[>>375親切な元クラスメイトが打ってくれているメールはきっと部屋でソウルフルなラッパーの叫びとともに届いているが、
残念なことに顔洗うのにスマホはもっていなかった。
とりあえず、タオルを肩に引っ掛けたまま、昼の光が爛々としている外の景色を見て、目を細める。]
――……さっさと出て行かないとな。
[つい、そんなことを口にしてしまうのは、なぜなんだろう。
ふと、考え込んでから、また部屋に戻っていく。
部屋に戻れば、メールの着信にそれを開き、
探してもいなかった眼鏡の行方に、しまった、と頭を掻いた。]
『あ、すまん、置いてていい。』
[いろんな意味でこのクソさみしい部屋に誰かこさせるのは気の毒、などと思った思考。
そして、また床に転がって天井のしみを見る。]
片付けるか。
[ぼんやりしてても始まらないので、そうつぶやきつつ、また動く気がない。]
(381) 2014/03/22(Sat) 17時頃