[そうして、熱発したくらうん―――向かう道中で名とをPDAで確認した―――をスタッフサイドの別室に運び込めば、その額に冷却シートが貼られていくのを一歩離れた位置から見ていただろう。
解熱剤といえば座薬だよなぁ、などという野暮な事は口にしなかった。空気を読んだ。]
どうかね、薬効いたとしても一人にしとくのはマズい気もするけど。
俺なりあんたなり、手隙のスタッフなりが側に居た方がいいだろ
[体調不良の際に、部屋に一人というシチュエーション程不安なものはないだろう。
一人暮らしの部屋でも不安だというのに、ここは慣れぬ客船の客室だ。]
……起きてる?
[ベッドサイドに歩み寄れば、JJの上から覗き込むようにその顔を覗き込む。
そういえば、彼の顔を見たJJが何かに気付いたような顔をしていたか。
知り合いか何かなのだろうか。今は尋ねる空気ではなく、口を噤む。*]
(@31) 2014/06/13(Fri) 09時半頃