人狼議事

28 わかば荘の奇々怪々な非日常


【人】 発明家 源蔵

[ さて、国谷君は私の説明にどんな反応を返したのだったか。若者の反応は、四十を超えた私には中々予想し難いものがある。
戸を叩く音>>310に入室の許可を出すと、髪を結った福原君の姿が見える。「項が綺麗だね」なんて言葉は胸の内だけに留めて――私だって分かる。こういうのを空気を読むと言うのだ――彼女に指示を出した。]

 はは、確かにねえ。
 人は忘れてしまう生き物だから、記憶の引き出しは分かりやすくしておかないと。

[ 成程、福原君は随分と面倒見がいいようだ。口調は幾分か荒いが、その内に宿る思いはとても美しい。彼女の言う通り、いざと言うときに出てこなかった書籍たちが次々と発掘されれば、その懐かしさに目を細めた。]

 嗚呼、それはモダン・ガールの写真が沢山載った本だよ。
 これは中国に出張に行った時に使った旅行本、それが近代建築をまとめた本、近辺の甘味屋を特集した書籍だ――嗚呼、私の初恋の人から貰った本だね、そしてあれは学生から貰った猫の本だ。宝生君に渡す予定だから、そのままにしていておくれ。

(321) 2013/09/02(Mon) 22時頃

← ↓ ■ □

ツール

クリップボード

ピックアップ

>>【】
(0.078 CPUs)
SWBBS V2.00 Beta 8 あず/asbntby
あっぱれ、うっかりアイコン by 小由流
人狼議事キャラセット by りりんら
管理 sol・laななころび