[さみしい>>343と言われれば、うぐっと喉が締まったような声を漏らすも、本当のことは話せない。
煮詰まっているうちに、定良の表情もいつもの笑顔に戻ってしまう]
…すまん。
[結局、彼がいるうちに言えたのはそれくらい。
やけに眼の奥に残る、白い背が浴場へ消えれば、ずるずるとロッカーを背に脱力してしまった。
気付けば冷や汗がじとりとまとわりついている。
正直、風呂に飛び込みたい気分だったけど、定良と顔を合わせるのが申し訳ないというか、後ろめたいというか]
えっとその…まじでありがとう、むっちゃん。助かった…
[何はともあれ。
座り込んだまま、へらりと疲れた笑いを浮かべて感謝を述べた。
いや頭下げたほうがいいんだろうけど、ちょっと腰抜けたので。
とりあえず、立てるようになったらカバンへ猫を戻して、脱衣所を出て行くつもり*]
(355) 2014/03/24(Mon) 00時半頃