―北区・埠頭―
[ガクガクする膝を押さえて、苦笑する。
コタロウを探してあちこち走り回り、挙句の果てにこんな遠いところまで来たのだから、無理もない。
疲労によるものだから、少し待てばすぐ動けるようになるだろうと回復を待っていると、秋山>>304が傍へと近づく。何事だろうかと顔をあげると、膝裏に手を差し込まれ持ち上げられる。]
え、えぇ〜?
[バランスを取るために肩に掴まれば、秋山>>380は扉のほうへと歩き出した。
おそらく、先程の自身の提案>>296を叶えてくれるのだろう。]
うう、すみません……
[思わず赤くなる頬を隠すように肩先に額を寄せるが、その顔は完全に隠れることはない。
(かっこわるいなぁ、あたし)
そんなことを考えつつ入った室内のソファに下ろされれば、頭を下げた。]
すみません、ありがとうございました!
(401) 2015/02/15(Sun) 20時半頃