28 わかば荘の奇々怪々な非日常
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[やはり廊下には生温かい空気を感じる。 風通しが悪いから淀むのだろう。 その程度の認識。 隣が墓地である事も気にしない。 そのお陰で家賃は安いし、静かだった。 この季節になると、少し賑やかで線香の香りが満ちるのも 風情があってよいとさえ思っていた]
(143) 2013/09/01(Sun) 21時頃
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[>>14変わり者の助教授に声を掛けられたのは、談話室の外に自ら設置した縁側風の板張りのテラスから室内に移動する直前だったろうか。 二階を見上げ、窓枠に腰掛けた不安定な格好の源蔵を見つけても、特に注意するでもなく、片手をあげてひらりと手を振った。]
おはようさん。 日光浴と言うか、光合成だよ。 この子らを見てると、俺も出来る気がして来る。
[と言って、ハーブを指指してへらりと笑う。]
ジャニスがお茶を挿れてくれる。 源蔵さんも来るか?
[誘いは簡単に。 来ても、来なくても、フランクは笑って中へと引っ込んだ。]
(144) 2013/09/01(Sun) 21時頃
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− 談話室 −
[ともあれ目下の関心は悲鳴の内容。 私の平穏の為にも長引いて欲しくは無い。
静かに階下へ降りて談話室へ向かうが、続く悲鳴は 聞こえて来ない]
賑やかですね。
[第二波は聞こえて来ないから、大丈夫だと思うが 念の為と顔を覗かせて、 何が起きたかだけを把握しようと声を掛けた]
(145) 2013/09/01(Sun) 21時頃
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/* 挿れちゃならん。淹れろ(赤面)
(-92) 2013/09/01(Sun) 21時頃
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[ 諸君らは、夏目漱石の『琴のそら音』という作品を知っているだろうか。 主人公の男が友人と「人はいつ死ぬか分からない」などという話をして別れると、ふと聞こえる不気味な犬の遠吠えや葬式の音に、虫の知らせなるものを感じて、病に臥せっていた恋人に慌てて会いに行く。しかし彼女は疾うに完治しており、拍子抜けするという何ともおかしな話である。 死者が枕元に立つだなんて話も出てきてはいるが、結局は本人の気の持ちようなのである。]
幽霊だの何だの、私には縁遠いものだねえ。
[ 窓下の管理人にひらりと手を振ると、私は六畳一間の部屋を後にする。 墓地が隣で霊が出るだの言われているわかば荘だが、生憎と私はそういったものに出会ったことはない。 朱を纏った彼>>@14――国谷君と言ったか――と擦れ違いながら、会えるものなら会ってみたいと徒然思いを馳せた。]
2013/09/01(Sun) 21時頃
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[ 諸君らは、夏目漱石の『琴のそら音』という作品を知っているだろうか。 主人公の男が友人と「人はいつ死ぬか分からない」などという話をして別れると、ふと聞こえる不気味な犬の遠吠えや葬式の音に、虫の知らせなるものを感じて、病に臥せっていた恋人に慌てて会いに行く。しかし彼女は疾うに完治しており、拍子抜けするという何ともおかしな話である。 死者が枕元に立つだなんて話も出てきてはいるが、結局は本人の気の持ちようなのである。]
幽霊だの何だの、私には縁遠いものだねえ。 ……ああ、私もお邪魔するとしようか。
[ 窓下の管理人にひらりと手を振ると、私は六畳一間の部屋を後にする。 墓地が隣で霊が出るだの言われているわかば荘だが、生憎と私はそういったものに出会ったことはない。 朱を纏った彼>>@14――国谷君と言ったか――と擦れ違いながら、会えるものなら会ってみたいと徒然思いを馳せた。]
(146) 2013/09/01(Sun) 21時頃
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発明家 源蔵は、メモを貼った。
2013/09/01(Sun) 21時頃
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/* ここ消去でるんだったね!気を付ける
(-93) 2013/09/01(Sun) 21時頃
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痛い。
[>>140叩かれてぽつりとこぼすが、それだけだ。 わかっていて呼んだのだから抗議もない。 たまに本気でぽろっと間違えるが。]
…… はあ。
[溜息をついて、立ち上がる。 が、戻り道の途中に越智たちが見え、15秒ほど立ったまま周りを見回し、また座り直した。]
(147) 2013/09/01(Sun) 21時頃
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[斜め45度上空から、 ぽこんと綺麗にチョップが決まった。
ハッとして グッと悲鳴を飲み込み パッと手を離す。]
ぁ、 …──あ、はい……。
[平面じみた造作が人間らしい表情を取り戻し 恐る恐る、宝生の方を見た。
まだ小さな猛獣はその手の中だろうか。 ニャァ、とでも鳴く声が聞こえれば 小さく肩を震わすけれど、もう取り乱すようなことはなく]
あ、あの……、 うるさくして、すみません、でした……。
[寛ぐ場所を騒がせたことを、申し訳なさそうに詫びた。]
(148) 2013/09/01(Sun) 21時半頃
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― 談話室 ―
[ 軋む階段を雪駄で踏み鳴らしながら下りれば、丁度植頭>>145の後姿が見えた。 いい機会だ。わかば荘の面々を紹介しよう。 郵便局に勤めているという彼は、私が住み始めるよりも早く、わかば荘の一員となっていた。 隣室と言うこともあって、窓を開ければよく珈琲の豊潤な香りが漂ってくる。 そう言えば、彼の蔵書の中に私の研究に関するものがあるという話を以前したような気がする。 彼の部屋に入ったことはないが、玄関から覗いた時に見えた乱雑な積み方を思えば、それが私の手に至るのはいつのことになるだろうか。]
やあ、植頭さん。 君もお茶会に招かれたのかい?
[ 私は後ろから声をかけて、彼の肩へ手を伸ばす。 白のポロシャツが夏の光に照らされて、年は変わらないと言うのに随分と若々しく見えた。]
(149) 2013/09/01(Sun) 21時半頃
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―少し回想>>134―
[管理人の反応に、暫し固まる。 眼鏡の奥の瞳が、信綱へと向けられることはない。 けれど、今たしかに]
そう、ですか。ならば僕は何も言いますまい。
[家主が受け入れているならば、自分は手を出す立場にない。 のらりくらりとした風情の裏にある真意に想いを馳せ、真顔ながらに落ちつかず]
……けれど、僕が僕の仕事をするのは、止めずにいてくださいよ。
[この管理人が、情けで止め立てする質の人間かはわからぬが。 そもそも仕事のためにここへ移り住んだのである。 依頼人のいる身であるがため、最低限の予防線は張っておいた]
(150) 2013/09/01(Sun) 21時半頃
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/* 日本語が崩壊しています。再構築を開始します…。
(-94) 2013/09/01(Sun) 21時半頃
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/* 独り言言う余裕とかないがな。 深夜に人がいなくなったら言うよ!
とりあえず源蔵さんのト書きがものごっつ好みだよ( ♥ᴗ♥ )
(-95) 2013/09/01(Sun) 21時半頃
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―廊下―
やぁ、先生 今日も暑いですね
[>>146源蔵とすれ違いながらにこやかな笑みを浮かべ挨拶をする。 先生と仲良くしておくのは良いことだ。 勉強が苦手な国谷はそうして生きながらえてきたのだから。
すれ違い、階段を下りていく姿を見送ると勝手に201号室へと入っていった]
(@15) 2013/09/01(Sun) 21時半頃
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/* 源蔵のト書きすげー好きだな……
(-96) 2013/09/01(Sun) 21時半頃
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/* 何度見てもジャニスの胡散臭さったらない。
(-97) 2013/09/01(Sun) 21時半頃
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― 少し前 ―
[ 国谷君>>@15と出会ったのはいつのことだっただろうか。つい最近のような気もするし、随分前のことのようにも思う。どうにも記憶がはっきりしないのは、年のせいか。 出勤途中、丘を走っている姿をよく見かけるが、私が彼と同じくらい若かったとしても、きっと彼のように地を駆けることは叶わなかっただろう。]
ああ、暑いねえ。 国谷君も熱中症には気を付けるんだよ。
[ 肌を蝕む熱さに滑った眼鏡を指の背で押し上げる。 嗚呼、やはり私には部屋で本と向き合っている方が性に合っている。 そんなことを考えていたからか、国谷君がどの部屋に入ったのかまで思考が及ばなかった。 彼がどこに住んでいるか聞いたことがない気がするが、次会った時にでも尋ねればいいだろう。 ふと至った考えが、既に99回繰り返されたものだということに、聡い私はきちんと気づいている。 しかし焦ることではないと結論付けて、談話室への階段を下りて行ったのだったか。]
(151) 2013/09/01(Sun) 21時半頃
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− 談話室 −
[談話室は随分賑やかな様子だった。 だが一目で何が起きたか判るほど私は聡くない。 怯えている女性とバツが悪そうに見える男性が 何となく原因だろうとは思うけれど]
おや初見さん、こんにちは。 私「も」とは?
[肩に置かれた手>>149と声は馴染みあるもの。 振り返るとにっこり笑って頭を下げた。 大学で文学を研究している先生らしい。 頭が良い人はすごいな、と単純にしか思えない私には 雲の上の人。
その彼からの声掛けに疑問符が飛ぶ]
(152) 2013/09/01(Sun) 21時半頃
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[彼は時々廊下で独り言を呟いているから、 何か幻聴でも聞いたのだろうか。 研究者と言うのは 没頭すると現実と空想の境が曖昧になると言うし。
勿論迷惑を掛けられているわけでもないので 確認する事もなくそのまま過ごしているが]
悲鳴が聞こえたので何があったか確かめに来ただけですよ。
[寛ぐなら自室で珈琲と本があれば十分だ。 そう言えば、確か彼に本の約束をしたはずなのだが、 ついつい読み始めると忘れてしまう]
(153) 2013/09/01(Sun) 21時半頃
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[手刀一発、越智は正気を取り戻したらしい。 こういう対応は新居に怒られそうであるが、一番効きそうであったのだから是非もなし]
誰しも苦手なものはありますから。
[珍しく及び腰になっているらしい宝生を見ながら、越智の謝罪に言葉を重ね。 こちらへ寄りくる新居の姿に、越智の傍らという配置を交換した。 気つけなら自分にできても、慰めるなら新居の方が適役であろう]
(154) 2013/09/01(Sun) 21時半頃
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肉屋 ニールは、メモを貼った。
2013/09/01(Sun) 22時頃
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―201号室―
[部屋に入りまず感じたことは、ガンガンに冷えた空気だった。 時代の機器とはまったくもって素晴らしいものだ。
シャワーを浴びている間に珈琲は丁度良いくらいに溜まっているようだった。 琥珀色の湖が広がるカップを見れば自然と笑みが零れる。
勝手知ったる植頭の部屋。 新しいカップと入れ替えれば、琥珀の雫はポタリポタリと落ちていく。 カップを口元に運び、スンと香りを嗅げば奥深い珈琲の香りがした]
(@16) 2013/09/01(Sun) 22時頃
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─回想 談話室─
[遠くから元気のいい足音が近付いて来て、少しゆっくりになって、止まる。>>20 円が来たな、と口の端だけで笑う。 半年も住んでいれば、その足音だけで大体誰かの推測はつく。]
うん。
[威勢の良い、若干勢い頼みに聞こえる挨拶に、寡黙な管理人が返すのは短い返答と、それを補うような笑み。 フランクが住人との会話に使うのは、言葉ではなく、何をも拒絶しない雰囲気と気の抜けたような笑顔なのだ。]
2013/09/01(Sun) 22時頃
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─回想 談話室─
[遠くから元気のいい足音が近付いて来て、少しゆっくりになって、止まる。>>20 円が来たな、と口の端だけで笑う。 半年も住んでいれば、その足音の持ち主が誰かおおよその推測はつくようになる。]
うん。
[威勢の良い、若干勢い頼みに聞こえる挨拶に、寡黙な管理人が返すのは短い返答と、それを補う笑み。 フランクが住人との会話に使うのは、言葉ではなく、何をも拒絶しない雰囲気と気の抜けたような笑顔なのだ。]
(155) 2013/09/01(Sun) 22時頃
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あら。
[居場所を変わろうとするジャニスに、ひとつふたつ瞬く。 そのうちにも、一番越智の近くにいるのは自分になるだろう。]
アタシでいいのかしらねえ。 裕ちゃん、大丈夫?
(156) 2013/09/01(Sun) 22時頃
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― そして再び談話室 ―
[ 植頭さん>>152の向こう、何事か起きているようだが、どうやら解決したような空気が漂っている。 私はあまり嗜むことはないが、推理小説の解決場面などはこのようなものなのだろうか。 「先生も食わず嫌いしてないで読んでください!」 そう言った学生の姿が思い起こされて、瞬間を再現するように眼鏡の蔓をなぞった。 別に嫌いではないのだ。私の研究分野に関わりが薄いだけで、興味はある。 かの夏目漱石もイギリスに留学していたり、芥川龍之介も中国の文学を元にした作品を多く綴っている。 たまには洋書にも手を出してみようか。何と言ったか、あの、シャーベット・ホームレスだとかいう作品にでも。]
私は管理人さんに声をかけていただいたんですよ。 ジャニス君がお茶を振る舞ってくれるとかで。
[ 植頭の笑顔にこちらも会釈を返して、肩に乗せた手を離す。 鼻を鳴らせば確かに、二階にいた時は植頭の珈琲に遮られていたようだが、こちらもまた腹の虫を呼び起こすような、佳い香りだ。 私は誘われるがままに談話室へと足を踏み入れ、植頭さんにもどうかと首を傾げる。]
(157) 2013/09/01(Sun) 22時頃
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―――談話室:回想も兼ねて―――
[談話室がちょっとした騒ぎに陥る、少し前。 ジャニス>>113が福原に紅茶とゼリーを渡しに行く、前の話。 手袋に包まれた不思議な指先を目で追っていると 成り行きでちょうど、彼の表情が目に映るのである。
読唇術とか、正直、私には縁のない話。 でも、何となく、何と形作ったのかは、分かってしまって。]
お、あお、おお………
[ぼん。ばん。ぼん。
多分三回くらい、頭の中で爆弾が爆発した。 これが漫画だったら、目はぐるぐるに描かれていただろう。]
(158) 2013/09/01(Sun) 22時頃
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/* 越智さん男の娘とか私得すぎて変な笑いがねwwww出るよねwwwww
あと源蔵先生wwwwwシャーベットホームレスwwwwww
(-98) 2013/09/01(Sun) 22時頃
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/* マドカくんが可愛くてもうどうしてくれようか
というひとりごとを今、表に誤爆しかけたよね。危ない。
(-99) 2013/09/01(Sun) 22時頃
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99回w 多いw
(-100) 2013/09/01(Sun) 22時頃
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―――談話室:現在軸―――
[両目を手で隠している間も、ちょっとした騒ぎは続いて。
平気かな? そろそろ、平気かな?
指の隙間から、ちらちら事の成り行きを見守っていた。 自分自身元々落ち着いていない自覚があるから 落ち着いていない内に輪に混ざるのは、何となく避けていた。
それで、越智>>148が謝罪を漏らした辺りで席を立つ。 手には、一口だけ飲んだ蜂蜜入りハーブティ。]
お、越智ちゃん、大丈夫……? 飲む?
[少し冷めても、きっと美味しいハーブティ。 越智の手に渡っても、断られても、一度は差し出した。]
(159) 2013/09/01(Sun) 22時頃
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