Sun) 01時半頃
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[巡理を襲撃した三体は、それこそ三者三様にその姿を散らした。
さて、今ので最後だったのだろう。 18いた影達は、今やその形を見ることはなかった。 視界の端に頭を振る翔子>>260を入れれば、まだ幼子だということを思い出して、安心させるように、その頭を数度軽く叩く。
そのすぐ後だったか。 巡理が翔子へと駆け寄り、抱きしめたのは]
(272) 2015/02/15(Sun) 01時半頃
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絹ちゃんは強いよね……妬ましいくらいにさ。
[>>268 舌打ちは背後に聞こえたが、 こちらは振り返って確かめるような余裕は無い。
獣の牙は、不定形の異形よりも多少は素早い。 守りを気にしなければ、黒い太陽の焔で燃やし尽くして仕舞いだが、 背後に飛び火をせぬようにと案じれば、 狩りを終えるまで少しばかり時間はかかりそうだ。]
……ほら、えぐられろよ。
[赤く熱した嘴が仮面の奥を鋭く啄ばむ、 影に向け吐き捨てるような言葉にはどこか楽しげな色が滲んだが、 それを耳にする余裕のあるものが、果たしてこの場にいたか]
(273) 2015/02/15(Sun) 01時半頃
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……エネルギー量には限界がある。 一旦退く。何か手段を探す。 それとも、ここで消耗戦をして時間を稼ぐ。
でも、この時間が終わる仕組みが分からない。 正しい解を出すには、情報が足りない。 今のところ、俺に解ける問題じゃない。
[身体を腐肉で包まれたゾンビは、足もさほど早くない。 ある程度の早さがあれば、走って逃げることも可能だろう。 少年は、どうする?と問い掛ける代わりに、ぐるりとその場の面々を見回す。
白い猿が声高に鳴き、また一つ雷を落とした。 その手にある臙脂色の本が乱雑に揺れ、ばさばさと音を立てる。]
(274) 2015/02/15(Sun) 01時半頃
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[緊張が解けた弾みでどっと疲労が押し寄せてきたのか、 縋り付いた腕の中でふらりと体が傾ぐ]
(あ、あれ――……)
[普段ならとうに眠っているはずの時間、連日の睡眠不足。 そこへ慣れぬペルソナのフル稼働とくれば まだ幼い少女には些か辛かったか]
(こんなところで、だめ――……)
[陽炎のように月塞の姿が消え、 すぅっと意識が遠退いていった――**]
(275) 2015/02/15(Sun) 01時半頃
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……っ!
[アカリが、見えた。 微かな隙間から、希望と生存が顔を覗いた。 見えたはず、なのに。 状況と違い、腕に力が入らない。]
っ、あっ! うああああっ!
[見えてしまったから。 これから彼女が、どうなってしまうか。 今、手を繋いでいる私も、そうなってしまうと。 恐怖に、体が、硬直した。]
(276) 2015/02/15(Sun) 02時頃
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/* 要約:喉嗄れで続き半端に切れそうなので寝かせちゃいました。
(-100) 2015/02/15(Sun) 02時頃
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うごけっ!うごけぇっ! うごいてよぉっ!
[心は、反復する。 動くな、離せ、逃げろ。 生き延びろと、本能が叫ぶ。]
そんなのだめっ! 今ここで逃げて、誰が……私の、存在はっ!
[力の抜けた手に、必死に呼び掛ける。 けれども、疲弊した体は、正直で。 ああ、私は、もう、彼女を。
アキラメテイル?]
(277) 2015/02/15(Sun) 02時頃
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……っ、うぅ、うあぁっ。
[泣きじゃくる。 自分の無力さに。弱さに。脆さに。 ただ、泣き続けて、諦めてしまった。 私には、できない。
誰なら、先輩を救えたんだろう。 大塚くんなら、先輩と戦えた。 一緒に走り続けていた。 このシャドウの接近にも、きっと気づけた。 私だから、わたしだから、ワタシダカラ……。
私、だから?]
(278) 2015/02/15(Sun) 02時頃
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……諦めない。
[私だからこそできなかった。 なら、私だからこそできることも、ある。]
スクナビコナァ!
[スクナビコナの鱗粉が私にまとわりつく。 その鱗粉は、私を
狂暴にした。]
うあああああああああああっ!
[水に締め付けられようとも。 心に裏切られようとも。 例え先輩が諦めようとも。]
(279) 2015/02/15(Sun) 02時頃
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絶ッッッッッ対に、諦めない!!
[人間は、自らの体が壊れないよう、無意識にリミッターをかけている。 もし、その限界を越えたのだとすれば、体を壊してまで力を行使すれば。 それを、<隠者>は実現した。「幻想」を「現実」にした。 花河を、限界を越えた力で引き寄せる。 シャドウの拘束を裂き、花河の体を自分の体の方へ引き寄せた。]
(280) 2015/02/15(Sun) 02時頃
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――……強くてもねぇ、逃げる力しか無いんだよ。
[胸の内に湧き上がるのは介入できる力が無いという無力感等では無く、今以上の力を行使するという事に対する欲望。
戦場を風が吹き抜ける。
犬型シャドウと人型シャドウの胴部を撫ぜるように抜けてく風は鋭利な刃物で斬りつけたかのような跡を其処に刻む。 致命傷を与える程の深く決定的な一撃では無い。 それでも、その横合いからの攻撃は2人の戦いの形勢を崩し、多少なりとも有利に働く切っ掛けとなるだろう。]
2015/02/15(Sun) 02時頃
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[そして、アカリを抱き止めた瞬間。
肉体は。本当の限界を迎えた。
ゆっくりと、抱き止めながら。 後ろへと、倒れ込む。]
(281) 2015/02/15(Sun) 02時頃
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――あァ、楽しい。
[有象無象の影など、 多少、焼き潰したところでどうということはない。 どうせなにもかもすべて灰になる。
何も残さぬように、全て、焼き尽くす。 望むのはただ無限に広がる炎、それだけだ]
(*18) 2015/02/15(Sun) 02時頃
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――……強くてもねぇ、逃げる力しか無いんだよ。
[胸の内に湧き上がるのは介入できる力が無いという無力感等では無く、今以上の力を行使するという事に対する欲望。
戦場を縫うように風が吹き抜ける。 犬型シャドウと人型シャドウの胴部を撫ぜるように抜けていった風は鋭利な刃物でなぞり切るのような浅い傷跡を其処に刻む。 致命傷を与える程の深く決定的な一撃では無い。 それでも、その横合いからの攻撃は2人の戦いの形勢を崩し、こちらに注意が向く事で多少の隙を作る事になるかもしれない。]
(282) 2015/02/15(Sun) 02時頃
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― 二年前 ―
[…悪い事をした気はナイ。 補導先で、警官に真正面からそう告げたのは二年前。
細いし小さい、マヤなんて名前も女の子みたい。 中学で空手部なんて男臭い部活に所属していて、いじめの対象になる素材は十分だった。 それ自体は大した問題でも無かった。向こうも報復恐さに、自分にはそう大した事までは出来なかった。 道場の息子、の看板は、いじめ切るには難しい威圧があってくれたから。
中二の夏だ。偶然居合わせた体育館裏で暴行を生徒に加える。 そんな見るのも嫌な現場を始めて見たのは。 当然の様に、持てる力で徹底的にのめした。 死ななければ問題ない。その程度の無責任さで、六人ほどの生徒を病院に飛ばした]
(283) 2015/02/15(Sun) 02時頃
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