ん…な、に?
クぁ、あ…入って、る……
[達したところで、胎内からずるりと抜け出す感触に、また身動ぎする。
鏡に手を突くよう促されたら、熱を帯びた頭で素直にそれに応える。
鏡の中の虚像と自分の掌が、ぴったりと合わさる。
本物の鏡ならば、虚像と触れた手の合間に鏡の厚み分の隙間ができるものだが、マジックミラーは触れた物と虚像との間に隙間ができないのが主な特徴だ。
職場の取調室などにもあるし、時折姉がマジックミラー付きの小物などを送りつけてきたりするので、知りたくもなかったレベルでそれなりに詳しかったりする]
ン、駄目…だよ。こんな……あ、ァっ…!
[マジックミラーだと気付いているので、ここまでしっかり映し出されるのはさすがに恥ずかしいが。
仕掛けの事を知らないガッチャに説明する事もできず、出入りする一物を鏡越しに見つめながら声を上げる。
マジックミラーの裏にあるだろうカメラの向こうで、誰かにこの痴態を見られていると思えば、なおさらに興奮して。
受け入れてる穴も抜き差しされる棒もあふれ出す白濁も全部鏡に映されながら、耳を噛まれれば、マジックミラーに白濁をぶっかけてしまっただろう]
(410) 2014/06/10(Tue) 22時頃