[ややあって、頼んだサンドイッチとカクテルが届いたなら、
そこに置いて、とサマーチェアの横のテーブルをサングラス越しの視線だけで示す。
なにはともあれ、まずは腹ごなしである。
さっきから地響きのような腹の音が鳴りそうで鳴らなくて…。
一切れ腹に収めたところでカクテルへ手を伸ばす。
おまかせで作ってもらったそれ>>384は、まるで南の海の色のような青。
ほんのり黄色みを帯びていて、いかにもトロピカル。
すげえ、と呟きながらグラスを持ち上げようとして、添えられていたカードに気づいた]
…風と、共に。GWってどういうことだろう。
あ、これうま。
[カクテルがおいしくて、上機嫌な様子でカードを見る。
グラスの水滴が付いたのか、所々濡れているのだが…
それがただの斑模様にも思えず、その部分をすっと濡らしてみた。
浮き上がる電話番号に、思わず口角が上がっていた]
(490) 2014/06/08(Sun) 21時頃