[買い物の間は何故かよそよそしい雰囲気が流れていて。
博の『好きな人』の話題を再び出すことは困難であるように感じた。
隣の利一にこっそり先程の件について聞いてみようと思っても、その利一もどこか精彩を欠いているようで。>>426]
(そうか。博は好きな奴がいるのか…。)
[結局自身の中で反芻するに留める。
違和感を感じながらも、どうすることもできないまま、籠に品物を放り込む。
肉、惣菜、おにぎり、サンドイッチ、菓子類、etcetc…。
賞味期限は一応確認したが、一日くらいなら許容範囲だろうと割り切って、無造作に重ねて行く。
寿司と団子も忘れずに。
たまに自分の好みの物を発見すれば、こっそり籠の隅に忍ばせる。]
ノニジュース。
[待ったこと自体は大したことではないが。
奢ってもらえるなら喜んで恩恵に預かる。>>427]
(435) 2014/03/24(Mon) 08時半頃