騎乗位だと、ずっとこの眺めよ?
[零れた感想>>@30に、笑み混じりの声で返す。
このまま、跨るままに彼の熱を受け入れ、受け止めるの悪くないのかもしれない。
けど、今欲しいのは、それじゃない。
その眼前から、どこかに隠されているであろうカメラのレンズから。
隠すように身体を屈め、また唇を重ねた。
身体を、その指先が滑っていく。
からかうようにも見える手つき。
時折息を詰まらせれば、その動きはそのままその体に伝わっていくのだろう。
このまま好きにされては癪だから、と、芽生えたのは僅かな対抗意識。
遊ばせていた手は、時折脇腹やその肩口に触れただろう。
そうして、シーツとその身体の隙間に腕を差し入れ、更に密着しようと抱き寄せる。
絡めていた足と、布越しに擦り合わさる熱と。
既に、弁解できないくらいに膨らんでいた事は否定出来ない。
焦らすな、という掠れ声に、僅かばかり苦笑した。]
(@35) 2014/06/17(Tue) 12時頃