人狼議事

64 さよならのひとつまえ


【人】 測量士 ティソ

 ……ここ、こんな広いんだな

[戸が閉まり、響いていた声の反響も遠くに去れば、ぽつりと呟く。
洗い場で髪を洗えば、朔太郎に整えられた整髪料が湯に溶けていく。
短い前髪を少しだけ弄り、そうしてまたわしゃわしゃと、他の髪と共に洗っていく。
泡が指の間を抜け、滑り落ちる。
響く音は一人分。
決められた時間でもなく、区切られた時間もなく、定められたメンバーでもない。

髪の泡を洗い流し、体を洗えば、一人だという事をいいことに、腰にタオルを巻かずに立ち上がる。
風呂の縁に足をかけ、そのまま、軽く跳躍。

平均並みの身長に、平均並みの体重。
ついた勢いを、浅い湯船は受け止めきれる筈がなく。]

 い、 ……ってぇ……

[立った波の収まらぬ中、一人、尻を擦りながら呟く。
何を、やっているんだろう。
平常心から、とても遠いところにいる気がした。]

(364) 2014/03/24(Mon) 00時半頃

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