64 さよならのひとつまえ
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うわ! えと。えと!
[樹央の声>>1:715に、慌てて出迎えようとドアに向かう。 向こうが開けるのが早いか、こちらが開けるのが早いか、どちらだろう。]
アイス……あっ!
[呼び出したは良いが、アイスは食堂の冷蔵庫に那由多がしまっていたはずだ。 メールをする口実だったのだ。ここにアイスはない。]
えーっと……アイスじゃなくて、プリンじゃダメ?
[環と一緒に食べようと思っていたプリンを指差し、首を傾げた。]
(7) 2014/03/25(Tue) 01時頃
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[沈黙>>10の後、いい笑顔>>11。安心したように笑う。]
採用?良かったー。 塩プリンと抹茶があるけどどうするー?
[アイスじゃなきゃ嫌だと言われたらどうしようかと思っていたが、良かったらしい。 二つ、袋から取り出して選ばせつつも環に振り返る。]
たまちゃん、樹央に選んで貰ったけどごめんね。 またこん……明日とか買ってくるからさ。
[今度、と言い掛けて。言い直した。]
(18) 2014/03/25(Tue) 01時半頃
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へ?一口? 良いの?やった!僕ねー、両方食べたかったんだー。 たまちゃんも今一緒に食べちゃおう!
[いそいそと人数分のスプーンを取り出す。 無駄に貯めていた使い捨てのスプーンは、退寮日に纏めて捨てる心算でいて正解だったな、なんて思う。]
ねぇねぇ。 樹央って、丞と喧嘩してるの?
[少し迷いつつも、ストレートに聞いてみた。]
(19) 2014/03/25(Tue) 01時半頃
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えぇぇ?なんで! 僕、口は固いってばー。 記事にしちゃいけないこととか、ちゃんと選ぶし。 オフレコなら守るよ。
[恐ろしい発言>>22にプルプルと頭を振る。 気まずいなら、この部屋に泊まるか?と提案しようとしたことも引っ込んでしまった。]
(29) 2014/03/25(Tue) 01時半頃
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……そっか。
[思いもよらなかった真相>>33に、驚いたようにまじまじと樹央の顔を見る。 数日前なら失恋したばかりか。 慰めるべきかとオロオロと戸惑いながら。
心のどこかで、羨ましいと思う自分もいた。 相手に、告白できるなんて。]
……丞、良い奴だもんな。 良い奴過ぎてはげそうだしな。
[へら、と笑いかける。]
(36) 2014/03/25(Tue) 02時頃
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そうだそうだー! その意気だー!
丞、心配してたからさ。 大丈夫ならそう言ってやってよ。
[少し心配していたが、そこまでではないようだ。 安心したように笑った。]
(42) 2014/03/25(Tue) 02時半頃
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あ、たまちゃん、一口ー!あーん!
[両方とも食べたいと思って買ったプリンだ。 雛が親鳥から餌をねだるように、環の分のプリンを貰おうと口を開ける。 が。]
……へ? 僕、は……恋はしてないよ。
[呟いて、誤魔化すように握手>>44をする。 恋ではない。思い出に、変えるのだ。 そう、内心言い聞かせて笑う。
上手く誤魔化せたかは分からないが。]
(50) 2014/03/25(Tue) 02時半頃
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うん、おやすみ! また明日お花見でねー。
[出て行く樹央を見送り、閉じたドアを見る。 恋は、していない。 もう一度、自分に言い聞かせる。
それから漸く携帯に届いていたメールを確認して、いくつか返信した。 それが済めば、軽くシャワーを浴びて眠った。**]
(54) 2014/03/25(Tue) 03時頃
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To:さくたろー>>1:*123 Sub:明日の写真は body: 無理かも?[泣き顔][カメラ] 部室行けばプリントアウトできるかもだけど、学校開いてるっけ? わかんないから、明日の分は別で皆に送るよー[カメラ]
(*15) 2014/03/25(Tue) 03時頃
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To:さくたろー>>1:*123 Sub:明日の写真は body: 無理かも?[泣き顔][カメラ] 部室行けばプリントアウトできるかもだけど、学校開いてるっけ? わかんないから、明日の分は別で皆に送るよー[カメラ]
(*16) 2014/03/25(Tue) 03時頃
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To:すすむん>>*0 Sub:ありがと body: うん、ありがとー。 いい記念写真になった。
(*17) 2014/03/25(Tue) 03時頃
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― 翌朝 ― [ぷうぷうと寝息をたてながら、暁を覚えないという春の眠りを楽しんでいた。
プリンを押し付けられた時>>117、環もまた同じ言葉で動揺していたとは思ってもいなかった。 というよりも、気付く余裕はなかった。 恋ではない、と自分自身に言い聞かせるのにいっぱいいっぱいだったからだ。
シャワーを浴びれば、気持ちは切り替わっている。 この気持ちに気付いてから、ずっとそうしていたのだ。]
(137) 2014/03/25(Tue) 20時半頃
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んんー。 たまちゃ、うるさぁぃ……。
[目覚まし時計の代わりのエアギター>>121に、小さく文句を言う。
今は春休み。 夢と現の狭間を漂うような、心地よいまどろみ。 折角の布団とのいちゃつきを邪魔する者はいないはずなのに。 どういうことだと文句を言うのは仕方がない。
そう、明智智明は寝穢い。 起こしに来た環を布団の中に引きずり込んだことも一度や二度ではない。]
(138) 2014/03/25(Tue) 20時半頃
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[二度寝をしようと思ったが、聞こえた放送>>3にぱちりと目を開ける。 こうしていつまでも寝ていて、時間を無駄にして良いわけではないと知る。 むくりと体を起こす。]
……おはよ、たまちゃん。
[ぽりぽりと頭を掻きながら、環に挨拶する。 おやすみの言葉>>118も夢の中で聞きながら、それでも寝言混じりで返した。 同室者への朝と夜の挨拶は欠かさないようにという、自分なりのルールだ。
ただ、また大きく声を上げた環>>123に向かって、文句と共に枕を投げたのは、寝起きで機嫌が悪かったからだ。
身支度を整えると、環に遅れて部屋を出た。]
(139) 2014/03/25(Tue) 20時半頃
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[欠伸を噛み殺しながら、廊下を歩く。 愛用のデジタルカメラと、宝物のカメラを手にして花見会場に向かう。
記者になりたいと思ったきっかけは、親戚に記者がいたからだ。 憧れているその人から入学祝に貰ったカメラは、大事な宝物。 貰った時、言われた言葉を今でも覚えている。]
……相手に恋しているつもりで撮れ、か。
[取材対象に恋をすれば、良いところだけ見えて嫌な部分は見えなくなる。 それで良いのかと首を傾げたが、始めのうちはそれで良いのだと言われれば、そういうものかと思った。
でも……本当に恋をしてしまったらどうすれば良いのだろう。]
(155) 2014/03/25(Tue) 21時半頃
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[樹央たちの部屋の前を通った時、丞と仲直りできたかな、と少し気にして。
ぶるぶると震えていた携帯に気付き、受信していたメールを確認すると、廊下を歩きながらメールを打つ。]
(159) 2014/03/25(Tue) 22時頃
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To:さくたろー>>*18 Sub:まじでー? body: やっべ、寝ぼけてたかもー。
携帯で撮った写真ってコンビニでもプリントアウトできんの? 初めて知った![カメラ] 最近のコンビニって進んでるねー[驚いた顔]
(*44) 2014/03/25(Tue) 22時頃
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To:りーち>>*43 Sub:フィルム[カメラ] body: もちろん用意してあるよ!!! 後で渡すー![カメラ]
[笑顔の国民的マスコット]
(*45) 2014/03/25(Tue) 22時頃
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[階段を下りかけて、思いついたように中庭が見える窓まで引き返す。 そこから見下ろした時、誰が中庭にいただろうか。 カメラを構えて、一枚撮る。 切り取られた準備の様子に、満足げな笑みが零れた。]
おーい!
[窓から声を掛け、手を振る。 それからまた一枚写真を撮った。]
(181) 2014/03/25(Tue) 22時半頃
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[撮れた写真を確認して、にやりと笑う。 見事マヌケた顔に、成斗>>190に後で見せてやろうかなどと思いながら、手を振って。]
すぐ行くーよー! 成斗の写真たくさん撮るからー!
[のんびりと鼻歌を歌いながら廊下を歩く。]
(200) 2014/03/25(Tue) 23時頃
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[皆から少し遅れて中庭に到着した。 声を掛ける前に、また一枚写真を撮ろうとカメラを向ける。 視点の変わった写真を撮ってから、改めて皆に声を掛けようとして。]
えー!!!なになにー? 面白いことしてた? 何だよー、僕がいる時にやってよ!
[ファインダー越しに無残な姿>>210が見え、思わず声を上げた。]
(215) 2014/03/25(Tue) 23時頃
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[ぱしゃぱしゃとシャッターを押したが、その瞬間が撮れなかったのは残念すぎる。]
うー。りーち、もっかいやらん?
[今度はちゃんと撮るから、とカメラを向けて言ってみた。]
(223) 2014/03/25(Tue) 23時半頃
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[巻き込まれたらしい頼児の様子>>221も、ちゃんと写真に収める。]
でもさ、なんかさ。 ビールかけみたいじゃない? らいじが将来プロ野球で優勝した時の、練習!とか?
[離れた場所で、カメラに被害が及ばないように気をつけている。 申し訳ないが、片づけを手伝うよりも写真を撮る方を優先させてもらった。]
(226) 2014/03/25(Tue) 23時半頃
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[わーわーと皆が騒ぎながら始末をしている様子も楽しげに笑いながら写真を撮っていく。]
な、な。 あれってありすが仕込んだの? 早く教えてよ。 それか、僕が来るまで待っててくれれば良かったのになー。 さいっこうな写真撮ったのに!
[ありすに向かって、にかっと笑う。]
(249) 2014/03/26(Wed) 00時頃
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そっか? 流石ありすだよなー。 りーちも、ホント面白いくらい引っかかってくれるしさ。
[一年の時、よくつるんで遊んでいたことを思い出す。 懐かしい。
ありすの悪い笑顔>>257も、写真に収める。]
(264) 2014/03/26(Wed) 00時頃
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ありすは元々かっこよくてイケメンなんだから、いつ撮っても良いじゃーん。
りーち、ありすのこと苦手だったのか? 僕、二人と一緒が楽しかったから気付いてなかった!
[てへ、と舌を出して、もう一枚。ありす>>272の写真を撮る。
こちらを見た成斗>>273へもカメラを向けて。]
でっしょー?
[カメラマン、と言われれば素直に喜び笑顔を向けたが。 続いた言葉に、その笑顔が少し固まってしまった。
構えていたカメラで、隠れていれば良い。 そう思う。]
(282) 2014/03/26(Wed) 00時半頃
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[きちんと収めたドヤ顔>>290に、にかっと笑って。 二人とも一緒にいると楽しかったから、気付かなかった。 そういうものなのかな?と首を傾げたのは笑顔が固まる前。]
……あ、えっ? なに?呼んだ?
[名前を呼ばれ、我に返ったようにありすに向く。]
(299) 2014/03/26(Wed) 01時頃
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[ありす>>303には、気付かれてしまったのだろうか。 にかっと笑って、首を振る。]
ううんー。 なんでもないよ。
……らいじの自伝で、僕の写真が使われたら……良いなーって思っただけだから。
[半分は本当だ。 残りの半分は……彼の写真が他のものと比べて多いと、気付かれないかということ。
なんでもないと笑って、歌う樹央へとカメラを向ける。]
(313) 2014/03/26(Wed) 01時半頃
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[カメラを構えて、ぱしゃりぱしゃり、と写真を撮る。 シャッターを押す度に、動揺した気持ちは治まった。]
そうだよー? スカウトされてから、密着取材した分はあるからね!
[カメラを構えたまま、ありす>>321に返す。 それ以前のものも、たくさんあったけれど。]
ん?自伝出したら、使ってくれたら良いなってだけだよ。 つーか、りーちもいい男状態じゃん?
[利一>>320の声に、カメラを向けてぱしゃり。 ありすに髪を拭いて欲しいと言っているのだから、やはり苦手に思っているようには見えないと笑みを零した。]
(328) 2014/03/26(Wed) 01時半頃
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[流石というか、素晴らしい樹央の歌声の後に聞こえてきた歌声>>331>>333に、カメラを落としそうになった。 落とさなくて済んだのは、日頃の行い、だろうか。]
ひっどい歌だなぁ。
[けらけらと笑って、二人を写真に撮って。]
……なんだ、書かないの? プロ野球選手になるらいじの自伝、今から楽しみなんだけど。
[ファインダー越しに見る、Vサイン>>332。 笑顔を向けて、首を傾げる。]
へ?良いよー。 つーか、いつものことじゃん? 新聞部は、写真係だし!
[困ったように、眉を下げる。]
(342) 2014/03/26(Wed) 02時頃
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