時間かかるやつさっさと乗せましょう。
[やけに獰猛に家でも焼きかねないダンの宣言を隣で聞きながら、乗せとかねえとツマミとして間に合わねえじゃん派の南方は、何の躊躇いもなく野菜だけいくらか網の端へのせる。かわりに「飲んでいいの?」は一応気にして、誰かが一本開け始めるまではビールは開けなかった。]
何してんだろう、あのひと。
[ベンチ傍でハーブの茂みをみて黄昏れているフランクを眺めた。>>429
食い物とビールがあるんで来いと言われて来たつもりであって、普段は喋らない人との新たな交流、会話の切欠、作業を通して人の輪が、なんて美しい希望は、一切知ったことではなかった。
談話室に置き去りにしていた灰皿も、どこかのタイミングでウッドデッキへ持ってきたらしく、短くなった煙草を押し付ける。
徹津にフランクが写真を撮られている様がなんだか間抜けで>>433笑ってしまった。**]
(474) 2014/06/28(Sat) 21時半頃