[生臭いし、苦しいし、一利も得がない行為だと思う。
そのうえ独特の臭いが鼻をつくたびに、自分のいまの情けなさやらみっともなさが意識されて。
…まあそれが、正直イイ。
頭を動かして半ばまでくわえたそれを唇で摩擦する。
そうしながら、夢中で臭いを嗅いでいた。
苦しさによる息遣いが、本物の犬のような目的にすりかわっていく。
顎も唇も痛いのに、奉仕を止めることは思考の端にも上らず。
優しく耳や項を擽られ、オアズケをくらっている熱がひくんと震えた]
ん…んぅ…っ、ぁむ…ふぅ、ふ、ぅ……ッ!
[やがて、奉仕とは違う水音が下肢から響き出す。
許可を待てずに始めた自慰で、あっさりと雄は硬さと熱を取り戻した。
手の中で張りつめたものは、すぐにでも吐精したくて震える。
彼の雄から滲む先走りを、眉をしかめて吸い上げながら、また自慰の手を動かした]
(@16) 2014/06/11(Wed) 01時半頃