─ 個室 ─
…ふっ、……くすぐったい。
[>>318個室に招かれ、後藤の肩からバスタオルが滑り落ち、それが床にたどり着く前に抱かれ、シャツの中に手を入れられれば、笑いに少しばかりの熱を込めた吐息を洩らして、僅かに身を捩らせた。
店の事を思い出させる言には軽く頷く事で答え、引き込まれるままに後藤と共にベッドへと身を沈める。]
[>>319重なる肌、絡まる脚の感触に、徐々に昂まるものを感じながら、艶めいた吐息を耳に拾えばにこりと笑みを返した。]
あったまるなら何より。
[あたたまると言われればその笑みのままに落として、両腕を後藤の背中に絡めた。
もっと温もりを与える様にと。]
ああ、そっちの海なら快楽に溺れるだけだから、まだ安全ね。
およごっか。
[濡れた舌を耳に感じれば、そのくすぐったさに肩を竦ませ。
提案には一瞬では消えない艶めいた笑みを乗せ、頷きを返した。**]
(396) 2014/06/12(Thu) 19時頃