人狼議事


108 Persona外典−影の海・月の影−

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【墓】 鳥使い フィリップ

[たゆたうシャドウの海の中、
砕けて散った焼け焦げた粒子は、収束して一つの意識を為した。
それが形をもっているかはわからない――その意識は深く深く沈んでいた。

生ぬるい闇の中、
穏やかな眠りを望む限りなく死に近い絶望は、
それでも一度、確かに意識を目覚めさせた。

ゆっくりと、腕――それがあるのかも、わからないけれど。
指を伸ばす先、上だと思ったけれど、上下の感覚は不確かで]

(+12) 2015/02/24(Tue) 23時半頃

【墓】 鳥使い フィリップ



[――誰に向けて、手を伸ばしたのだろう。
そこにはあるのは、ただどこまでも続く闇だけなのに。]

                         

(+13) 2015/02/24(Tue) 23時半頃

【墓】 鳥使い フィリップ

[こぽり、と。
口、どうやら口も存在した、へ流れ込んでくる。、
自分の裡を侵すように入り込んでくる、赤黒い形のないどろどろした塊。

嘔吐感を齎すように、喉から臓腑へと染み渡っていく。
このシャドウの抱く焼け付くような憎悪も憤怒も妬みも、
自分の為に傷つけばいいと願う欲望も――紛れもなく自分自身だ。

この感情の制御を失って、大事なものを自分の手で傷つける。

そうなるだろう自分自身に律は絶望した。
絶望して目蓋を閉ざして、影は自由になってしまった。
そして、今、予期した恐れは現実になっている]

(+15) 2015/02/25(Wed) 00時頃

【墓】 鳥使い フィリップ

[指先には、ちりりと痛みが走ったようだった。
何に触れたのかも分からない、
何にも触れなかったのかもしれない。

そうして、ただ伸ばす手も届かぬままに、

ゆっくりと、ゆっくりと、深く沈んでいくのだ*]

(+16) 2015/02/25(Wed) 00時頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2015/02/25(Wed) 00時頃


【独】 鳥使い フィリップ

/*
りっちゃんこれじゃんって、気づいたよ。

http://www.nicovideo.jp...

(-10) 2015/02/25(Wed) 00時頃

【独】 鳥使い フィリップ

/*
本当、なんで俺の名前の横に人狼って書いてあるんだろうね!

あかりんをなかすなんて、
そんなのぜったいおかしいよ!

(-11) 2015/02/25(Wed) 00時頃

【独】 鳥使い フィリップ

/*

おい、櫻井にシャドウ気づかれるのは、
どう考えても釈然としないわwwwwww

(-27) 2015/02/25(Wed) 22時半頃

【墓】 鳥使い フィリップ

[あの綺麗な夕焼けの日、
雛宮律は自分自身に絶望した。

綺麗なもの、尊いもの、――心温まるもの。
こんな自分にも、大切にしたいものがあった。
自分自身に与えられる痛みなら、いくらでも耐えられた。
もう小さな子供ではないのだから、抗うすべを身につけて、ペルソナのように本音を隠して、悼む感情を切り離して、戦うこともできた。

けれど、――あの日、炎が町を焼き尽くす幻影を見た]

(+43) 2015/02/26(Thu) 00時頃

【墓】 鳥使い フィリップ

[あかりの家族が亡くなったことを聞いた時のことを覚えている。
彼女が酷い怪我を負ったことを知って、泣いたことを覚えている。
そして仲のよかった大切な家族を失った、それをとても悲しいと思ったのに、

同時になんだかとても穏やかな気持ちになった。

あかりから弟の話を聞くこともなくなるし、
彼女を迎えに来る家族の姿を見ることもなくなる、
もう、自分と彼女の差異に疑問を抱かなくてすむ。

――なんて酷い奴なんだろう、そんな自分が嫌になった]

(+44) 2015/02/26(Thu) 00時頃

【墓】 鳥使い フィリップ

[夕焼けの日、

世界はこんなに美しいのに、
自分はとても醜い怪物だったことを思い出した。

そんな自分から変われたつもりになっていたのに、
その頃と自分は何も変わっていないことに気づくのだ。

自分には、大事な人の不幸を喜ぶこころがある。
それが何よりも、許せなかった。
与えられたどんな痛みよりも、許せなかった]

(+45) 2015/02/26(Thu) 00時頃

【墓】 鳥使い フィリップ

―シャドウの海―
[音が聞こえる、
わずらわしさに音を確かめようと耳を澄ます。
どうやら、耳もあったみたいだ。

懐かしい鈴の音に似る。
ここにそんなものがあるはずもない。
夏宵の幻想、縁日の白熱灯、魂鎮めの奉納舞、
しゃんと鳴る神楽鈴、切れるような三日月、

駆け上った石段、割れる水風船、繋いでた小さな手の先はどこにいったのだろう?

鬼さんこちら、

―――ふりかえれば、赤い大鳥居]

(+46) 2015/02/26(Thu) 00時頃

【墓】 鳥使い フィリップ

[ちがう、ここはなにもない。
なにもない、シャドウの闇の海の中だ。

自覚も無しに目が開いた。
ああ、自分はまだ化け物にはなってない、
一応、人の形をしているらしい。
それでも目に映るのは闇ばかりだったから、
本当に目蓋を開けたのか、わからない。

伸ばした手の先には、
何も触れなかったはずなのに――、
まばらに降る、淡い蛍火。

指先で、はらりと散った、それは涙の粒のようで]

(+47) 2015/02/26(Thu) 00時頃

【墓】 鳥使い フィリップ


……あかり、

[影が充溢を覚えたその涙が、
今は酷くぎりりとこころを痛ませるのだ。
泣いたことなんてなかった、彼女の泣き顔]

ごめん、

[あれは律のふりをした律ではないもの、
そういえたなら、どんなによかっただろう。
けれど確かに、あれは己自身が最も忌んだ影だった*]

(+48) 2015/02/26(Thu) 00時頃

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