― 談話室で宇佐美と>>347 ―
[似顔絵の腕前を誇る宇佐美に、微笑ましさからうん、と頷いていると、一瞬で矛先はこちらへ向いていた。
絵の話題からはできるだけ逃れたいが、断るのも妙だ。
間中との会話から一日も経たないせいもあって、どこか気軽になっていたところも、あるのかもしれない。]
……お。やってみ。 どれ、見ててやろ。
[そういって、17秒間の観察の後、生徒の手元を見る時のように、宇佐美がたどたどしくペンを走らせるのを覗きこんだ。]
……………………。 ……んんんん……?
[ちょうど、(="=) ←という顔という顔で首を傾ぐ。]
なんかさあ。最近ココの皺指摘される事増えたよ。
そんな寄ってる?
[眉間の皺を触ってから、コーヒーとメモ紙を受け取った。
宇佐美とコーヒーを啜りながら、まだメモ紙を見ている。
気楽な絵だ。微笑ましいと同時、羨ましい心地さえした。**]
(350) gekonra 2014/07/05(Sat) 22時半頃