【独】 奏者 セシル

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>>-340
[寂しげな顔で唇を甘く噛まれて、小さく肩が跳ねる。
誤魔化しは通用しなかったらしい。初めに会った時はもっと幼い印象だったのだけど。
どくどくと聞こえる心音で、何度もするのに生娘のように恥らってくれてることがわかって
愛おしくて、大切にしたい気持ちが強まって、触りたくて、守りたくて

離れた薄い唇を追いかけて、形をなぞるように舌を這わせた]


　……ん、

[歯列を確かめ、小さな水音を立てて離れる]


　……サミュさんが好き過ぎて、サミュさんしか、見えません。
　いま歩いたら、絶対壁、ぶつかります。

[いつまででもこうしていれそうで、幸せすぎて辛くて
しばらく、耳元で愛を囁いていた]

(-346) kaisanbutu 2013/08/15(Thu) 00時頃