― 談話室 ―
[何だか悲しい夢と、楽しい夢を見ていた気がする。永利がまだ戻ってきていないということは、居眠りをしていたのはたいした時間じゃないだろう。優しい風が髪をくすぐっていった>>640気がするけど、あれも夢か]
…ぼちぼちお開きなんかな?
[デッキから退場した人が、かろうじて下げていったのか。いくつか皿が置いてあったのでそれを洗って
…永利が途中で置いていって、間中が勝手に飲んだグラスには、まだほんの少し、泡盛が残っていて
夢も名残りもあって、欲求に抗いきれなかった]
…徹さん、ごめん
[縁に口をつけないよう、離れたところからグラスを傾け、数滴の雫を舌で受け止める
唯一美味いと感じる甘味。アルコールが喉から全身にふわりと回る。美味いなあと笑顔になる
帰ってきたら本人にも謝ろうと決めて、最初からなかったもののようにグラスを磨こうか
もしまだ間中がその場にいたら、証拠隠滅というかちゃんと継ぎ足すようお願いしただろう]*
(642) 2014/06/29(Sun) 14時頃