[と、プリシラが自分みたいなのはどうか?と言って来て。
先程カフェテラスで見た時は、緊張していた様にも見えたし、慎重さが強いかな?と思っていたのだが。
眼帯をしてない方の灰色の瞳は大きく開く。
そして、何度かこくこくと頷いた後、即座に返答する。]
うん、全然OK。
[とてもアッサリとした了承の答えだった。
プリシラは自分の容姿の事や過去の話をして問題無いか、と思って尋ねてきたと思ったので、そちらの意味で答えたつもりだったとか。
こういう時、鈍感なのは玉に傷になってしまうという。]
俺だって恥ずかしい所とかあるんだからなー。
[プリシラばかり自分の事でカミングアウトしていたのだから、此方もちゃんとカミングアウトせねばならない、と思うのだが……。]
いいか、いいか?
絶対、笑うんじゃねぇよ? 絶対だぜ?
[むむむ、と口を真一文字に結び、頬を赤らめながら、プリシラに笑うな、と釘を押したが、果たして大丈夫なのか否か。
どちらにしても、意を決して、シャツを捲り腹部を晒してみたら――――。]
(469) 2014/06/08(Sun) 19時半頃