人狼議事


84 Es 3rd -Test days-

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【墓】 ようせい ケムシ

 『戦時中、敵兵が立てこもり、国の栄華の象徴たる建造物を破壊した。
 敵兵とは吸血種であり、その吸血種を焼き殺す為に
 国は大量の爆薬と油で劇場を覆い、Es部隊に着火役を命じた。

 最小限の被害で敵兵を焼き殺し、広大な緑の森もその戦火を逃れることが出来た。

 多数の敵兵吸血種と共にEs部隊を喪ったが
 国は、その事実を忘れているのか…財政難なのか
 未だ劇場の新築も、取り壊しすらもなされていない』

 ……ってね。

[国家反乱軍が撒いたビラが、黒焦げの地面に落ちている。
それを読み上げ、妖精は奥へと進んだ。
屍骸などとっくに回収されて、念入りに灰にされた事だろう。

死なぬ生物を殺すのは、中々に厄介な作業であると聞いた事があった]

(+0) 2014/07/29(Tue) 05時頃

【墓】 ようせい ケムシ

 ――カトンゥド……ッ!!


[ほんのりと甘い香りのするビスケットを、強く抱いて]

[あの日、ここで消えた同胞の名を、*叫んだ*]

(+1) 2014/07/29(Tue) 05時頃

ようせい ケムシは、メモを貼った。

2014/07/29(Tue) 05時頃


【墓】 保険調査 ライジ

―夜更け・藤之助宅前―

 ――ッ……なん、だ……?

[>>2:69不意に、ぐらりと視界が揺れて。

何事が起こったのか、自分でも理解しないままに。

ライジの意識は――、闇に飲まれた]

(+2) 2014/07/29(Tue) 19時半頃

【墓】 保険調査 ライジ

―芸術劇場跡―

 ん――、む……

[どれ程の時が流れたのだろうか。
目覚めて最初に知覚したのは、
頬に触れる、冷たい地面の感触だった。

頭が割れる様に痛い。
カリュクス宅から出た後の事は、
意識が濁り、鮮明に思い出す事はできなかった。

誰かに襲われたのか、其れとも――
自分に何が起きたのか、正確に把握し得ないまま、
ゆっくりと身を起こす。

鼻に付くケミカルな匂いやデジタルな騒音が聞こえない以上、
未だ自分は過去の世界に居るのだろう、とは推測できた]

(+3) 2014/07/29(Tue) 19時半頃

【墓】 保険調査 ライジ

[自分がいるのは何処かの廃墟のようだった。

黒々とした焼け焦げが、
不気味なシルエットとなって取り囲んでいる。
森へ向かう途中に見た火災現場跡に、
似ている様な気は――し始めていた。

   そんな折。]

(+4) 2014/07/29(Tue) 20時頃

【墓】 保険調査 ライジ

>――カトンゥド……ッ!!

[悲嘆とも悲鳴ともつかない叫び声が、
静寂を切り裂いた。

何事かとそちらへ向かう。
足元のビラがクシャリと音を立てて]

 蚊トンボ……?

[ケムシの姿に、思わずそんな言葉が口を付いた]

 ――さっきも見かけた気がするが、ナニモンだ、あんたは。
 此処に住み着いてる、魑魅魍魎の類なのか?

[これが東洋の神秘というものなのだろうか、と]

(+5) 2014/07/29(Tue) 20時頃

保険調査 ライジは、メモを貼った。

2014/07/29(Tue) 20時頃


【墓】 ようせい ケムシ

[焼け落ちた屋根の向こうを、漆黒の夜空が覆っている。
月明かりは、見えない。星のひとつも出ていない。
それが、先ほどまでの光景と違うことを、自覚していた。

86回も同じ光景を見ていれば、厭でも気づく。
けれど――

これまでとなるアイテムを入手し、妖精の心は高鳴っていた。
掴んだビスケットをきゅ、と抱き締める。

カトゥンドが還ってくる。
自分はこの為に幾度も同じ時空を彷徨っていたのだ、と]

(+6) 2014/07/30(Wed) 01時頃

【墓】 ようせい ケムシ

[名を呼び、翅を震わせ焼け落ち破壊された
土埃だらけの空間を、飛び回る]

[誰かの気配も、その姿も、――屍骸さえも]



[見つかることは、なかった]

(+7) 2014/07/30(Wed) 01時頃

【墓】 ようせい ケムシ

 ――カトゥン……、

[赤い眸が虚ろに揺れた。
これまでと違う事象が起こっても、結局結果は同じだった。

消沈と、憔悴と、絶望でぽとりと地面に落ちたちっぽけな存在は
再び、「亀吉」という同族の青年の血を啜る――]

(+8) 2014/07/30(Wed) 01時頃

【墓】 ようせい ケムシ

[啜る、はずだった。

けれど意識が翳むでもなく、可笑しさがこみ上げるでもなく

誰かの気配を察して、はっと我に戻った。故に最初の呟きは聞き零してしまったが。
先ほど、自分を捕まえようとした白い指先を思い出す。
「お前は誰だ」と口を開こうとした矢先、全く同じ質を受けて]

 ……ちみもうりょう、妖怪、妖精…、バケモノ。

 そんなものだと思いたければ、思えばいい。
 お前も、そういった珍しい生物を収集する性質か。

[「お前も」と、これまで出逢った人間達の大きな手を思い出す。
地面からふわりと飛び上がり、青年の目線で停滞し、真っ直ぐに見据えた]

(+9) 2014/07/30(Wed) 01時頃

ようせい ケムシは、メモを貼った。

2014/07/30(Wed) 01時頃


【墓】 保険調査 ライジ

[>>+8地面に落ちた彼の異形が此方を見やる。
小さな体躯、背に生えた昆虫めいた羽根は
今迄見た事の無い、其れこそお伽話の登場人物の様な出で立ちで。

だが、赤い瞳は何処か――…同族を彷彿とさせた]

>>+9 言葉が通じるのか……
 いいや、俺が集めてるのは血ィくらいだよ。
 さっきは悪かったな。
 なんだろうと思って、つい――手が出た。

 あんたの主食は其れなのかい?

[好奇心に駆られるまま、ケムシの手にしたビスケットを指差す]

(+10) 2014/07/30(Wed) 02時頃

【墓】 保険調査 ライジ

 お前"も"って事は――、
 なかなかに苦労してきたと見える。

 安心してくれ、俺"も"ヒトじゃ無いんでね。
 バケモノ同士、仲良くやろうや。

[此の時代は、E'sをはじめとしし、
生物兵器が多用されていたと聞いている。
中には人を猫に変えてしまう様な
化学兵器が研究されていた事もあったらしい。

なればこそ、此の妖精も軍関係の被験体かも知れず。

にやりと笑い、己の牙を見せつけた]

(+11) 2014/07/30(Wed) 02時頃

【墓】 保険調査 ライジ

 しっかしこんな処で――……
 一体何を……

[今はとにかくケムシの警戒を解くのが先決だろうと考えて。
言いながら、目の前を飛ぶケムシへと、
鷹匠の様に腕を差し出した。

停まるかい?と、其れはそんな気安さで]

(+12) 2014/07/30(Wed) 02時半頃

保険調査 ライジは、メモを貼った。

2014/07/30(Wed) 02時半頃


【墓】 ようせい ケムシ

 ……血を、集めてるだと?

[意表をついた返しに思わず、赤い眸を丸く瞬かせる。
「悪かった」と謝罪を受け取ればにじり、少しばかり距離を寄せた。
けれど相手の指先が動けばぴり、と背筋が強張り、ビスケットを後方へ隠し]

 主食なんかじゃない、オレの主食は――

[バケモノ同士だと、牙を示す男。
元軍人では無いようだが、彼もまた吸血種なのであろう事を悟り]

 ああ、そういうことか。
 オレの主食は、血だ。

 お前もそうなんだろう?
 どれが旨い血か、飲み比べでもしているのか?

(+13) 2014/07/30(Wed) 02時半頃

【墓】 ようせい ケムシ

[彼がお探しの元Esの可能性が上がったか。
或いは既に悟られたかもしれないが。

自ら、少しばかり距離を狭めた癖に
「留まるか」とばかり腕を差し出されて>>+12
また少しだけ後方へと後ずさりするよう飛んだ。
捕まえられそうになった事を恨んでいる訳ではない、
身に染み付いた癖のようなものだった]

 お前とは初めて逢ったな、たぶん。

[こいつと同じだ、とばかり、ビスケットのかけらを持ち上げ、少しだけ齧ってみた]

(+14) 2014/07/30(Wed) 02時半頃

【墓】 保険調査 ライジ

[>>+13妖精の瞳が、丸くなる。
"血"という単語に反応したらしい]

 主食じゃない割に、
 随分其のビスケットが大事そうじゃねェか。

 大丈夫、取りはしねェよ。

[後方へ隠すケムシを見れば、
まるで取られまいとする子供のようだと苦笑して]

 ふぅん、其の赤い瞳、やっぱ俺らに近しい存在か……
 まァ、そんな所だな。

(+15) 2014/07/30(Wed) 03時頃

【墓】 保険調査 ライジ

 しかし其のナリだと――…
 あんたは違いそうだなァ。

[そう言うと、マジマジとケムシを見やる。
男が探しているのは、とある人物の先祖となる吸血種。
よもやケムシが人型になれるとは思い至らず。

徐々に後退りするように下がっていくケムシに、
安心させるように肩をすくめ]

 んな怖がるなって。
 
 お前とは初めて、か――あァ、初対面だ。

 もし他に俺みたいに血を好む人間を知っているのなら、
 教えてもらえるとありがたいが。

[たぶん、の語に含まれる違和には気付かずに。
きっと人の顔を覚えるのが苦手なのだろうと、
そんな推測をしたのだった]

(+16) 2014/07/30(Wed) 03時半頃

【墓】 ようせい ケムシ

[大事そうだ、と示されたビスケットをぽり、と一口齧ってみる。
甘く良い香りがしたけれど、口の中が一気にぱさついてしまい。
漸く嚥下すると、小さく溜息をひとつ]

 さすが鳥の餌だ。まずい。

[貰っておいて至極無礼な感想を呟いた。
それでもぱりぽり、音を立てて残りを喰らうのは、
初めて新しい出来事に巡り合えた…
その恩恵を飲み込もうとしているのかもしれずに]

(+17) 2014/07/30(Wed) 03時半頃

【墓】 ようせい ケムシ

 …喰いきれん。…ちょっと分けてやってもいいぞ。

[肩を竦める男には、一番最初に会った時のような
危機感を感じなくなっていた。
ほれ、とばかり、残り妖精の顔半分くらいの大きさのビスケットを
男へと差し出した]

 どういう意味だ、身分の話か?
 それとも、背丈の話か。

 吸血種ならばこの界隈のものは大概、
 『宵待亭』というバーに集う。

 連れていってやろうか?

(+18) 2014/07/30(Wed) 03時半頃

【墓】 ようせい ケムシ

[そういう意味ではない、頭の中ではそう思ったが
「たぶん」の違和感の理由は語らない。
何度も同じ時間を生きてきた、なんてきっと、
顔見知りの同族に語っても、理解はして貰えないだろう。

少しだけ後ろを振り返り、名残り惜しそうに廃墟を見遣るも
男を案内するよう、出口へと翅を瞬かせる。
先程まで彼がその店に居た事実など知らぬままに。

…店に居る者達から、
自分達の姿が見えていない事実を知るのは、
もう少し先のこと]

(+19) 2014/07/30(Wed) 03時半頃

【墓】 保険調査 ライジ

[>>+17まずい、と言いながらもケムシの様子は何処か嬉しげで。

つい其の様子を見詰めていてしまった為だろうか。
>>+18ケムシがビスケットを此方へと差し出した]

 ――…ん、良いのか?
 じゃあまァ、お言葉に甘えて。

[半分のビスケットを受け取ると、一口のもとに咀嚼して。
指先をペロリと舐めた]

(+20) 2014/07/30(Wed) 04時頃

【墓】 保険調査 ライジ

 あんがとな。
 お礼に俺の血でも分けてやろうか?

 で、だ――…飲ませてもらわんでも良いが、
 ちょいとばかり、あんたの血をくれ。
 ほんの数滴で構わん。

[念の為、ケムシの血液も採取しておくか、と。
ほんの気まぐれから申し出る。

『宵待亭』に案内すると言われれば、
其処には行ってみたんだが――と、答えつつ、
ケムシの背を追っただろう]

(+21) 2014/07/30(Wed) 04時頃

【墓】 ようせい ケムシ

[自身の手に余る大きさのビスケットは
目つきの悪い男にとっては、ひと舐めというところか。
ケタケタと喉奥を立てて笑い]

 腹の足しにもならんだろうなァ、そんなの。

[暗闇の中、翅音を響かせながら、
男が追える速度を保ちゆっくりと進む。
既に行ってみた、という言葉を聞けば「そうか」と思案しつつも
この場にずっと居る気にはなれず、劇場の出口へと到着し]

(+22) 2014/07/30(Wed) 04時半頃

【墓】 ようせい ケムシ

 血を…?飲み比べてみるんじゃないのか?
 ――オレの血を、なにに使うつもりだ?

[振り返り、緩く首を傾いでみせる。
食事の為の吸血ではなく――採血、という事なのだと受け取った]

 …貰えるものは、遠慮なく貰っておくが。
 言っておくが、びすけっとくらいの量では、物足りんぞ。

[ふん、と鼻先を鳴らしてみるも、現状のサイズの吸血では
彼にとってはそれこそ、蚊に刺された程度しか飲み干せやしない]

(+23) 2014/07/30(Wed) 04時半頃

【墓】 保険調査 ライジ

>>+22 まァ、おつまみって所か。
 しかし――、もらっちまって良かったのか?
 特別な物だったんだろ?

[既に腹の中には収めていたが、
先程のケムシの様子を思い出し。

やがて、劇場の出口が見えてくる]

 やっぱ、さっき見たあの廃墟だったか――…
 街はずれとは言えこんなでかい焼け跡が残ってるたァ。
 此れも戦争の傷跡ってやつかね……

[気を失い、何故自分は彼処で目覚めたのか――…
まるであの世とこの世を分ける境界の様だと、
あの時感じた物はなんだったのか。

そんな想いは表に出さず、世間話として語りかけ]

(+24) 2014/07/30(Wed) 04時半頃

【墓】 保険調査 ライジ

>>+23 えーっとな……知り合いの血縁者を探しててな。
 まさかあんたって事はあるまいが――、
 サンプルは多ければ多い程
 見付からなかった場合の言い訳になる。

[DNA鑑定の概念等無い此の時代に生きるケムシに、
何処まで伝わっているだろうとは思いながら――
其れなりに、内情を暴露して。

手に嵌めた白手袋を外し、
握った其れをケムシに差し出す]

 此れに数滴血を落としてくれりゃあ良い。
 代わりに俺の指でも齧ってくれ。

(+25) 2014/07/30(Wed) 04時半頃

【墓】 ようせい ケムシ

 お前も、あのびすけっとと同じだから、いい。

[87回目にして初めて掴んだ、知らない世界の案内人、
そんな意味合いだったけれど、彼にどう伝わったかはわからない。

出口を抜けてもなお、街は静寂に包まれ
月明かりも、日の出の光りさえも見えず漆黒に包まれていた。

常と変わらぬ光景は其処に在るけれど
常とは何処かが違う、…言葉では言い表せぬ違和感を抱いたまま]

 ここは十年前、敵も味方も含めて
 多くの吸血種が焼け死んだ…いわば火葬場だ。

 呼ばれたのかと思って来てみたけど、
 やっぱり、――…死んだ奴は戻ってこない、な。

[夢を見ていたのだ。否、そうだと思い込みたかったのだろう。
ちっぽけで性根まで弱い妖精が縋った幻影を、自嘲した]

(+26) 2014/07/30(Wed) 04時半頃

【墓】 保険調査 ライジ

>>+26 俺もビスケットと同じ……?

[喰い物という事だろうか、と、的はずれな事を考えながら。
なんとなく、特別扱いしてもらっている様な気もして。
其れは其れなりに悪い気分では無かったかも知れない]

 いつの間に――…
 こんな曇ってたか?

[漆黒の闇の中。
先程まで見えていたはずの月が見えず。

不穏な空気に首を傾げる]

(+27) 2014/07/30(Wed) 05時頃

【墓】 ようせい ケムシ

[血で、仲間を探しているのか。
「言い訳したい」という事は、彼自身が探しているのでは無く
誰かに依頼されて探しているのだろう。
そこまで理解出来れば、充分だった。

未だ温もりを纏う手袋を両手でずるりと掴み持ち]

 …この姿で血を抜くとな、うっかり気を失ったりして面倒なんだ。
 だから、先に寄越せ。

[直ぐに失血してしまう為、出来るだけ負傷せぬよう常に警戒を強いていた。
指を齧れ、との言葉にニィ、と口角を持ち上げ牙を見せ]

 何言ってる…?
 吸血は、ここからするから旨いんじゃないか。

[手袋を掴んだまま、彼の耳下――首筋へと飛来し、冷えた肌へと両手を添えた。
大きく開いた唇で皮膚を甘噛みし、小さな牙で血管を破り、
ちるる、と小さな音を立てて鮮血を啜る]

(+28) 2014/07/30(Wed) 05時頃

【墓】 保険調査 ライジ

 吸血種の火葬場――……

[禍々しい響きにゾクリ、と背筋が凍る。
不死の自分達に怖いものは殆ど無いに等しいが。
火は。火だけは。
最も身近な"死"であったから――…]

 あんたの仲間も此処で死んだのか……

 呼ばれたっちゃ、呼ばれたんじゃねェのか?
 そりゃあ、死んだ奴は戻って来ねェだろうが……
 以前、誰かが言っていた。
 想い出してやる事が、そいつを束の間黄泉帰らせる事だって。

[だから、こうして話をしてる間は
そいつが側に居るも同然なんじゃねェのかな、と
そんな慰めにもならない事を言って]

 仲の良い、奴だったのか――……?

(+29) 2014/07/30(Wed) 05時頃

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